こんにちは、ゆんつです。
誰にでも「好きな食べ物屋さん」というものが1軒や2軒はあると思います。
お店に行く前からワクワクして、食べた後は大満足。
そんな大好きな食べ物屋さん。
僕にもいくつかあります
そんな僕が好きなお店の中の1つに「キッチン南海」というお店があります。
東京都千代田区神保町にあり「カツカレー」が有名なお店です。
僕は東京や横浜などの首都圏に住んでいたことがあります。
その頃は神保町付近に遊びに行くと必ず「キッチン南海」でお昼ご飯か晩ご飯を食べていました。
現在は首都圏から離れてしまったのでもう何年も行ってませんでしたが、それでも首都圏に遊びに行ったら「絶対にまたキッチン南海に行こう」と心に決めてたくらい好きでした。
そんな大好きなお店だった神保町の「キッチン南海」が店舗の老朽化のため2020年6月26日をもって閉店しました。
もう行けなくなっちゃった・・・
今日は僕のキッチン南海の思い出について書きたいと思います。
出会い
僕のキッチン南海との出会いは今から10年くらい前。
古本の町と言われる神保町に遊びに行ったことがきっかけでした。
土曜日の神保町につくと時間はちょうどお昼時。
そのお昼時にずらっと行列ができている小さくて古い食べ物屋さんがありました。
行列はほとんどが男性。
その行列ができている食べ物屋さんこそが「キッチン南海」でした。
僕は基本的に並んでまでご飯を食べることはほぼ無いのですが、そのときはなぜか自然と行列の後ろに並びました。
お客の回転は速く、並んでから15分くらいで入店できた記憶があります。
こんなうまいカツカレーがあるなんて
カウンター席に座りメニューを眺めていると、他の人たちは口々に「カツカレー」を注文しています。
僕もつられて
カツカレー!
と注文していました。
カツカレーはすぐに運ばれてきました。
ごはんの上に「千切りキャベツ」がのっかり、その上に薄めで幅が広い「チキンカツ」がのっています。
さらにその上から黒い色をしたカレーがかけられていました。
かなりのボリュームです。
これまで見たことがない感じのカツカレーを一口食べて思いました。
なんてうまいカツカレーなんだ!
サクサクのチキンカツとスパイシーなカレーがとても良く合います。
そしてチキンカツの下のキャベツがチキンカツをサッパリさせ、カレーとも良く合いシャキシャキとした歯ごたえがとても心地良いです。
僕は夢中でカツカレーを食べました。
その日以来僕は「キッチン南海」のとりこになったのです。
僕の定番メニュー
キッチン南海のメニューはカツカレーだけではありません。
ひらめフライやチキンカツ、エビフライ、イカフライ、クリームコロッケなどの各種フライにしょうが焼きがセットになったセットメニューもありました。
キッチン南海のメニューは全て食べました。
どれも美味しかった
そんなメニューの中で僕のほぼ定番になったのは
- カツカレー
- 単品のイカフライ
でした。
ボリュームたっぷりのカツカレーを食べながら、衣はサクサクで身は柔らかいイカフライも食べる。
美味しいものをいっぺんに2つも食べる。
こんな幸せなことがあるでしょうか。
カツカレーと単品のイカフライを食べてお腹がパンパンになってもお会計は1,000円くらい。
リーズナブル
安くて美味しいキッチン南海でご飯を食べている時間は、僕にとって至福の時間でした。
お昼時は相席
キッチン南海は小さなお店でカウンター席といくつかのテーブル席で構成されています。
昼時に行列に並ぶと行列の先頭からまずカウンター席に案内され、カウンター席が埋まるとテーブル席に案内されます。
昼時のテーブル席は4人相席です。
見ず知らずの4人で1つのテーブルを囲むのは、人生においてキッチン南海でしかしたことがない経験でした。
僕はお昼時に行列にならぶときは
出来ればカウンター席!
テーブル席なら壁際になりますように!
と心の中で願っていました。
キッチン南海のテーブル席は壁際に「福神漬」や「マヨネーズ」が置かれていました。
テーブル席の通路側の席になってしまうと、「福神漬け」や「マヨネーズ」をとるときに壁際に座っている相席のお客さんの前を手が横切るような形になります。
食事中のお客さんの前を横切るように手を伸ばし、福神漬けやマヨネーズをとるのはかなり気を使います。
取りづらい・・・
ちなみにカウンター席の場合は、隣のお客さんとの間に福神漬やマヨネーズが置かれているので気を使う必要がありません。
だから僕は行列にならびながら「カウンター席」か「テーブル席なら壁際の席」に案内されることをいつも願っていました。
おじいさん
キッチン南海にはテーブルに着いたときに水を持ってきてくれたり、会計をしてくれる腰が少し曲がった「おじいさん」がいました。
僕が通い始めた時点で、かなり高齢のように見えました。
僕は
この齢まで働くのも凄いし、この齢まで働かせてくれる社長も偉いなぁ
と思っていました。
でも何のことはない。
そのおじいさんが創業者で社長だったのです(笑)
上記のリンクに社長の「南山 茂」さんのインタビューがありますが、2020年現在で御年90歳!
僕が通ってたころは80歳くらいかな
僕はかなり長い間、パートのおじいさんだと思っていました。
まだまだご健在のようで何よりです。
もう1度行きたかったなあ
キッチン南海の思い出についていろいろと書いてみました。
通っていた当時はいつでも行けたので、お店や料理の写真は1枚も撮っていません。
いつか東京に遊びに行ったときには絶対に食べに行くと心に決めていましたが、その思いはかなわなくなりました。
「キッチン南海」は2020年6月26日をもって閉店しました。
でもキッチン南海で食べた料理の味や、その時の幸せな気持ちは。
僕の中にいつまでも残ります。
長い間お疲れさまでした。
美味しかったよ!
ありがとう!
まだまだ続きます(笑)
ここまでは、まるで永遠のお別れのような書きかたをしてしまいましたが、嬉しい知らせもあるのです。
先ほどご紹介した社長のインタビュー記事によると、キッチン南海は閉店しましたがその味はキッチン南海の料理長だった中條知章さんという方が引き継ぎ、キッチン南海とおなじ神保町にお店を構えるそうです。
やったぜ!
ですのであの古いお店で食べることは出来なくなりますが、今度は新しいお店であの美味しさをまた楽しむことができます。
いつになるかわかりませんが、東京に遊びに行ったら絶対にそのお店に訪問しようと思います。
楽しみ
そして、そのときは「カツカレー」と単品の「イカフライ」を注文しようと思います。
以上、神保町の「キッチン南海」の思い出でした。
それでは、またー。
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