こんにちは、ゆんつです。
僕の実家には「サザエさん」や「かりあげクン」などの4コママンガが沢山あります。
両親ともに4コマ漫画好きだったので、僕はそれらの4コママンガを読んで育ちました。
今でも実家に行ったときには、たまに読み返して楽しんでいます。
サザエさんやかりあげクンには、その時代の社会を風刺したようなネタがあります。
子供の頃は、そういうネタはあまり意味が分かりませんでした。
特にサザエさんは年代が古く僕が生まれる前なので、分からないことも多かったです。
大人になって読み返すとそういうネタの意味も理解できるので、子供の頃とは違った視点で楽しむことが出来ます。
つい最近も実家で何冊かサザエさんを読み返していました。
その時に、子供の頃も大人になった今でも意味が分からないネタがあることに気づきました。
どういう意味なんだろう?
てんこうこうろん?
その意味が分からないネタはサザエさんの3巻に掲載されています。
1コマ目~3コマ目まで火鉢を挟んでサザエさんとフネさんが熱心に議論をしています。
そして4コマ目で帰宅した波平から「てんこうこうろんはたいていにせい!」と怒鳴られ、2人はビックリして飛び上がるというオチです。
「てんこうこう」という部分は太字で書かれています
この「てんこうこう」という言葉の意味が小さい頃も分かりませんでしたし、大人になった今でも分からないのです。
親孝行みたいな意味なのかな?
たぶん違うだろ
そんな意味だったのか!
今はネットで調べればたいていのことはわかるので、早速調べてみました。
色々と情報を辿っていき、以下のサイトにぶつかりました。
上記サイトから抜粋します。
1949年、民主党の衆議院議員だった園田直さん(当時37)と、労農党の女性議員、松谷天光光さん(当時30)との恋愛関係が表沙汰になり、園田さんには妻子があったことから周囲が反対。
マスコミをにぎわせる「事件」となった。
結局、園田さんは妻と離婚。
天光光さんと結婚した。
園田さんはのちに外相、官房長官、厚相を歴任。84年に死去する。
国会議員同士の恋愛だったことから「白亜の恋」と呼ばれた。
「てんこうこう」というのは、「松谷 天光光(まつたに てんこうこう)」の事だったのです!
人名だったのか!
天光光さんについて詳しく知りたい方はWikipediaをご覧ください。
これで、ようやくマンガの意味が分かりました。
サザエさんとフネさんが園田直さんと松谷天光光さんの恋愛スキャンダルについて白熱した議論を交わします。
帰宅した波平がそれを見て「てんこうこうろん(天光光論)はたいていにせい!」と怒鳴り、サザエさんとフネさんがびっくりして飛び上がるというオチになるのです。
長年の疑問が氷解しました!
やったぜ!
ばあちゃんに聞いてみた
サザエさんのネタになったくらいなので、この恋愛スキャンダルは世間で相当話題になったはずです。
僕には90歳を過ぎた元気いっぱいのばあちゃんがいます。
恋愛スキャンダルがあった1949年当時の祖母は20歳くらい。
祖母は昔のニュースや出来事を良く記憶しているので、この恋愛スキャンダルもきっと覚えていると思い
松谷天光光って知ってる?
と聞いてみました。
すると
知らない
と一言。
出来事の詳細を説明しても
そんな事あったかねぇ・・・
と全然知らない様子でした。
当時、松谷天光光さんの恋愛スキャンダルがどれほど世間を騒がせたのかは分かりませんが、とりあえず僕のばあちゃんは「てんこうこうろん」をしたことが無いみたいでした。
それでは、またー。
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