プッチンプリンの苦い思い出

雑記

こんにちは、ゆんつです。

僕はスーパーに行くと必ず冷蔵コーナーに立ち寄ります。

牛乳やチーズ、野菜ジュースなど、毎日の僕の食生活に欠かせないものが置かれているからです。

冷蔵コーナーにはゼリーやプリンなども置かれています。

プリン売り場には必ずあるのがこれ。

皆さんおなじみの「プッチンプリン」です。

僕は冷蔵コーナーでプッチンプリンを見るたびに、必ず思い出すちょっと切ない出来事があるのです。

今日はその話を聞いてください。

聞いてやってください

クラスでCMが大流行

中学生の頃の話です。

僕たちのクラスではあるCMが流行していました。

それは、このCM。

グリコ  プッチンプリン CM スキャットマン 1995 Scatman John

スキャットマンの「プッチンパポペ・・・」という歌に合わせて、いろんな人が踊るプッチンプリンのCMです。

ノリが良くてわくわくするような曲と楽し気なダンスは僕たちを魅了しました。

そして、クラスの男子の間ではこんな遊びが流行りました。

それは休憩時間などに男子の誰かが「エビバデ、プッチーン!」と叫ぶと、その子を中心にほかの男子が集まり「プッチンパポペ・・・」と歌いながらプッチンプリンのCMのダンスを真似るというものです。

休憩時間になると仲の良いもの同士で小さなグループができますが、誰かが「エビバデ、プッチーン!」と一声叫ぶと、そんなグループの垣根は取り払われ多くの男子が集まって歌いながら踊りだします。

そんな不思議な一体感とテンションが何故かやたらと楽しく、毎日4,5回は教室のどこかから「エビバデ、プッチーン!」の叫び声が上がりました。

もちろん冷めた目で見て参加しない子もいましたが、多くの男子がこの遊びに参加しました。

僕もお調子者だったのでので「エビバデ、プッチーン!」という声を耳にすると、すぐにダンスの輪に加わって踊っていました。

僕も叫びたい!

そんな遊びが流行りだしたある日。

僕の胸にむらむらと野心がわき上がってきました。

それは

ゆんつ
ゆんつ

僕もエビバデ、プッチーンって叫びたい!

というものです。

遊びのきっかけとなる「エビバデ!プッチーン」は学級委員長やちょっと運動部のキャプテンなどのリーダーシップのある子が叫ぶのが常でした。

彼らが「エビバデ!プッチーン」と叫ぶと、僕も含めた男子の多数が彼らの周りで踊るのです。

一声で皆を躍らせる。

まるで王様みたいです。

そんな立場に一度僕もなってみたかったのです。

僕は

ゆんつ
ゆんつ

今日は僕も叫ぶぞ!

そう心に決めて学校に行きました。

決行

1時間目の授業が終わり休憩時間になりました。

先生が教室から出て行ったのを見計らって僕は口を開きました

ゆんつ
ゆんつ

エビバ・・

男性

エビバデ、プッチーン!

ドキドキしていた僕は大きな声が出せず、クラス委員長の大声の「エビバデプッチーン」にかき消されてしまいました。

たちまちクラス委員長の周りに男子が集まり歌って踊り始めます。

僕は

ゆんつ
ゆんつ

次の休み時間は絶対失敗しないぞ!

と胸に秘めながら、その踊りに参加しました。

そして2時間目の授業が終了して休憩時間になりました。

先生が出て行った直後。

僕は大きく息を吸い込んで、渾身の力を込めて

ゆんつ
ゆんつ

エビバデ、プッチーン!

と叫びました。

でも、誰も僕の周りに来て踊り始めません。

まわりの男子は皆おどろいたような顔をしています。

僕の頭の中は

ゆんつ
ゆんつ

やばっ、誰も来ない。

余計なことするんじゃなかった。

という思いで一杯になりましたが、後の祭り。

身の程知らずの恥ずかしさは灼熱の炎となって僕の体を包み、体中が熱く火照り額からは脂汗が噴き出します。

でも、もうここまで来たら引き下がれません。

ここでやめたら僕の負けになってしまいます!

もう負けてるだろ

そこで僕は

ゆんつ
ゆんつ

いや、別に皆に踊って欲しかった訳じゃないし

ただ無性に叫びたかっただけだし

というアピールをするために

ゆんつ
ゆんつ

エビバデ、プッチーン!

を大声で連呼しながら教室を出ました。

そんなんで誤魔化せるわけないだろ!

僕が教室から出たとたん。

クラスメイトの笑い声が聞こえてきました。

それでも僕は失敗したわけじゃないというアピールのために廊下でも

ゆんつ
ゆんつ

エビバデ、プッチーン!

と大声で連呼しながらトイレに行きました。

連呼をしながら入ったトイレには偶然不良が何人かタムロしていました。

慌てて叫びをやめたものの、時すでに遅し。

不良のうちの1人が

不良
不良

うるせーんだよ!何がプッチンだ

と言い、僕のケツを思いっきり蹴り上げました。

僕の号令で誰も踊ってくれないわ、不良にケツを蹴られるわ「泣きっ面に蜂」とはまさにこのことです。

トイレからの帰り道。

男性

本当にこれがさっきエビバデ、プッチーン!と叫んでいた男なのか?

と周囲が思うくらいに静かに教室に戻りました。

教室に戻ると、クラスメイトが僕をにやにやして見てきます。

僕は誰とも会話をせずに自分の席に直行し、そのまま机の上に突っ伏して寝たふりをしました。

学校にミサイルが落ちてくることを願いながら。

その出来事があってから。

僕には「ひとりぼっちんプリン」という異名が付きました。

無理をしない

以上がプッチンプリンに関する僕の苦い思い出です。

ただ、この出来事から学んだこともあります。

それは

出過ぎた真似をしてはいけない

というものです。

人はそれぞれの大きさの器をもっています。

その器以上のことをしようとすると、大やけどをしてしまうのです。

無理をしてはいけません。

僕はクラスメイトにプッチンプリンを躍らせる器ではなかったのです。

おおげさなんだよなぁ

今でもプッチンプリンを見ると、あの時の光景を鮮やかに思い出します。

甘くておいしいプッチンプリンですが、僕が食べるとほろ苦い青春の味になります。

ゆんつ
ゆんつ

でも好き!

それでは、またー。

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