こんにちは、ゆんつです。
僕は歩くことが好きなので、よくウォーキングをしています。
僕がいつも歩いているウォーキングコースにはいくつかの公園があります。
それらの公園を通るときにいつも思うのは
公園で遊ぶ子供が少なくなったなぁ
ということ。
僕が少年時代は子供が沢山公園で遊んでいたものですが、今の公園にはあまり子供の姿が無いのです。
公園は子供が主役ですが、その主役がおらずガランとした公園を見ると、なんとなく寂しい思いがします。
先日、ウォーキングの開始地点に設定している公園で、珍しく小学校5、6年くらいの男の子が3人で遊んでいました。
僕はウォーキング前のストレッチをしつつ
子供が遊んでるの珍しいな
と思いながら、彼らの遊びを何気なく見ていました。
その彼らがやっていた遊びはとてもバカっぽく、僕は大笑いしてしまいました。
オータニサーン!
3人の男の子たちは、バッター、ピッチャー、守備に分かれて、柔らかいボールとプラスチックのバットで野球をしていました。
ピッチャーが投げて、バッターが打つ。
バッターが打った瞬間、3人は声を合わせて
オータニサーン!
と叫ぶのです。
説明はいらないと思いますが、「オータニサーン」というのはメジャーリーグで大谷選手がホームランを打ったときに、アメリカ人のアナウンサーの方が叫んでいたフレーズです。
きっと、彼らはスポーツニュースなどでそのシーンを見て真似をしているのでしょう。
ただ、彼らはホームランのような良い当たりではなくても、バットにボールが当たったらボテボテのゴロでも
オータニサーン!
と叫ぶのです。
バッターが1回打ったら持ち場をローテーションで交代し、別の子がバッターになります。
そして、またバットにボールが当たったら
オータニサーン!
と叫びます。
彼らはそれを延々と繰り返しているのです笑)
守備の子がボールを拾ってピッチャーに投げ返すときにも「オータニサーン!」と叫ぶ始末。
まるで「オータニサーン」以外の言葉を知らないかのようです。
僕は最初に見たとき
何やってんだこいつら
と思っていましたが、何かにとりつかれたように「オータニサーン!」と叫ぶ彼らを見ているうちにだんだんと面白くなってきました。
ただ、僕もウォーキングをしないといけないので、「オータニサーン!」と叫ぶ彼らを背に公園から出ました。
増殖してた!
約1時間くらいウォーキングをして出発地点の公園に戻ると、3人だった彼らは5人に増え、相変わらず「オータニサーン!」を続けていました。
僕がウォーキングをスタートする前からやっていたので、1時間以上この遊びをしていることになります!
バカすぎる(笑)
そして「オータニサーン!」と叫び続けたことで一種のトランス状態に突入しているのか、「オータニサーン!」と言うたびに自分たちでゲラゲラ笑っているのです。
たぶん、自分たちでもわけがわからなくなってるんだと思います(笑)
それを見た僕もつられて笑ってしまい、その日は一日そのことを思い出しては楽しい気分に浸ることができました。
そういえば似たような事やってたな
僕は彼らがやってた「オータニサーン!」を見て、最初
こいつらアホと違うか
と思いましたが、そういえば僕も子供の頃に似たようなことをやっていました。
それは「原始人ごっこ」という遊びで、遊びの間中は「ウホウホ」しか言ってはいけないという遊びでした。
その原始人ごっこを続けていると、時間の経過とともに「ウホウホ」いうのが面白くなってきて、1時間くらいすると「ウホウホ」言うだけで全員が大笑いするようになるのです。
僕たちと同じレベルだったんだね
きっと、僕らがやっていた「ウホウホ」と、彼らの「オータニサーン!」は同じ効果があるんだと思います。
とにかく、彼らのおかげで面白い1日になりました。
少年たちよ、ありがとう!
それでは、またー
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