こんにちは、ゆんつです。
つい先日の事です。
1人暮らしをしている祖母の家で掃除などを手伝っていました。
僕が風呂場の掃除をしていると
ゆんつ、ちょっと来てー!火事火事!
という祖母の悲鳴。
風呂場に水の入ったバケツがあったので、それをもって祖母の声のする仏間に駆け付けると、仏壇からは小さな火の手があがっています。
仏壇全体が燃えているわけではありません。
仏壇に飾っている造花とその周囲が燃えているのです。
幸いなことにまだ火は小さくボヤ程度だったので、少量の水をかけるだけで火を消し止めることが出来ました。
危なかったな
出火原因
出火の原因は
造花がロウソクの炎に接触して引火
したことでした。
祖母は仏壇に生花ではなくプラスチック製の造花を活けていました。
その造花は仏壇の花瓶の深さよりもかなり背丈が長く、そのままの状態で花瓶に挿すと斜めに傾いていたらしいのです。
ですので祖母は造花と花瓶をテープでくっつけて、何もしなければ傾いてしまう造花を立たせていました。
仏壇をじっくり見ない僕は
そのことに全く気付いていませんでした
この日までは、そんな状態でも何も起きませんでした。
ところがこの日、造花と花瓶をくっつけていたテープがいつの間にか剥がれていたみたいなのです。
テープが剥がれれば、造花はバランスを失って傾きます。
しかもその時、仏壇はお線香をあげた後のロウソクを消していない状態でした。
傾いた造花はロウソクの炎に接触します。
火が造花に燃え移り、さらに仏壇の一部を焦がすこととなりました。。
幸いなことに祖母が仏間の近くで片づけをしていたので、造花が焼ける臭いにすぐ気づきました。
そして仏壇を確認して即座に僕を呼んでくれたので、火が小さいうちに簡単に消し止めることが出来ました。
危なかった
仏壇では火を使わないことにしました
この出来事を機に、祖母が一人の時は仏壇でお線香をあげることをやめてもらうことにしました。
今回のケースは適切な背丈の造花を飾ることで防げそうですが、祖母も高齢なのでなるべく火を使わせたくないのです。
祖母もとても怖かったようで「もう仏壇で火を使うのは止めておく」とあっさりと同意してくれました。
電気式の燈明があるので、普段はそれを灯すことでロウソクとお線香の代わりにすることにしました。
今では祖母が一人の時はお線香をあげずに、手を合わせるだけになっています。
今回仏壇がちょっとした火事になったことで改めて実感したのは、
仏壇には火事になりやすい要素が揃っているなあ
ということです。
そもそも仏壇が木製ですし、ロウソク、マッチ、プラスチック製の造花、仏壇の周りには紙袋に入ったお供え物があったりもします。
少しのきっかけで大きな火事になる材料が沢山あるのです。
普段から十分に火事の注意をしておかないといけない場所だというのに改めて気づかされました。
ところで、この小さな火事を消し止めた後。
祖母はすぐに仏壇にむかって手を合わせ
大火事にならずに済みました。
おじいさんありがとう。
と言ってました。
火事を消したのは爺ちゃんじゃなくて僕なんだけど・・・
まあ、いいか。
とにかく皆さんも、仏壇の火事には十分気をつけてください
それでは、またー。
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