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GIMPで集中線を描く

ソフトウェア

こんにちは、ゆんつです。

ブログに載せた画像のある一部分を意識して見てほしい時その部分を枠線で囲ったり

見てほしい部分以外を暗くして見て欲しい部分を目立たせたりする方法があります。

これらの方法は画像を使って何かの手順を真面目に説明する場合などには悪くはないのですが、堅苦しくてあまり遊び心がありません。

そこで画像のある場所に注目してほしい場合、枠線で囲む、明るさを調整する以外の方法で「集中線」を使うという方法もあります。

集中線を使った方が躍動感があって見ていても楽しい感じがします。

今日はGIMPを使って画像に集中線を入れる勉強をしたいと思います。

とっても簡単集中線

集中線を描く

描くと言っても自分で書くわけではありません。

GIMPには最初から集中線を描く機能が備わっているのです。

まず最初に集中線の色を決めておきましょう。

集中線の色は描写色を変更することで好きな色に替えることが出来ます。

そしてメニューバーから「フィルター」→「下塗り」→「集中線」という、そのものズバリの項目があるのでそれをクリック。

するとこのような集中線のウィンドウが開きます。

ここで各種の数値を指定して「OK」をクリックすれば、自動的に集中線が描かれます。

各項目について

線数

集中線の数です。

初期設定は200本で40~1000本の間で指定できますが、あまり線数を多くすると結果的に外側は塗りつぶされたような感じになってしまいます

鋭さ(角度)、オフセット半径、複雑度は一定で線数だけを変化させてみます。

線数100本

線数200本(初期値)

線数300本

300本になると線が多すぎて外に向かっていくにつれ塗りつぶされた状態になっています。

鋭さ(角度)

集中線が外側に向かってどのくらいの割合で太くなるかを決める数値です。

数値が大きいほど太くなります。

初期設定は1.0で0~10.0の間で指定できます(0の場合は何も描写されません)

数値が大きくなると線が太くなり隣の線と接するため結果的に外側が塗りつぶされたような感じになってしまいます。

線数、オフセット半径、複雑度は一定で鋭さ(角度)だけを変えてみます。

角度0.5

角度1.0(初期値)

角度2.0

鋭さ(角度)が大きくなると線が早く隣と接してしまい外周が黒塗りのようになってしまいます。

オフセット半径

集中線の中心にある円の大きさを決める数値です。

初期設定は100で0~2000の間で指定できます(0にすると円が無くなります)

線数、鋭さ(角度)、複雑度は一定でオフセット半径だけ変化させてみます。

オフセット半径50

オフセット半径100(初期値)

オフセット半径200

複雑度

集中線の揃え方を決定する数値です。

初期値は30で1~1000の間で指定できます。

複雑度を1にした場合は中心の円に集中線の先端の部分がピタッとそろいますが、数値が増えると段々と不揃いになっていきます

線数、鋭さ(角度)、複雑度は一定で複雑度だけを変化させてみます。

複雑度1

複雑度30(初期値)

複雑度100

集中線を動かしたい

集中線はキャンパスのど真ん中が円になるように描かれます。

画像の中心に注目してほしいポイントがあればそれでもいいのですが、実際は中心からずれたところに注目してほしい部分があることが多いと思います。

そんな場合の自分流の調整方法について書いておきます。

まず元画像とは別に集中線用の透明のレイヤーを作成します。

そのレイヤーに集中線を描きます。

現在はキャンバスの真ん中に円があります。

僕としては左側の柴犬の顔に円が来るようにしたいです。

つまり今の円を左上に移動させることになります。

普通にレイヤーを移動させると集中線が途切れてしまいます。

そこで、左上に移動させることで右下の集中線が途切れてしまうことを想定して集中線が書かれたレイヤーを拡大ツールを使って右下方向に拡大します。

そしてレイヤーを左上に移動させて円の位置を注目してほしいポイントに合わせて

メニューバーから「レイヤー」→「レイヤーをキャンパスに合せる」をクリック

すると拡大したレイヤーがキャンパスのサイズに収まります。

「集中線が濃すぎる」と思った場合は集中線が描かれているレイヤーの不透明度の数値を調節すれば集中線を薄くすることも出来ます。

この後は好きなファイル形式で保存すればOKです。

まとめ

GIMPで集中線を描くのはメニューバーからフィルター→下塗り→集中線と選択していき、あとは数値の設定をするだけというとても簡単なものでした。

唯一気を付けるのは「円がキャンパスの真ん中にくるので、注目してほしいポイントがど真ん中にあるとき以外は別のレイヤーに集中線を描き、そのレイヤーを移動させて元画像との位置を合せる」ということです。

これからはケースに応じて画像の編集に集中線を使っていこうと思います。

それでは、またですー。

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