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面白かったなぁ「いだてん」

雑記

こんにちは、ゆんつです。

2019年12月15日。

NHKの大河ドラマ「いだてん」が最終回を迎えました。

僕はこれまでの人生で一度も「大河ドラマ」というものを見たことがありませんでした。

でも3人の主人公の1人「古今亭志ん生」が好きなので最初から最後まで毎週欠かさずに「いだてん」を見ました。

視聴率的にはかなり苦戦したようですが、僕にとってはとても面白いドラマで毎週日曜日が来るのが楽しみでした。

そして最終回を見て

ゆんつ
ゆんつ

ああ、1年間楽しかったなぁ

と満足感でいっぱいでした。

今週はいだてんが無いので、ちょっとした「いだロス」になっています。

今日は面白かった「いだてん」について、ざっくばらんに書きたいと思います。

僕が一番好きだった回

面白かった回は沢山ありますが、僕が一番好きな回は「人見絹江」という女性ランナーの話です。

当時の女性としては大柄で卓越した運動神経をもっていた人見絹江。

元はテニスの選手でしたが陸上に転向すると、世界記録を次々と塗り替えていきます。

でも周囲の人たちは、そんな彼女を走れば「バケモノ」跳躍すれば「バッタ」などと揶揄します。

そんな心無い声に落ち込む彼女に、師である二階堂トクヨは「女子スポーツに革命を起こせ!」と激をとばします。

そして日本人の女性選手として初のオリンピック出場!

世界記録を塗り替えるくらいの能力なので当然メダルを期待されます。

ところが一番メダルを期待されていた100mで惨敗してしまいます。

「このままでは帰れない。やっぱり女はダメだと言われてしまう・・・。自分のせいで日本の女子選手の希望が経たれてしまう・・・」

彼女は泣きながら経験のない800mへの出場を直訴します。

監督や男子選手は反対しますが、その熱意に監督は800mへの出場を認めます。

そして彼女に「足が動かなくなったら腕を振れ」とアドバイスします。

800m本番。

前半はスピードを抑えて走ってスタミナを温存し、後半から追い上げる作戦でした。

そしてレース。

作戦通り後半順位を上げる人見。

でも、初めての距離に足はどんどんと重たくなってきます。

それでも彼女は腕を振り続けます。

そして倒れ込むようにゴール。

結果は2位。

初めての距離にもかかわらず見事な銀メダルでした。

ここまでのシーンを見て僕は、オリンピック後の人見絹江の人生には幸せな日々が待っているのかと思いっていました。

ところが、それから3年後。

24歳の若さで人見絹江は他界しました。

死因は「乾酪性肺炎」という病気だったようです。

ゆんつ
ゆんつ

・・・

あまりにもはかない人生でしたが、彼女が切り開いた道が現在も未来に向かって伸び続けています。

僕が思う視聴率が上がらなかった原因

「いだてん」は初回から回を追うごとに視聴率が落ちました。

その原因分析は人によってさまざまでしょうが、僕は

ドラマ前半の主人公2人「古今亭志ん生」と「金栗四三」が人間的にクセがありすぎて共感が得られなかった

からじゃないかなあと思います。

まず「古今亭志ん生」ですが自伝など読むと良くわかるのですが、落語の名人でなければただの「クズ」です。

  • 師匠の着物を質に入れる
  • 奥さんの嫁入り道具を質に入れる
  • 奥さんが仕立て屋の内職をしているときに客からあずかった反物や着物を質に入れる
  • 真打披露の為に貸してくれたお金を使い込む

そうして得たお金の使い道は「飲む打つ買う」の三道楽。

とにかくメチャクチャな人なのです。

古今亭志ん生の自伝を読んでいると志ん生の凄さよりも

ゆんつ
ゆんつ

奥さんよく離婚しなかったなぁ

と奥さんの我慢強さに感心してしまうくらい、奥さんや周りの人に大変な迷惑をかけ続けた人なのです。

実際ドラマの中の志ん生も若かりし頃の奥さんに大変迷惑をかけていました。

志ん生の落語が好きな人ならそれでも受け入れられるでしょうが、知らない人は受け入れられなかったんじゃないかと思います。

そして金栗四三。

ドラマの中の「金栗四三」は家族の事をほとんど顧みずに常にオリンピックのマラソンの事ばかり考えているような人でした。

オリンピック出場のための資金を実家に無心をしたり(まあこれは国が出すべきだとは思いますが)、結婚後もマラソンに専念するため実家の熊本には戻らずに奥さんの実家から仕送りを受けるなど周りの人にいろいろと負担をかけます

