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僕が「いだてん」を見る理由

雑記

こんにちは、ゆんつです。

現在NHKで「いだてん」という大河ドラマが放送されています。

僕はこのドラマが始まるまでは大河ドラマを一度も見たことがありませんでした。

でもこの「いだてん」だけは毎週見ています。

ゆんつ
ゆんつ

視聴率はあまり良くないみたいですけどね

何故か。

このドラマには現在のところ「金栗四三」と「古今亭志ん生」という2人の主役がいます。

僕は2人の主役のうちの1人「古今亭志ん生」という落語家がとても好きなので、生まれて初めて大河ドラマを見ているのです。

僕が志ん生を好きな理由

それは「メチャクチャな人生を送りながら名人まで上り詰めた」からです。

ここに「びんぼう自慢」という本があります。

びんぼう自慢

古今亭志ん生が自身の半生を語り下ろしたものをまとめた本で、生まれた時から名人になるまでの道のりが詳しく書かれてます。

とても面白い本で、何度読み返したか解りません

この本の中では志ん生のメチャクチャなエピソードがたくさん登場します。

先ほど紹介した「貧乏自慢」から引用すると

新婚2日目で女郎買いへ

当時の落語家の符丁で「チョーマイ」というのが「女郎買い」を意味する言葉だったそうです。

そんな符丁は素人のからお嫁にきた奥さんにはわかるはずはありません。

奥さんはチョーマイを落語家の勉強会か何かと勘違いし、「友達とチョーマイに行くから金をくれ」という志ん生にお金を渡します。

そして志ん生は奥さんから貰ったお金で新婚2日目にして友達と女郎買いにいくのです。

これ以外にも「博打」の符丁として「モートル」という言葉もあり、奥さんは「チョーマイ」や「モートル」と言われては勉強会と勘違いしお金を渡すのです。

こんなことばかりしていたので、奥さんの嫁入り道具は1ヶ月半で家から無くなったそうです。

寄席の経営者が貸してくれたお金を吉原と博打と酒に使い込む

志ん生になるまでには何度か改名をしています。

これは、志ん生になるずっと前に「馬きん」という名前で真打ちになったころの話です。

真打披露には新しく衣装を新調したり、関係者に配る手ぬぐいや扇子などの作成でいろいろとお金がかかるのですが、志ん生にはそんなことをするお金がありません。

そんな志ん生を見て、寄席の経営者がそのお金を用立てます。

ところが志ん生はそのお金で真打披露のための衣装は作らず、吉原に飛び込みます。

そして更に酒と博打で散在します。

スッテンテンになり、結局真打披露のための衣装は1枚も作りませんでした。

そのことを寄席の経営者に責められると

「自分から銭を貸してくれと言ったわけじゃない。勝手に貸してくれた金でしょう。」などと言い返し、さらに「はなし家は身なりを見せるものじゃない。芸で納得させればいいでしょう」とタンカを切って寝巻のような汚い着物で高座に上がります。

ゆんつ
ゆんつ

信じられますか?

そんなタンカを切っただけあって志ん生も力を入れて熱演し、高座の出来は上々で満員のお客さんは誰一人席を立つものもなく連日満員だったそうです。

ゆんつ
ゆんつ

ちゃんと結果を出すのが凄い!

関東大震災の最中に酒屋に飛び込んで酒を飲む

関東大震災が起きた時。

志ん生は避難するのではなく財布を持って近所の酒屋に飛び込みます。

そんな行動をした理由は「地震で酒瓶が割れて東京中の酒が地面にしみ込んで無くなってしまう」と思ったからです。

えーっ!!

酒屋につくと酒屋の主人は避難に精一杯で商売どころではありません。

「金はいらないので好きなだけ飲んでくれ」と言い残して店主は逃げます。

志ん生は酒樽の栓を抜いて1升ますでグイグイと酒をあおります。

ゆんつ
ゆんつ

大震災のまっ最中にですよ!

飲んでいる最中にも棚からは酒瓶がどんどん落ちてきて割れています。

納得いくまで飲んだ志ん生は、まだ割れていない酒瓶を2,3本持って千鳥足で家に帰り奥さんに大目玉を食らうのです。

これらのエピソード以外にも

・師匠から借りた着物を質に入れる

・興行のために前金で貰ったお金を全部使いこむ

などハチャメチャな行動はまだまだたくさんあります。

とにかく酒と博打と吉原に金を使い込んでしまう癖があるのです。

まるでマンガの世界でしかありえないようなメチャクチャな事を実際にやった男。

それが古今亭志ん生です。

こんな絵にかいたような「ダメ人間」ですが、奥さんは離婚はしませんでした。

それは、

どんな時でも落語の稽古だけは忘れずに真剣にやっていた

からだそうです。

生活はメチャクチャでしたが落語の実力は売れる前から認められていたようで、周囲の噺家仲間の評判も「才能があるのに、性格が強情でずぼらで大変もったいない」というものだったようです。

そんな志ん生が少しずつ売れ始めたのは40歳頃からです。

第二次世界大戦末期には満州への慰問にも行きます。

そのままその地で終戦を迎え満州から引き上げてきたときにはすでに57歳。

そしてこの頃、ラジオが全盛期を迎えつつあり落語家はどこの局でもひっぱりだこでした。

ここから志ん生は落語家としての全盛期を迎えます。

志ん生になるまでに改名した回数は実に16回。

そんなハチャメチャで晩成の名人が「古今亭志ん生」なのです。

身内にはいてほしくないね

名人というのはある1つのことにかけては神様のような技量をもっていても、それ以外はからっきしで、あけっぴろげに言えば「クズ」という人が多い気がします。

浮世絵の天才「葛飾北斎」も性格的にはかなり難がある人だったようです。

常人に真似できないほどの強烈な個性と才能は、きっとそういう人にしか宿らないんだと思います。

だから名人というのは私生活はメチャクチャでいいのだと思います。

「作品は素晴らしいけれど、身内にいるととんでもない目に合う」のが名人という人だと僕は勝手に思っています。

現在いだてんの中に登場する志ん生はまだ駆け出しの時代です。

これから時代がどんどん進んでいく中、志ん生がどのように描かれるのか。

僕は毎週それを楽しみにして「いだてん」を見ています。

ゆんつ
ゆんつ

視聴率が悪かろうと最後まで見ますよ

あと「びんぼう自慢」という本は本当に面白いので興味がある方は是非読んでみてください。

志ん生の破天荒なエピソード話が満載で、最後まで全く飽きずに読める名著です。

それでは、またー。

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