こんにちは、ゆんつです。
僕は年に何度かお風呂のお湯を入れているのを忘れてしまい、浴槽からお湯を溢れさせてしまうことがあります。
お湯を入れながら別の用事をしていて、そちらに夢中になってお湯を入れていることを忘れてしまうことが原因です。
もし、お湯が適量入ったら知らせてくれるようなアイテムがあれば。
お湯を溢れさせて水の無駄遣いをするのを防ぐことができます。
ネットで調べてみると、水が一定量まで入るとブザーが鳴って教えてくれる「お風呂ブザー」を電子工作で作れることがわかりました。
電子工作をするなら、実際に自分の生活に役立つものを作る方がモチベーションもあがります。
というわけで、実際にお風呂ブザーを作ってみることにしました。
今日は
に挑戦したいと思います。
お風呂ブザーの材料
お風呂ブザーの作成に使用する材料は以下の通りです
- 電子ブザー(UDB-05LFPN)× 1
- 150Ω抵抗 × 1
- トランジスタ(2SC1815) × 2
- モノラルミニプラグ × 1
- シールド線 70cmくらい
- 単3×2の電池ボックス × 1
- ユニバーサル基盤
お風呂ブザーの回路図
お風呂ブザーの回路図は以下のような感じです。
回路図の参考にさせていただいたのは、以下のサイトです。
モノラルプラグを浴槽の希望する水位に配置し、そのモノラルプラグが浸水するとショートしてブザーが鳴って知らせてくれる仕組みになっているみたいです。
ブレッドボードで試作
まずはブレッドボードを使って試作してみます。
回路図を見ながらブレッドボードに部品を配置するとこんな感じになりました。
ブレッドボードでは、モノラルプラグの代用として2本のジャンパーコードを使用してみます。
この2本のジャンパーコード(赤と黒のコード)の先端を水につければブザーが鳴るはずです。
動作確認
正常に動作している場合、モノラルプラグ代わりのジャンパーコード2本を水に浸けたら音が鳴るはずです。
ジャンパーコードを水に浸けると、きちんと音が鳴りました!
そして、ジャンパーコードを水から出すとブザーは鳴りやみました。
ブレッドボードでの試作は上手く行ったようです!
OK!
あとは、ブレッドボードの試作を参考にして、実際にユニバーサル基盤に部品をはんだ付けしていくだけです。
電子工作開始!
ユニバーサル基盤に部品をはんだづけしていきます。
実は、ユニバーサル基盤を使うのは今回が初めて!
ドキドキ
これまでの電子工作は電子工作キットの基盤を使っていたので、基盤には回路が描かれており、僕は決められた場所に部品を配置してはんだ付けをすればOKでした。
でも、ユニバーサル基盤は電子工作キットの基盤とは違い、はんだ付けのための銅はくで縁取られた穴が点々と空いているだけ。
穴と穴は繋がっておらず、パーツとパーツを繋ぐ回路はスズメッキ線やパーツを切り取った時に出る足などを使って自分ではんだ付けをして作るのです。
無器用な僕にできるでしょうか?
とりあえず、各種パーツのはんだ付けをして、その後でパーツとパーツを繋いでいきたいと思います。
部品のはんだ付け
まず、ブザー、トランジスタ、抵抗をユニバーサル基盤にはんだ付けしました。
続いてシールド線をモノラルプラグをはんだ付けし、そのモノラルプラグがついたシールド線をユニバーサル基盤にはんだ付けしていきます。
シールド線をむいて
シールド線に予備はんだ
モノラルプラグとシールド線をはんだ付け。
モノラルプラグとシールド線がつながって、ブザーを鳴らすためのセンサーが完成しました。
このモノラルプラグのセンサーをユニバーサル基盤にはんだ付けします。
以上で、電池ボックス以外の部品のはんだ付けが終わりました。
電池ボックスは、電池ボックス以外のパーツを配線して最後に取り付けようと思います。
パーツ同士を配線する
配置したパーツ同士を配線していきます。
配線に使用するのは、これまでの電子工作で出たパーツの足です。
電池ボックス以外のパーツを回路図の通りにつないでいくと、以下のような感じになりました。
最後に電池ボックスをはんだ付けし、電池ボックスまでの配線をしました。
以上で、全てのパーツのはんだ付けと配線が完了!
それほどパーツ数や配線数は多くないのですが、無器用な僕はここまでで2時間以上かかりました(笑)
何度も失敗しました
ユニバーサル基盤はあちこちが焦げています(笑)
無器用だなぁ
お風呂ブザー完成!
ついに、お風呂ブザーが完成しました!
動作確認
器に入れた水で動作確認してみます。
モノラルプラグが水に浸かったらブザーが鳴るはずです。
モノラルプラグを水に浸けるとピーとブザーが鳴りました!
そして、モノラルプラグを水から出してもブザーが鳴り続けています(笑)
タオルでモノラルプラグの水気をふき取るとブザーは鳴りやみました。
どうやら、モノラルブラグの+とマイナスに少しでも水がついていると、その水が電気を通してブザーが鳴ってしまうみたいです。
まあ、きちんと水気を拭き取ればすぐに鳴りやむので問題は無いです。
実際にお風呂で使ってみよう!
お風呂ブザーを格納する適当なケースがないので、水がかからないように袋に入れて使用してみます。
お風呂のフタの上にお風呂ブザーの本体を置き、浴槽に設置するセンサー代わりのモノラルプラグの位置は家にあった使っていない吸盤で調整しました。
浴槽にお湯を入れ、水量がモノラルプラグの黒い線まで達したとき
ピー!
ブザーが鳴りました。
お風呂ブザーはきちんと動作しました!
やったぜ!
そして、モノラルプラグを浴槽から引き揚げて、水気をタオルで拭きとるとブザーはピタッと鳴りやみました。
電子工作で作成したお風呂ブザーは、無事に完成し動作することが確認できました!
これからは、このお風呂ブザーを使って浴槽から水があふれるのを防止しようと思います。
これで安心!
以上、電子工作でのお風呂ブザーの作成でした。
それでは、またー。
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