こんにちは、ゆんつです。
世の中には色んな都市伝説があります。
大人になってから都市伝説を聞いても
嘘くせぇ
としか思いませんが、小学校低学年くらいの時に聞くと
ひょっとして本当かも
と信じてしまうことがあります。
僕が小学生の2年生の頃。
友達の間でまことしやかに囁かれていた都市伝説があります。
その都市伝説のタイトルは「走る婆さん」
何だそれ?
友達がお兄ちゃんから聞いた話として僕に教えてくれました。
今日は、小学生の頃に聞いた都市伝説「走る婆さん」の話と、それにまつわる僕のエピソードをお話ししたいと思います。
走る婆さん
当時、僕が通っていた学校の校区内に薄暗い地下道がありました。
その地下道に1人で入ると、まれに自分の前方に白髪頭で体がガリガリの小さな老婆が歩いていることがあるそうです。
その老婆は歩くのがとても遅く、普通に歩いていると地下道内で追い越すことになります。
追い越しざまに老婆の顔をチラッとみると、どこにでもいるような優しそう顔をしたおばあさん。
老婆を追い越して少しすると、突然後方から「タタタタッ」という誰かが走ってくる足音。
振り返ると、さっき追い抜いた老婆こちらに向かって一直線に走ってきます!
優しそうな表情は一変し、白髪を振り乱し鬼のような形相で追いかけてくる老婆!
その時の老婆の走る速さは自動車よりも速いそうです。
老婆が追いかけてきたとき。
追い抜かれずに地下道の出口までたどり着くことができると何も起こりません。
追いかけてきた老婆もどこかに消えているそうです。
でも、出口に辿り着く前に老婆に追い抜かれてしまうと。
追い抜かれた人は呪われてしまい、数日以内に確実に不幸な目に合うそうです。
これが、僕が小学校の頃に聞いた都市伝説「走る婆さん」の内容です。
僕はこの都市伝説をすっかり信じてしまいました。
怖いなぁ
出た!
当時、その地下道は歩いて友達の家に行く際の一番近道でした。
でも、走る婆さんの話を聞いてからは地下道は使わず、遠回りして友達の家に行くようにしていました。
ところが、ある日。
遠回りをするのが面倒くさくなり、地下道を使うことにしました。
怖いけど近道だからね
その地下道は普段から暗くて狭くちょっと不気味な感じがするのですが、話を聞いた後はより一層不気味さを感じます。
地下道の3分の1くらいまで来た時。
後ろの方から「タタタタッ」という誰かが走ってくる足音が聞こえました。
振り返ると、地下道入り口あたりに小柄なおばあさんっぽいシルエット。
それが走ってこちらに向かってきているのです。
僕は
走る婆さんだ!
と思い、全力で出口に向かって走り始めました。
地下道使うんじゃなかった!
後悔が襲ってきますが、もうどうにもなりません。
一生懸命走っても小学2年生の脚力なんてたかが知れており、足音はどんどん近くなってきます。
もうだめだ!呪われる!
諦めかけたその時。
絶望する僕の横を、スーパーの袋をもったおばさんが追い抜いていきました。
幸いにも、僕を追い越したのは走る婆さんではなく、スーパーで買い物をして家路を急ぐ小走りのおばさんでした。
あほか
僕はほっと胸をなでおろしましたが、ある異変に気付きました。
半ズボンの前が冷たいのです。
僕は怖さのあまり、走りながらお漏らしをしていました。
どんだけ小心者なんだよ
似たような話はいくつもあるみたい
以上が、僕が聞いた都市伝説「走る婆さん」の内容と、それにまつわる僕のエピソードです。
今回この記事を書くにあたって調べてみると、「ジェット婆さん」とか「ターボ婆さん」など似たような内容の都市伝説がいくつもあるようです。
どれもシチュエーションや結末は違っていますが
異様に足の速い婆さん
というのは共通しているようです。
きっと、元になる作り話が1個あって、その話が伝言ゲームのようにちょっとずつ変化しながら日本中に広まっていったんじゃないかと個人的には思います。
皆さんの子供時代には足の速い婆さんにまつわる都市伝説はありましたか?
それでは、またー。
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