こんにちは、ゆんつです。
僕が使っているPCのケースはANTECの「P82 Flow」
P82 Flowはフロント(前面)に3基、リア(背面)に1基のファンが付いています(全て140mm)
このケースは側面が強化ガラスになっており、ケース内をいつでも見ることができます。
ある日のこと。
たまたま側面から起動中のPC内部をのぞいてみると
リアファンが回ってない!
あれ?
フロントの3基のファンは普通に回っています。
いったんPCを再起動してみたものの、リアファンは相変わらず回りません。
むむむ・・・
リアファンを壊してしまうような衝撃を与えてしまった心当たりもなく、なぜファンが回らないのか見当がつきません。
もう、ケースの保証期間も過ぎているので、修理に出せば有償修理になってしまいます。
僕は自力でファンの調査に乗り出すことにしました。
羽がめっちゃ固い!
パソコンのケースをあけてファンの羽を指で軽く回してみました。
すると、かなり指に力を入れないと羽が回らないくらいガッチガチなのです。
さびついてるみたいな感じです
フロントの3基のファンの羽は指で回すと簡単にクルクル回るのに、リアファンの羽だけまるで別物のように固くてとても回り辛いです。
これではファンが回るはずがありません!
シリコンスプレーを試してみる
ファンの羽の動きが固いのでシリコンスプレーを噴射してみることにしました。
シリコンスプレーやグリスなどでファンの回転を良くしたい場合、ファンから羽を取り外して取り付け部の軸と羽の軸にシリコンスプレーやグリスを塗布する必要があります。
まずは、ファンをケースから外します。
たいていのファンはシールの下にフタがあって、それを取り外すことでファンの羽を外すことができるようになる仕組みになっています。
ファンのシールを剥がしてみると中心部分はへこんでいますがフタは無く、周囲のプラスチックと一体化しています。
どうやら、シール側から羽を取り外すのは無理そうです。
むむむ・・・
シールを剥がしてフタが無い場合。
ファンから羽を指で押しだすことで、羽が外れる仕組みになっていることが多いです。
というわけで、羽を押し出そうとてみましたがびくともしません。
あまり強くやると壊れそうなので、羽を押し出して外すのはいったん中止。
結局、羽がついたままの状態で羽の付け根あたりにたっぷりとシリコンスプレーを塗布してみました。
しかし、羽の回り辛さは全く改善しませんでした。
力づくで羽を外そうとしたら壊れた
羽がついたままの状態でシリコンスプレーをしても、羽の回転の固さは全く改善しませんでした。
何とかファンから羽を取り外したくて、かなり力を入れて羽を押し出してみました。
そしたら、「バキッ」という音とともにファンの付け根のプラスチックが割れて軸部分ごと羽がとれてしましました(笑)
あーあ
力づくで羽を外そうとした結果、リアファンは完全に壊れてしまいました。
新しいファンを装着!
リアファンが壊れたので新しいファンに交換します。
購入したのはSCYTHEというメーカーの「KAZE-FLEX 140mm PWM(型番:KF1425FD18-P)」というファンです。
壊れたリアファンが140mmだったので、同じサイズを購入しました。
商品内容は
- ファン本体
- 延長ケーブル
- ネジ(4本)
でした。
注意すべきポイントは、このファンはサイズは140mmなのですが、取り付ける際のネジ位置は120mmファンの位置だということです。
140mmファンのネジ位置には取り付けられないので注意が必要です。
P82 Flowの背面は140mmファンも120mmファンも取付可能になっているので、この点は問題はありません。
さっそく取り付けます。
ケースファンは取り付ける向きによって、その働きが吸気になるか排気になるか異なります。
ファンを見て柱がある方が排気側、柱がない方が吸気側です。
ですので、PC内の熱を排気したい場合はファンの柱がある方をケースの外側に向け、PC内に空気を取り込みたい場合はファンの柱がない方をケースの外側に向けて取り付けます。
一般的にPCはフロントファンで吸気してリアファンで排気します。
今回はKAZE-FLEXをリアファンとして使用するので、柱がある方をケースの外側に向けて装着します。
柱のある方が外側を向くようにファンを設置してケースにネジ止め。
電源のピンをマザーボードに挿したら取付完了!
早速PCを起動してみると、新しく取り付けたKAZEーFLEXがビュンビュン回ってます!
やったぜ!
これからは、KAZE-FLEXにPC内の熱の排気を頑張ってもらいます。
頼んだぜ!
ちなみに、リアファン未装着時とKAZE-FLEX装着時の温度の違いは以下の通りです。
アイドル時 | 高負荷時(ネットゲーム) | |
リアファン未装着時 | 45℃ | 62℃ |
KAZE-FLEX装着時 | 38℃ | 57℃ |
やはり、リアファンがあった方が5度~7度温度が低かったです。
リアファンの必要性が良くわかります
以上、P82 Flowリアファン故障の顛末記でした。
それでは、またー。
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