しかも、その仕送りで後輩におごったりするのです。

僕が「いだてん」の中で一番嫌いなシーンがあります。

それはオリンピックのために単身東京でマラソンの練習を続ける四三の力になるために、熊本の実家から妻の「スヤ」が上京してきたときの事です。

上京してきたスヤを見て四三は喜ぶのかと思いましたが、口からでてきたことばは「帰れ」でした。

そしてスヤは言われた通り熊本に帰っていきます。

今のように交通機関が発達している時代ではないのです。

当時の熊本から東京への移動はとても大変だったと思います。

しかも奥さんの実家からは多大な援助を受けているのです。

それなのに追い返したのです。

僕はテレビに向かって

ゆんつ
ゆんつ

クズ野郎が!

と毒づいていました。

それまでにも金栗四三に対し

ゆんつ
ゆんつ

この人ちょっとおかしいな

と思うことがありましたが、この1件が決定的となり僕は最後まで金栗四三に良い印象を持つことが出来ませんでした。

ゆんつ
ゆんつ

キャラクターとしては面白い人でしたけどね

奥さんは皆偉かった

古今亭志ん生、金栗四三、田畑政治。

この3人に共通するのは「性格にかなりクセがある」ということと「奥さんがとても凄い」ということです。

こんなクセのある人たちの影になって、一生懸命に支え続けるのです。

ゆんつ
ゆんつ

僕が奥さんなら3か月もたずに別れてます

僕はこのドラマを見ながら、性格的にかなり難がある亭主を陰で支え続けた奥さんの偉大さにいつも感心していました。

1964年東京オリンピックの色んなことを知れてよかった

最初の東京オリンピックが開催されたのは1964年。

僕が生まれるかなり前です。

正直「いだてん」を見るまでは、1964年東京オリンピックの事はほとんど知りませんでした。

でも、「いだてん」のお陰で1964年東京オリンピックの色んなことを知れました。

東洋の魔女と呼ばれた女子バレーの選手たちはメチャクチャなあだ名で呼ばれていたこと

ブルーインパルスが空に描いた五輪のマークは練習では失敗続きで、開会式当日に初めて成功したこと

コンゴの国歌の楽譜がなかったので電話で聞いて譜面におこして演奏したこと

閉会式はきちんと行進する予定だったのが、競技を終えた選手が解放感から勝手気ままに閉会式の入場を行い、かえってそれが世間からは好感をもたれたこと

などなど、この番組を見なければ知らないことが沢山ありました。

「2020年東京オリンピック」に向けて良い復習ができたような気がします。

あの人はどこへ?

古今亭志ん生が登場するので見始めた大河ドラマ「いだてん」

正直僕は志ん生目当てで、オリンピックはどうでも良かったのです。

でもドラマを見ていくにつれて、自然と日本のオリンピックの歴史に興味を持てるようになっていました。

人生で初めて大河ドラマというものを見ましたが、最後まで面白く見ることが出来ました。

制作した人たちに「ありがとうございました」と「お疲れさまでした」という言葉を贈りたいです。

ところで、僕はドラマが終わった今でも気になっている登場人物がいます。

それは「美川くん」という金栗四三の同級生のキザ男です。

満州の船着き場で怪しい商人になっている彼を見たのが最後でしたが、彼はあれからどういう人生を送ったのでしょうか?

無事に日本に帰れたのでしょうか?

それとも中国で怪しい商人のまま過ごしたのでしょうか?

気になって仕方ないですが、眠れないという程ではないです。

ゆんつ
ゆんつ

ぐっすり寝てます

というわけで、「いだてん」についていろいろと思うことを書いてみました。

それでは、またー。

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