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シェアハウスでのハロウィンパーティーの思い出

シェアハウス

こんにちは、ゆんつです。

今日はハロウィンですね。

各地で色んなイベントが開かれていることと思います。

僕が数年前まで住んでいたシェアハウスでもハロウィンの時期になると必ずハロウィンパーティーが開催されていました。

あまりシェアハウスのパーティーに参加しなかった僕ですが、1番最初に入居したシェアハウスでは怖いもの見たさでハロウィンパーティーに参加しました。

仮装がしたいから参加したわけではなくて、それまでハロウィンなんて無縁だったのでハロウィンパーティーとはどんなパーティーなのか実際に自分の目で確かめてみたかったのです。

今日は僕が参加したシェアハウスでのハロウィンパーティーの思い出について書きたいと思います。

ハロウィンパーティー参加の申し込み

10月の初旬ラウンジに行ってみると、掲示板にデカデカとハロウィンパーティー開催のお知らせが書かれていました。

開催時期は10月の最終週の土曜日。

会費は1人2500円。

ハロウィンパーティーだからと言って仮装を強制されることはなく、会費さえ払えば仮装しなくてもパーティーには参加できます。

ただし、やはりハロウィンパーティーなので仮装がメインです。

仮装する人を増やすために仮装した男性は500円、女性は1000円の会費割引が受けられるようになっていました。

「人生で一度くらいハロウィンパーティーを経験しとくのも悪くないな」

僕は参加申し込みの欄に自分の名前を記入しました。

これハロウィンなのか?

当日。

開始時刻の少し前にラウンジに行くと、7,8人の参加者が集まっていました。

パーティーの幹事をしているハウスマネージャーに話を聞くと参加者は全部で10人とのこと。

そのハウスは40人近い住人がいるのでもっと人数が集まるのかと思っていた僕は拍子抜けしました。

しかも参加者の内訳は日本人8人、外国人2人。

このハウスは住人の半分が外国人なのです。

「外人ってハロウィンが好きじゃなかったの!?」

この疑問をハウスマネージャーにぶつけると「彼らは行きつけのクラブのパーティーや本当に仲の良い友達同士のハロウィーンパーティーに行ってしまい、シェアハウスのパーティーには申し込んでくれなかった」と肩を落としながら話してくれました。

今パーティー会場にいる8人は全て日本人です。

僕も含めて誰も仮装してません。

ハウスマネージャーが「誰かコスプレしてくださいよー」と懇願しますが皆苦笑いで拒否するだけです。

しかも「コスプレしてくれ」と皆に頼んでいるパーティー幹事のハウスマネージャー自体が仮装してないのです。

もう滅茶苦茶です。

仮装してない僕が言うのもなんですが、これのどこがハロウィンなんでしょうか。

それでもハウスマネージャーは「日本人はシャイな人が多いから仮装してないけど、外国人はハロウィンの本場だから絶対に凄い仮装してきますよ」と言いました。

パーティーの開始時刻になり誰も仮装していないハロウィンパーティーが始まりました。

やっと仮装した人が!!

パーティが始まって10分後、外国人参加者のうちの1人がパーティー会場のラウンジにやってきました。

中年の太った男性です。

彼はジーンズに、白のTシャツ、サングラスをして現れました。

「アイ アム ブラッドピット」と言いながら。

続けてもう一人の外国人男性もやってきました。

下はジーンズ上半身は裸。

胸にはマジックでSの文字。

「アイ アム スーパーマン!」

ハウスマネージャーはそれを見て泣きそうな顔になっていました。

ハロウィンの本場で生まれ育ったはずの外国人がこんな雑な仮装をするとは思わなかったのでしょう。

彼はパーティーの模様を撮影するために会社からデカい一眼レフカメラも借りてきていたのです。

おそらく彼の理想は、参加者全員が仮装をしてお酒を片手に飲めや歌えの大盛り上がり。

その楽しそうにしているところを一眼レフにおさめて、「シェアハウス生活は楽しいですよー」という感じで会社のホームページに載せたいと思っていたはずです。

でもいざ始まってみると日本人は誰も仮装しておらず、仮装しているのはブラピ気取りのデブと上半身裸で胸にSと書いた男だけなのです。

しかも胸にSと書いた外人は寒いのかすぐにシャツを着てしまいました。

ハウスマネージャーは会社から借りてきた一眼レフを一度も構えることはありませんでした。

結局ハロウィンでも何でもないただの飲み会は、最初から最後まで大きな盛り上がりもなくしめやかに行われその幕を下ろしました。

パーティー終了後会費を集めるハウスマネージャーと外人2人がもめていました。

どうやら外人がハウスマネージャーに「仮装したから会費を安くしろ」と言い、ハウスマネージャーが「それは仮装じゃない」と反論していたようです。

これの一体どこが「ハッピーハロウィン」なんでしょうか。

こんなのが僕の人生で唯一のハロウィンパーティーの思い出です。

それでは、またー。

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