こんにちは、ゆんつです。
この前サンダルが破れたので近所のショッピングモールに買いに行きました。
僕がサンダルを選んでいると、背後からトントンと肩を叩かれました。
振り返ると初老の男性が立っていて「サンダル買いますか?」と聞かれました。
僕は「なんだ、この爺さん!?」と不審に思ったので「買うかどうかはわからないです」と答えました。
するとその人は壁の貼り紙を指さしました。
するとそこには「サンダル2足目半額!!」と書いてあります。
その男性は「僕も1足買うので良かったら一緒に買って割引を受けませんか?」と言いました。
その男性が2,000円のサンダルを買い僕も2,000円のサンダルを買うとすると、二人で合わせて買えば2足目は1,000円になるので支払う金額は2,000円+1,000円=3,000円になり、一人当たりの金額は1,500円となりお互いに500円ずつ得をする計算になります。
僕はさっきまでの不信感も消えて「いいですね。そうしましょう」と言いました。
その人は「僕はもう買うものが決まってるので、買うものが決まったら声を掛けて下さい」と言い、売り場のそばにあるベンチに行き腰を下ろしました。
僕は改めてサンダルを選び始めました。
いざ選び始めると、色は好きだけどデザインが嫌だったり、その逆だったりしてなかなか「これ!」というサンダルがありません。
サンダル売り場には当初は僕とその初老の男性しかいなかったんですが、選んでいるうちに人が少しずつ増えてきました。
ベンチの方を見ると、あの初老の男性がチラチラ僕をみています。
あまり待たせるわけにはいきません。
僕はとりあえず3足選び実際に履いて少し歩いて履き心地を試しました。
これにより1足が脱落し、残りの2足から選ぶことにしました。
僕が2足を前に考えこんでいると先ほどの初老の男性が僕の肩を叩いて言いました。
「さっきの話は無かったことにしましょう。すいませんね。」
そういうとその男性はサンダルを2足持ってレジに向かいました。
その後ろには僕の後からきてサンダルを選んでいた70歳くらいの男性がいます。
あの男性は僕を見限り他の男に走ったのです。
浮気です。
尻軽め!
許せない!!
会計を済ませた彼らはベンチでお金の清算をしその場を後にしていました。
結局僕は定価でサンダルを買いました。
帰りの車の中で僕は誰かから聞いたある話を思い出しました。
それは「チャンスの神様には前髪はあるが後ろ髪はない」と言う話です。
チャンスの神様は突然にやってきます。
その時にサッと前髪をつかめばチャンスをつかみ、ノロノロしているとチャンスの神様は走り去ってしまいます。
チャンスがきたら直ぐに決断しなければなりません。
今回の僕はまさにチャンスの神様に逃げられたのです。
もし次回同じようなことがあった時には、すぐに決断してチャンスの神様の前髪をむしり取って更にボディにワンパンくらい入れてやろうと思います。
それでは、またですー。
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