こんにちは、ゆんつです。
僕は子供のころに嫌いになってしまった食べ物があります。
その食べ物は「焼き芋」
嫌いになった原因は子供時代にさかのぼります。
僕が小学校低学年くらいのころまで、家のおやつとして市販のお菓子ではなく焼き芋が用意されていることがよくありました。
その焼き芋はあまり甘くなく、食感もポソポソしていて食べているととても喉が渇くようなものでした。
ですので、焼き芋がおやつの時にはいつも
焼き芋よりもお菓子の方が良いのに
と思いながら焼き芋をかじっていました。
また、家でのおやつ以外にも幼稚園や学校行事の芋ほりで食べた焼き芋も似たような味だったので、僕の中で
焼き芋は美味くない!
という印象が強く根付いてしまいました。
そんな印象が根付いてしまったので、小遣いを貰って自分でお菓子を買うようになってからは焼き芋を一切食べなくなってしまいました。
それが大人になってからも続き、焼き芋は僕にとってはとても縁遠い食べ物になってしまいました。
焼き芋ってこんなに美味いのか!
そんな焼き芋嫌いだった僕ですが、先日僕が焼き芋に対して抱いているネガティブな印象を大きく変えるような出来事がありました。
祖母を連れてスーパーに行った時のことです。
カートを押したりしながら祖母の買い物を手伝っていると、祖母は
焼き芋の香りがするねぇ
とつぶやきました。
そう。
そのスーパーでは焼き芋が売られているのです。
焼きあがって間がないのか、焼き芋売り場の周りには香ばしい香りが漂っています。
焼き芋買おうか?
と祖母が言うので
僕はいらんよ
ばあちゃんだけ買ったら?
と答えると、祖母は1本だけ焼き芋を買いました。
帰りの車中、祖母は
温かいうちに食べようかね
と言って焼き芋を食べ始めました。
一口食べた祖母は
この焼き芋凄く甘い!
ゆんつちゃんもちょっと食べ!
と驚いたように言い、焼き芋を1口サイズにちぎって僕のほうに差しだしてきます。
僕が
ばあちゃん、僕は焼き芋が好きじゃないんよ
ポソポソして甘くないし、喉が渇くから
と言うと、祖母が
いや、この焼き芋は甘くてしっとりしてて美味しいから食べてごらん
とかなり強めに勧めてきます。
祖母の勧めを何度も断るのも悪いので、仕方なく焼き芋を食べてみると僕の味覚に衝撃が走りました!
美味い!
何この焼き芋!
めっちゃ甘い!
思わず声が出てしまうほどの美味さ!
僕が子供のころに食べていた、甘みが少なくてポソポソしていた焼き芋とは全然違います!
まるで蜜が入っているかのように甘くとろけるような食感で、食べていても喉が乾きません。
しかもすごく甘いのにしつこくなく、1口食べるとまた食べたくなるような自然な甘さ!
焼き芋がこんなに美味しいなんて!
僕が焼き芋をおやつとして食べていたのは、今から30年以上前。
その頃の焼き芋はこんなに甘くてしっとりしていなかったはずです。
たぶん、その後の品種改良でどんどんサツマイモが美味しくなっていったんでしょうね。
それか、僕の家のサツマイモだけがポソポソして甘くなかったかのどちらかです(笑)
僕が焼き芋を食べなかった30年くらいの間に、焼き芋は驚くほど美味しくなっていました。
今では焼き芋に夢中
こうして焼き芋の美味しさを知った僕は、焼き芋嫌いがすっかり治ってしまいました。
治るどころか現在では焼き芋にすっかりハマってしまい、3日に1本くらいのペースで焼き芋を食べる有様(笑)
極端すぎるぞ
今ではお菓子よりも焼き芋のほうが好きになりました。
この記事も当然焼き芋を食べながら書いています(笑)
美味い!
それにしても、この紅天使と言う品種の焼き芋は本当に美味しいです。
毎日でも食える!
もし、祖母があの時焼き芋を勧めてくれなければ、未だに僕は焼き芋を食べていないでしょう。
下手すると、一生食べなかったかもしれません。
美味しいものに気づかせてくれた祖母に感謝です。
ばあちゃんありがとう!
ちなみに僕に焼き芋の美味しさを気づかせてくれた祖母ですが、祖母も普段は焼き芋を食べず、本当にあの時の焼き芋の香りにそそられてたまたま購入したそうです。
何とも運命的なタイミングだったと思います。
それでは、またー。
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