こんにちは、ゆんつです。
僕は昨年(2020年)の夏に自作したPCをメインで使っています。
そのPCのマザーボードはASRockの「B450 Steel Legend」でBIOSのバージョンは3.40。
最近、Windows11が公開されました。
Windows11が導入できる要件の1つに
トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0が有効になっていること
というものがあります。
TPMはセキュリティに関するモジュールで、PCの安全性を高める機能があるようです。
詳しいことは僕にはわからないので、しっかり理解したい方は以下の専門的な解説ページをご覧ください(笑)
ともかく、Window11にするためのTPM2.0が有効である必要があります。
自分のPCでTPM2.0が有効になっているかどうかを調べたい場合、デバイスマネージャーから確認することができます。
デバイスマネージャーを開くと「セキュリティデバイス」という項目があるのでクリック。
TPM2.0が有効な場合は「トラステッド プラットフォーム モジュール 2.0」という表記があるはずなんですが、どうやら僕のPCでは有効になっていないようです。
マザーボードにB450 Steel Legendを使っている場合にTPM2.0を有効にする方法を調べてみると
- BIOSの設定変更によりTPM2.0を有効にする
- BIOSのバージョンを現時点(2021年10月上旬)で最新の4.20にするとデフォルトでTPM2.0が有効になる
ということが解りました。
僕はいずれWindow11にしたいので、どちらかの方法でTPM2.0を有効にしなければなりません。
どっちの方法にするかなあ
先ほども書いたように僕のBIOSのバージョンは3.40で、2020年6月に公開されたものです。
それから、もう1年以上も経過し、その間にBIOSは5回もアップデートされています。
僕は新しいBIOSが使ってみたいので、BIOSのアップデートをすることに決定しました!
というわけで、今日は
にチャレンジしてみたいと思います。
BIOSのアップデートは自己責任で
BIOSのアップデートは、失敗してしまうとパソコンが何の役にも立たないただの箱になってしまいます。
Asrockのサイトにも
システム運行が良い場合はアップデートBIOSアップデートをお勧めしません。ASRockはダウンロードあるいはBIOS更新過程中に不適切な操作により引き起こされるいかなる損害に対して責任を負いません。
と書かれています。
もしBIOSのアップデートを行う場合は、失敗のリスクや保証を受けられないリスクを十分に踏まえたうえで自己責任でおこないましょう。
BIOSアップデート
AsrockのWEBサイトに記載されているBIOSアップデートの手順でアップデートしたいと思います。
BIOSをダウンロードして解凍する
ASRockのWEBサイトでBIOSをダウンロードします。
該当するBIOSのバージョンのグローバルというリンクをクリック。
BIOSアップデートに関する注意事項が記載されたメッセージが現れるので、確認して「OK」をクリック。
BIOSが入ったZipファイルがダウンロードされます。
BIOSをUSBメモリに入れる
ダウンロードしたZipファイルを解凍すると、以下のようなBIOSファイルが現れました。
このBIOSファイルをUSBメモリーに入れ、そのUSBメモリーを使ってBIOSをアップデートします。
公式サイトのアップグレード手順では、BIOSファイルはFAT32システムのUSBメモリーに入れるように記載されていたので、FAT32でUSBメモリをクイックフォーマット。
フォーマットが完了したら、先ほどZipファイルを解凍して現れたBIOSファイルをUSBメモリーに移動します。
これで、BIOSアップデートの準備は完了です
備考:使用するメモリの容量に注意!
以下の画像は64GBのUSBメモリのフォーマット画面ですが、フォーマットの形式が「exFAT」か「NTFS」だけでFAT32がありません。
どうやら、USBメモリーが32GBより大きくなるとFAT32でのフォーマットができなくなるみたいです
ですので、BIOSのアップデートには32GB以下の容量のUSBメモリが必要となります。
僕の場合、64GBのUSBメモリの他に昔に購入した4GBのUSBメモリを持っていたので、無事にFAT32でのフォーマットができました。
BIOSをアップデートする
BIOSが入ったUSBメモリをPCに挿したままの状態でPCを再起動します。
PCが再起動する際にキーボードのF2キーを連打してBIOS設定画面に入ります。
「Tool」をクリック。
「Instant Flash」をクリック。
すると、自動的にUSBメモリに入っているファイルが指定されるので、「Update」ボタンをクリック。
Updateするかの確認ダイアログが出るので「Yes」をクリック。
BIOSのアップデートが始まります。
アップデート中はPCを触らずに、アップデートが完了するのを待ちます。
完了しました。
OKボタンをクリックするとPCの再起動が始まります。
無事、Windows10が起動しました。
BIOSのバージョンを確認すると、無事4.20にアップデートされていました!
やったぜ!
ここまででBIOSのアップデートは成功していますが、公式サイトの解説では再度BIOS設定画面に入り、BIOSを初期設定値に戻してセーブするように書かれているのでその通りにします。
PCを再起動し、またF2キーを連打してBIOSの設定画面に入ります。
BIOS設定画面でもBIOSのバージョンは4.20になっています。
キーボードのF9を押すと「Load UEFI BIOS Defaults」というBIOSを初期設定値に戻すかどうかのダイアログが現れるので、「Yes」をクリック。
続いてF10キーを押すと「Save Change and Exit」というBIOSの設定を保存して終了するかどうかのダイアログが現れるので、「Yes」をクリック。
PCが再起動し、Windowsが起動します。
以上で、公式サイトに記載されていたBIOSのアップデート手順は完了です!
TPM2.0が有効になったかどうかを確認
BIOSのアップデートが終わったので、TPM2.0が有効になっているか確認します。
デバイスマネージャーを開いて、セキュリティーをクリックするとBIOSが3.40の時には有効になっていなかったTPM2.0が有効になっています!
これでWindows11にアップグレードできる要件を1つ満たすことができました
やったぜ!
というわけで、B450 Steel LegendのBIOSのアップデートは無事完了し、TPM2.0も有効になって目的を達成することが出来ました。
いずれ時期を見て、このPCをWindows10からWindow11にアップグレードしようと思います。
それでは、またー。
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