こんにちは、ゆんつです。
僕はブログにアップする画像の編集にはGIMPを使っています。
撮影した画像はそのままアップするには大きすぎるので大きさを縮小してアップするんですが、いつもGIMPを使ってチマチマと1枚ずつ縮小しています。
画像の大きさは最近はいつも640×360で統一しています。
画像が1,2枚なら何ともないですが、画像が10枚くらいになると同じ単純作業を10回繰り返すのは流石に面倒くさいです。
複数の画像の大きさを一括して変更出来ないかなと思いながらネットを調べていたら「David’s Batch Processor」というプラグインで出来そうなことが解りました。
今日はGIMPの「David’s Batch Processor」というプラグインによる画像大きさの一括変更について書きたいと思います。
導入
GIMPを開いている場合は作業前に閉じてください。
1. プラグインをダウンロードする
プラグインを配布しているホームページへアクセスしてプラグインをダウンロードします。
「Windows User」と記された近くにdbp-1.1.8.zipへのリンクがあるのでクリックしてダウンロードします。
このzipファイルをデスクトップなどの適当な場所にダウンロードして解凍します。
2. 実行ファイルをGIMPのplug-insフォルダに置く
zipファイルを解凍すると中にはdbp.exeという実行ファイルが入っています。
このファイルをコピーして
通常版のGIMPの場合は
C:\Program Files\GIMP 2\lib\gimp\2.0\plug-insのフォルダに、
ポータブル版のGIMPの場合は
C:\GIMPPortable\App\gimp\lib\gimp\2.0\plug-insのフォルダに貼り付けます。
(最初にGIMPをインストールするときにインストールフォルダを変更せずにインストールした場合です。貼り付けの際に管理者権限のメッセージが出たら「続行」をクリックしてください)
3. GIMPを起動してツールバーのフィルターをクリック
GIMPを起動しメニューバーのFilters(フィルター)をクリックして、「Batch Process」というのがあれば導入成功です。
現在のバージョンのGIMP(GIMP 2.10.4)
旧バージョンのGIMP
ありました。
ちゃんと導入できたようです。
画像の大きさを一括変更してみる
テスト画像を10枚用意しました。
画像の大きさは全て3264×1836です。
これらを一括して640×360にリサイズしてみたいと思います。
1. 先ほどのbatch processという項目をクリックしてDavid’s Batch Processorを起動する
2. inputタブを開いてAdd Filesボタンをクリック
3. 大きさを変更したい画像を選択する
大きさを変更したい画像が存在するフォルダを選択し、大きさを変更したい画像を指定して追加をクリック。
大きさを変えたい画像を全て追加出来たら閉じるをクリック。
追加された画像ファイルが一覧で表示されます。
4. OutPutタブを開いてFormatで出力されるファイル形式を選択
デフォルトではBMPですが、僕はJPGが良いのでJPGにします。
JPGにすると細かい設定画面みたいなのが出てきますが、よく解らないので触らないでこのままの設定にしておきます。
Qualityは画像の品質の事だと思うので劣化させたくない場合は1に近い数値にしておけばいいと思います。
4. renameタブを開きます
ここではリサイズ後のファイル名や、リサイズ後のファイルの保存先を指定したりすることができます。
「Add prefix」で入力した文字はリサイズ後の画像ファイル名の前に付き、「Add Postfix」に入力した文字はリサイズ後の画像ファイルの後ろに付きます。
Select Dirはリサイズ後のファイルの保存先を指定することが出来ます。
デフォルトの状態では元ファイルと同じ場所にリサイズ後のファイルが保存されるので、変換前の画像のフォーマットと変換前の画像のフォーマットが同じで保存先を指定しない場合はこのrenameを設定しないと元ファイルが変換後のファイルで上書きされてしまいます。
なので、上書きされたくない場合このRenameタブで文字を付加して新しいファイル名を設定したり保存先には元ファイルとは別の場所を指定したり、又は画像のバックアップを取っておきましょう。
僕は最初に試した時にこれを設定しなかったお陰で数枚の大きな画像が小さな画像に完全に置き換わってしまいました。
まあ実験用の画像だったので事なきを得ましたが。
今回は「Add prefix」に「new_」と入力して、リサイズ後の画像のファイル名の先頭に「new_」が付くようにしました。
3. resizeタブで画像の大きさを指定する
まずEnableをクリックしてresizeの機能を使えるようにします。
次に大きさの変更方法です。
Relativeは倍率で大きさを設定し、Absoluteは自分で大きさを指定するようです。
僕は自分で大きさを指定したいのでAbusoluteを選択します。
widthは横幅、heightは高さなので自分が望む大きさの数値を入力する。
僕は640×360にしたいので、その数値を入力します。
heightの下にfitというのがありますがこれは何だかわからないので、デフォルトのままです。
starボタンを押すと変換が始まります。
6. 処理の進行に合わせて緑のステータスバーが伸びる
全て処理が終わるとdoneと表示されます
7. 大きさが変更されているか確認
元画像があったフォルダの中に、Renameタブで設定した「new_」がファイル名の先頭に付いた新しいファイルが出来ています。
画像を開いてみるとresizeタブで指定した大きさに変更されています。
他の画像も全てきちんと大きさが変更されていました。
補足
新しいバージョンのGIMPは背景がダークです。
このままの背景だと「David’s Batch Processor」のチェックボックスなどがとても見にくくて使いにくいと感じるかもしれません。
そんな場合、メニューバーから編集→設定
「GIMPの設定」画面でテーマを選択し、「テーマの選択」でDarkになっているのをSystemに変更しOKをクリックします。
すると画面が明るくなってチェックボックスや数値変更の矢印が見やすくなります。
もしデフォルトが見づらい場合は、このように設定を変更すると使いやすくなるかもしれません。
まとめ
最初にやったときはrenameの設定をせずにファイルが上書きされるという失敗をしましたが、使い方が分かってからはとても便利だと思うようになりました。
これで1枚ずつチマチマと画像の大きさを変更する単純作業から解放されます。
今のところは画像の大きさを一括変換する機能しか使っていませんが、他の機能で便利そうなものがあればまた記事にしてみたいと思います。
それでは、またですー。
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