こんにちは、ゆんつです。
パソコンが古くなって廃棄するとき。
壊れていないハードディスクは抜き取っておいて、それを新しいパソコンで使うというケースがあります。
先日、廃棄したパソコンから抜き取っておいたハードディスクをフォーマットして、新しいパソコンでデータ保存用として使おうと思いたちました。
パソコンにハードディスクを接続し、ハードディスクのフォーマットをしようと「ディスクの管理」画面を開きました。
ハードディスクは3つのパーティションに分かれており、それらのパーティションをすべて統合して1つのボリュームとして使うつもりで「ディスクの管理」を使用してボリュームの削除を行っていたところ、「回復パーティション」だけは右クリックをしても「ボリュームの削除」という項目が現れず削除できませんでした。
むむむ・・・
このままでは、ハードディスクを1つのボリュームとして使用することができません。
調べてみると、回復パーティションは「ディスクの管理」からは削除できず、Windowsに標準で搭載されている「Diskpart.exe」を使用して削除する必要があるようです。
今日は
について書きたいと思います。
ちなみに、僕が使用しているOSはWindows10です。
回復パーティションの削除方法
回復パーティションは、以下の手順で削除することができます。
Diskpart.exeを起動する
スタートボタンの横にある検索ボックスに
と入力すると、「disk part コマンドの実行」が現れるのでクリック。
Diskpart.exeが起動します。
削除したい回復パーティションが含まれているディスクの番号を把握する
Diskpart画面で
と入力してエンターキーを押下。
すると、パソコンに接続されている全てのディスクが一覧表示されるので、ディスク管理の画面と比較しながら削除したい回復パーティションがあるディスクの番号を把握します。
僕の場合、削除したい回復パーティションがあるのはディスク2です
ディスクを選択
削除したい回復バーティションがあるディスクを選択します。
Diskpart画面で
を入力してエンターキーを押下
僕の場合、削除したい回復パーティションがあるのはディスク2なので「select disk 2」と入力することになります
入力した番号のディスクが選択されました。
回復パーティションの番号を把握する
Diskpart画面で
と入力してエンターキーを押下。
選択したディスクにあるパーティションが一覧表示されるので、「Type」が「回復」になっているパーティションの番号を把握しておきます。
僕の場合、回復パーティションはパーティション2にありました
削除する回復パーティションを選択する
削除する回復パーティションを選択します。
と入力してエンターキーを押下
僕の場合、回復パーティションはパーティション2にあったので「select partition 2」になります。
削除予定の回復パーティションが選択されました
回復パーティションを削除する
回復パーティションを削除します。
Diskpart画面で
と入力してエンターキーを押下。
もし、これで回復パーティションが削除できた場合は、ここで作業終了です。
エラーが出た場合
僕の場合、「delete partition」と入力してエンターキーを押下すると
仮想ディスク サービス エラー
force protected パラメータを設定しないと、保護されたパーティションは削除できません
というメッセージが出て回復パーティションが削除できませんでした。
このようなエラーメッセージが出た場合、
と入力してエンターキーを押下。
これで、回復パーティションが削除されました!
ディスク管理を見てみると、作業前まで回復パーティションだった部分が削除され、全体が「未割り当て」になっています。
あとは、このディスクをフォーマットすれば、1つのボリュームとして使用することができるようになります。
やったぜ!
まとめ
というわけで、回復パーティションの削除方法について簡単に説明しました。
まとめると
- ディスク管理では回復パーティションを削除できない
- 回復パーティションの削除にはDiskpart.exeを使用する
- 削除時にエラーメッセージが出た場合は「delete partition override」で削除
という感じになります。
何かの参考になれば幸いです。
それでは、またー。
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