こんにちは、ゆんつです。
僕の家のベランダにはこんな植物があります。
「金のなる木」です。
丸くて肉厚な葉っぱはツヤツヤとした光沢があり、金のなる木を眺めるのが僕の毎日の楽しみになっています。
先日、帰宅して植物に水をあげていたら金のなる木に何か止まっています。
何だ?
ゴマダラカミキリ!
かなり久しぶりに見ました。
小学生の頃。
ゴマダラカミキリを捕まえたら、その日一日は友達の間でヒーローになれた記憶があります。
がっしりとした体に白い斑点。
そして白と黒が交互に配色されている長い触角。
カッコいい!
久しぶりに間近でみるゴマダラカミキリに、僕はすっかりテンションが上がってしまいました。
まるで子供だな
ガッツリ食われてる!
しかし、そんな僕のテンションが一気に下がる光景を目撃しました。
ゴマダラカミキリが止まっていた付近を観察してみると・・・
がっつり食ってる!
「つまみ食い」なんて生易しいものではありません。
人がリンゴをガブっとかじったときの歯形みたいになってます。
食べられた部分の枝はかろうじて幹とつながっていますが、少しでも負荷をかけるとポキッと折れてしまいそうです。
朝見たときにはゴマダラカミキリはいなかったので、日中にやってきて夕方までの間でこれだけ食べたんだと思います。
小さい体で凄い食欲だなぁ
お前といい勝負だな
ゴマダラカミキリは害虫らしい
僕にとってゴマダラカミキリはとてもカッコいい昆虫です。
でもネットで調べてわかったのですが、ゴマダラカミキリは植物にとってかなりの害虫みたいです。
ゴマダラカミキリの成虫は樹木の葉や幹を食べます。
ただ、成虫は姿が見えるだけに駆除もそれほど難しくありません。
一番怖いのはカミキリムシの幼虫。
カミキリムシのメスは樹皮を傷つけて、そこに産卵します。
生まれた幼虫は、1年から2年かけて幹や枝の中をどんどん食い荒らしながら成長していきます。
そして成虫になると、幹に穴をあけて巣立っていきます。
幼虫に内部を食い荒らされてしまった樹木は勢いが衰え、最悪の場合枯れてしまうこともあるそうです。
恐ろしい・・・
このようなことから、果樹園などではゴマダラカミキリは相当恐れられている害虫みたいです。
カッコいい見た目だから益虫っぽい感じがしますが、虫も人も見かけではわからないものですね。
逃がしました
本来ならゴマダラカミキリを見かけたら駆除したほうがいいのかもしれません。
でも、僕にとってゴマダラカミキリは子供時代のイメージのままカッコいい昆虫なのです。
害虫だということはわかりましたし金のなる木も少し食べられてしまいましたが、駆除することはできませんでした。
僕はゴマダラカミキリをつかんではがし
もう来るなよ
と言いながら家のそばの草むらに放しました。
そしてゴマダラカミキリがとまっていたあたりを入念にチェック。
もしゴマダラカミキリがメスで、卵を植え付けていたら大変です。
じっくりと観察しましたが、僕の目視では卵らしいものは無し。
一安心です。
とりあえず今回はゴマダラカミキリを見逃しましたが、もし懲りずにまた来たら。
その時は迷わず駆除しようと思っています。
それでは、またー。
追記:枯れました
この記事を書いてから1年半後。
金のなる木は完全に枯れてしまいました。
原因はゴマダラカミキリの幼虫に幹の中を食い荒らされたこと!
当時の僕の目視では確認できませんでしたが、どうやら金のなる木にはゴマダラカミキリの卵が産み付けられていたようで、その卵から生まれた幼虫が幹の中を食べ進み、それに従い金のなる木はどんどんと元気を失い、最後は枯れてしまいました。
皆さんもゴマダラカミキリを見かけたら、その時だけではなく、その後も注意深く植物を観察してください!
僕の二の舞にならないように!
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