こんにちは、ゆんつです。
クリスマスです。
僕にとってはクリスマスもいつもと変わらない1日でしかありませんが、皆さんいかがお過ごしですか。
クリスマスと言えばプレゼント。
この年になっても、クリスマスの朝だけは目覚めたときに周りを見回してプレゼントが置かれていないか探してしまいます。
あるわけねーだろ
まだサンタクロースを信じていた純粋で真っ白だった小学生のころ。
僕の家では12月に入ると小さなクリスマスツリーを飾るのが恒例でした。
そして短冊に欲しいクリスマスプレゼントを書いて、そのツリーにかけておくのです。
母は言いました。
サンタさんがこれを見てプレゼントを持ってきてくれるからね
僕がいつも短冊に、その当時流行っていたテレビゲームのソフトの名前を書いていました。
短冊を書いてからは、クリスマスが待ちどうしくてたまりませんでした。
サンタよ・・・
クリスマス当日。
朝、目が覚めると枕元には必ずプレゼントが置いてありました。
クリスマスデザインの包装紙に包まれたプレゼントを大急ぎで開けます。
でも、そこには短冊に書いたプレゼントはありません。
置かれているプレゼントはいつも短冊に書いた希望のプレゼントとは真逆の物なのです。
短冊を書いた年に貰ったプレゼントは今でもはっきり覚えています。
1年生の時は「地球儀」。
10回くらい回して飽きたことを覚えています。
2年生の時は掛け算を覚えるためのおもちゃ。
サンタの野郎・・・
3年生の時は「ことわざ事典」というマンガのセット。
これは色々なことわざの意味を4コマ漫画で子供にもわかりやすく説明してくれる本で、希望の商品とは違いましたがまあまあ面白かったです。
そして4年生。
短冊に3回もゲームソフトと書いたのに3回とも希望と違うものを持ってこられたら、いくら馬鹿な僕だって気づきます。
そこで4年生の時には一計を案じました。
僕は短冊にあえて「算数ドリル」と書きました。
これはサンタに対する
どうせ僕が短冊に書いたものはくれないんでしょ!
という当時小学校4年の僕の精いっぱいのサンタに対する当てつけ、というか嫌味です。
こう書いておけばサンタが反省すると思ったのです。
クリスマス当日、枕元には3冊も算数ドリルが置いてありました。
ちくしょう!
ちなみに5年生以降はサンタクロースについていろいろわかり始めたので、短冊に欲しいプレゼントを書いたり枕元にプレゼントを置くという慣習は無くなりました。
クリスマス前に親と一緒に百貨店などに出かけ、クリスマスプレゼントとして洋服や靴などを買ってもらっていました。
結局、クリスマスプレゼントにゲームソフトを買ってもらったことは1度もありませんでした。
大人になってわかった
僕も大人になって今ではプレゼントをあげる立場です。
といっても僕は結婚していないので、兄の息子、つまり甥っ子に毎年クリスマスプレゼントをあげています。
毎年クリスマス前に電話をして
何が欲しい?
と聞きます。
すると彼も子供時代の僕のように
○○(ゲーム)のソフトが欲しい
と言います。
僕は
了解!
といって電話を切ります。
そしてゲームではなく彼が苦手な算数や理科のドリルや参考書を買って、クリスマスに到着するように宅急便で送っています。
プレゼントをあげる立場になってわかりました。
ゲームを買わなかった親は僕に意地悪をしたいわけではなく、僕の将来のことを考えていたのだと!
ゲームを買ってあげることは簡単です。
でも、ゲームをすることで時間を浪費し、やらなければならない大切なことがおろそかになっては大変です!
学生は勉強が本分!
それがわかったので、ゲームを買ってあげたいのはやまやまですが、僕は鬼になって甥っ子にドリルや参考書をプレゼントしているのです。
決して自分と同じ目に合わせたいからやっているわけではありません!
嘘つけ!
クリスマス当日の夜、甥っ子は僕にお礼の電話をかけてきます。
その声は全然嬉しそうではなく、どことなく怒りを秘め、親に無理やりお礼の電話をかけさせられているのが丸わかりです。
でも、これでいいんです。
きっと彼が大人になったとき
ゆんつおじちゃんありがとう!
と言ってくれるはずですから。
皆さんもクリスマスプレゼントに子供が喜ぶゲームなどをあげてはいけません。
ここはひとつ心を鬼にしてドリルや参考書をプレゼントしましょう。
それでは、良いクリスマスをお過ごしください。
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