こんにちは、ゆんつです。
僕は日本列島の端っこにある下関という所に住んでいます。
潮の流れの速い関門海峡を挟むとそこはすぐ九州です。
九州に渡る手段としては、
・関門橋をわたる
・関門トンネルをわたる
・渡船でわたる
などの手段があります。
そして、これらの手段以外に「人道を使って歩いて渡る」というのもあります。
今日は人道を使って下関から門司に渡ってみたいと思います。
人道とは
本州と九州を繋ぐ、全長780メートルの歩行者用海底トンネルです。
本州側の入り口は下関市の御裳川(みもすそがわ)にあり、九州側の入り口は門司区和布刈にあります。
関門トンネルは上下2層に分かれていて、上側が車道の関門トンネル、下側が歩行者が通行する人道となっています。
このような歩行者用の海底トンネルは世界的にも珍しいそうです。
人道を歩こう
人道の入り口には料金箱があります。
徒歩で渡る場合は無料ですが、自転車や原付バイクを押して歩く場合は20円必要です。
自転車や原付バイクで人道を通行する場合、乗って通行するのは禁止されていますので必ず押して歩きましょう。
エレベーターを降りるとエレベーターホールがあります。
エレベーターホールには「関門海峡浪漫マップ」とスタンプが置かれています。
このマップにはスタンプを押す場所があり、下関側と門司側のエレベーターホールにあるスタンプを両方押して下関側ならJR下関駅又はJR新下関駅の観光案内所、カモンワーフ事務局、長府観光会館、門司側なら旧門司三井倶楽部の観光案内所に持参すると「関門TOPPA!記念証」が貰えます。
僕もまず下関側でスタンプを押しておきます。
ペタッとな
さあ歩きましょう。
ちなみに人道は右側通行です。
壁にはところどころ魚の絵が描かれています。
歩き始めて約8分
中間点に到着です。
ここがトンネルの最深部(58m)で山口県と福岡県の中間点です。
僕は今まさに左足は山口県、右足は福岡県にいるのです!
「だからどうした」と言われそうなので、さらに黙々と歩きます。
ちなみに人道は雨や直射日光を防げるため通行する人だけでなく、ウォーキングや軽いランニングなどの運動をするために利用している人もいます。
門司側の出口が見えてきました。
門司側のエレベーターホールに到着。
下関側から歩き始めて約17分かかりました。
速足で歩く人は10分くらいしかかからないと思います。
門司側のエレベータホールでも忘れないようにスタンプを押しておきます。
ペタッとな
下関側と門司側のスタンプが合わさることでより絵柄が完成しました。
これを指定の場所に持参すれば「関門TOPPA!記念証」が貰えます。
エレベーターで地上に出るとゴールです。
人道の門司側入り口です。
本州側の下関からスタートし九州側の門司に出ました。
門司から下関を眺めます
ああ・・・故郷よ・・・
何もかもが懐かしい・・・
「関門TOPPA!記念証」を貰いに行こう
せっかくの機会なのでこのまま歩いて門司港まで行って「関門TOPPA!記念証」を貰ってこようと思います。
門司側の人道から歩いて門司港にある旧門司三井倶楽部を目指します。
テクテクテク・・・
歩き始めて約25分。
門司港レトロを通り抜け、旧門司三井倶楽部に辿り着きました。
館内に入ると1階が観光案内所になっているので、その受付でスタンプが完成した関門海峡浪漫マップを見せると、「関門TOPPA!記念証」が頂けました。
関門TOPPA!記念証には合格手形バージョンや恋愛成就バージョンなど、いくつかバージョンがあります。
僕は勝利祈願の記念証をもらいました。
なぜこの記念証が必勝祈願なのかというと、壇ノ浦の合戦の際に源義経が戦勝を祈願した下関の「大歳神社」と神宮皇后が朝鮮三国を攻めた際に用いた兜を飾っている門司の「甲宗八幡宮」の御祈祷を受けているからだそうです。
株に勝てますように。
アクセスなど
人道は年中無休で通行時間は6:00~22:00。
通行料は歩行者無料、自転車や原付バイクを押して歩く場合は20円必要です。
車で人道に行く場合、駐車場があまり広くないので観光客が多いときは駐車待ちをしなければならないかもしれません。
まとめ
世界的にみても珍しい歩行者用海底トンネル「人道」。
すれ違う人の中には観光客も多く、秘かな観光スポットになっているのも感じました。
車が当たり前の時代だからこそ歩いて関門海峡を渡ることに価値があるような気がします。
もし下関や門司に来る機会があれば是非歩いてみてください。
それでは、またですー。
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