こんにちは、ゆんつです。
大量の画像のサイズをPhotoshopで一括変更する場合の方法として、縮小のアクションを記録し、そのアクションを利用してバッチ処理おこなうことで、大量の画像を一括縮小することができるというのを以前記事にしました。
それと似た方法なのですが、ドロップレットという機能を使うことでも画像を手軽に一括縮小することもができます。
今日はPhotoshopのドロップレットによる画像の一括縮小について書きたいと思います。
ドロップレットとは
ドロップレットとは自分がよく利用するPhotoshopのアクションを記録してアプリケーション化したものです。
画像縮小のドロップレットを作成し、ドロップレットアイコンに画像をドラッグすると、自分は何もしなくても次々に画像が縮小されます。
ドロップレットの作成方法
まず、画像を開いて縮小して保存するという一連のアクションを記録し、その後にドロップレットを作成します。
アクションを記録する
Photoshopメニューの「ウィンドウ」から「アクション」をクリック
「新規セットを作成」ボタンをクリックして新規セットを作成します。
新規セットはアクションを保管する入れ物みたいなものです
新規セットに好きな名前をつけてOKをクリック。
新規セットが作成されたので、そのセットが選択された状態で、「新規アクションの作成」をクリック。
好きなアクション名をつけて、記録ボタンをクリックします。
記録ボタンをクリックすることで、クリック後にPhotoshopで行ったアクションが記録されていきます。
画像のファイルを開きます。
「画像を開く」という行動を記録したいだけなので、開く画像は何の画像でも良いです。
画像を開いたら、メニューから「イメージ」 → 「画像解像度」をクリック。
希望の画像サイズに変更します。
僕は640px×360pxにしました
「OK」ボタンをクリックして画像の縮小が完了したら、メニューから「ファイル」 → 「別名で保存」をクリック。
適当なファイル名をつけて保存します。
以上で「画像を開いて縮小して保存する」という一連のアクションの記録が完了したので、停止ボタンを押して記録を終了します。
アクションパネルを確認するとこれまでの行動が記録されているのがわかります。
続いてドロップレットを作成します
ドロップレットを作成する
メニューから「ファイル」 → 「自動処理」 → 「ドロップレットを作成」をクリック。
ドロップレット作成のダイアログが開きます。
作成したドロップレットの保存先を選択し、セットとアクション名は先ほど作成したものを選択。
「開くコマンドを無視に」チェックを入れるのを忘れないようにします。
実行後は「フォルダー」を選択し、変更後のファイルの保存先を選択。
「別名で保存コマンドを省略」にチェックを入れ、変更後のファイルを保存する際のファイル名を「ファイルの名前」欄で設定します。
全ての設定が終わったら「保存」ボタンをクリックします。
するとドロップレットの保存先として指定した場所にドロップレットアイコンが作成されます。
これでドロップレットの作成は完了です。
ドロップレットを使う
ドロップレットの使い方は超簡単。
画像をドラッグしてドロップレットアイコンにドロップするだけです。
このフォルダの画像をドロップレットアイコンにドロップすると
Photoshopが自動で画像を開いて次々に640×360の大きさに縮小してくれました。
楽ちん
ドロップレットを使うと、自分でPhotoshopを起ち上げなくても画像ファイルをドロップレットアイコンの上にドロップするだけでPhotoshopを勝手に起動してくれて縮小までしてくれるのでとても手軽で便利です。
ただしデメリットもあります。
それはドロップレット作成時に設定したフォルダにしか出力できませんし、縮小後のファイル名なども設定したものから変更できません。
つまり作成時に設定した動作しかできず、これらを変更したい場合にはドロップレットを再び作成する必要があるのです。
逆に前回紹介したバッチ処理による画像の一括縮小は、その都度変換後のファイルの保存先や作業後のファイル名を設定できます。
そんなデメリットもありますが、単純作業においてドロップレットが大変便利なことは間違いありません。
バッチ処理とドロップレットを上手に使い分けて作業時間を短縮しましょう。
それでは、またですー。
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