こんにちは、ゆんつです。
僕はブログにアップロードする画像の編集に「GIMP」というフリーの画像編集ソフトを使っています。
GIMPで一番良く使っている機能は、画像のリサイズ機能。
撮影した画像は、そのままブログにアップロードするにはサイズが大きすぎるので、GIMPを使って1枚ずつ画像サイズを縮小しています。
1枚ずつ画像のサイズを縮小する方法は、画像が1、2枚なら何ともありません。
でも、画像が10枚くらいになると、とても面倒くさくなってきます。
複数の画像のサイズをGIMPで一括して変更出来ないかな?
そう思いながらネットを調べていたら、「David's Batch Processor」というプラグインを使うことで、画像サイズの一括変更が出来そうなことが解りました。
今日は
について書きたいと思います。
David's Batch Processorの導入
GIMPを開いている場合は、作業前に閉じておいてください。
プラグインをダウンロードする
プラグインを配布しているホームページへアクセスしてプラグインをダウンロードします(※プラグイン配布元のWEBサイトが消滅してしまったので、Web Archiveのサイトから直接ダウンロード可能なリンクを貼っておきます。いつ無くなるか分かりませんので、お早めにダウンロードしてください。)
「Windows User」と記された近くにdbp-1.1.8.zipへのリンクがあるのでクリックしてダウンロードします。
このzipファイルを、デスクトップなどの適当な場所にダウンロードして解凍します。
実行ファイルをGIMPのplug-insフォルダに置く
zipファイルを解凍すると、中には「dbp.exe」という実行ファイルが入っています。
このファイルをコピーして
通常版のGIMPの場合は
C:\Program Files\GIMP 2\lib\gimp\2.0\plug-insのフォルダに、
ポータブル版のGIMPの場合は
C:\GIMPPortable\App\gimp\lib\gimp\2.0\plug-insのフォルダに貼り付けます。
(最初にGIMPをインストールするときにインストールフォルダを変更せずにインストールした場合です。貼り付けの際に管理者権限のメッセージが出たら「続行」をクリックしてください)
導入できたかどうか確認する
GIMPを起動しメニューバーのFilters(フィルター)をクリックし、「Batch Process...」と項目があれば導入成功です!
現在のバージョンのGIMP(GIMP 2.10.4)
旧バージョンのGIMP
画像サイズの一括変更
テスト画像を10枚用意しました。
画像の大きさは全て3264×1836です。
これらをDavid's Batch Processorで、一括して640×360にリサイズしてみたいと思います。
David's Batch Processorを起動する
メニューバーから「フィルター」⇒「batch process...」をクリックして、David's Batch Processorを起動します。
リサイズしたい画像ファイルを追加する
「Input」タブを開いて「Add Files」ボタンをクリックします。
ファイル選択のダイアログが表示されるので、大きさを変更したい画像が存在するフォルダを選択し、大きさを変更したい画像を指定して追加をクリック。
画像が追加出来たら閉じるをクリックしてください。
追加された画像ファイルが一覧で表示されます。
出力される画像ファイルのフォーマットを設定する
「OutPut」タブを開き「Format」欄で出力される画像のフォーマットを選択します。
今回はJPGにします。
Qualityで出力される画質の設定が出来るので、画質を落としたくない場合は1に近い数値、画質を犠牲にしてファイルサイズを小さくしたい場合には、0に近い小さめの数値にしてください。
リサイズ後のファイル名などの設定
「Rename」タブを開きます。
Renameタブでは、リサイズ後のファイル名や、リサイズ後のファイルの保存先を指定したりすることができます。
「Add prefix」で入力した文字はリサイズ後の画像ファイル名の前に付き、「Add Postfix」に入力した文字はリサイズ後の画像ファイルの後ろに付きます。
「Select Dir」はリサイズ後のファイルの保存先を指定することが出来ます。
デフォルトの状態では元ファイルと同じ場所にリサイズ後のファイルが保存されるので、変換前の画像のフォーマットと変換後の画像のフォーマットが同じ場合には、このRenameを設定しないと元ファイルが変換後のファイルで上書きされてしまいます!
ですので、元ファイルが上書きされたくない場合、このRenameタブで文字を付加して新しいファイル名を設定したり、保存先には元ファイルとは別の場所を指定したりしておきましょう。
僕は最初に試した時にこれを設定しなかったお陰で、元ファイルがすべてが小さな画像に置き換わってしまいました(笑)
今回は「Add prefix」に「new_」と入力して、リサイズ後の画像のファイル名の先頭に「new_」が付くようにしました。
画像のサイズを設定する
「Resize」タブで、変換後の画像のサイズを設定します。
まずEnableをクリックしてResize機能を使えるようにします。
次に大きさの変更方法です。
Relativeは倍率で大きさを設定し、Absoluteは画像の縦横サイズを明示して設定します。
今回は、縦横サイズを自分で指定したいのでAbusoluteを選択。
「Width」は横幅、「Height」は縦幅なので、自分が望む大きさの数値を入力します。
今回は640×360にしました
「Start」ボタンを押すと変換が始まります。
変換開始~終了
変換中は処理の進行に合わせて緑のステータスバーが伸びていきます。
そして、全ての処理が終わると「done」と表示されます
画像のサイズが変更されているか確認
画像のサイズが、設定した通りに変更されているか確認します。
元画像があったフォルダを確認すると、Renameタブで設定した「new_」がファイル名の先頭に付いた新しい画像ファイルが作成されています。
そして、その新しい画像はResizeタブで指定したサイズ(640×360)になっています。
リサイズの対象にした全ての画像で設定した新しいサイズの画像が作成されており、リネームでファイル名を設定していたので元ファイルもしっかりと残っていました!
やったぜ!
補足
新しいバージョンのGIMPは背景がダークです。
このままの背景だと「David's Batch Processor」のチェックボックスなどがとても見にくくて使いにくいと感じるかもしれません。
そんな場合、メニューバーから「編集」⇒「設定」をクリック。
「GIMPの設定」画面でテーマを選択し、「テーマの選択」でDarkになっているのをSystemに変更しOKをクリックします。
すると画面が明るくなってチェックボックスや数値変更の矢印が見やすくなります。
もしデフォルトが見づらい場合は、このように設定を変更すると使いやすくなるかもしれません。
画像のリサイズがとても楽になります!
以上が、David's Batch Processorの導入方法と簡単な使い方です。
David's Batch Processorを使う前までは、1枚ずつチマチマと画像の大きさを変更していましたが、David's Batch Processorの導入で、そんな単純作業からも解放されました。
GIMPで画像のリサイズをする機会が多い場合。
作業の効率化のためにも、導入しておいた方が良いプラグインだと思います。
便利なプラグインをありがとう!
デービッド!
それでは、またー。
コメント
助かります!ありがとうございます!
名無し様
コメントありがとうございます。
お役に立ったなら幸いです。