こんにちは、ゆんつです。
WEBサイトを閲覧していると、ブログ名や会社名、そのサイトのURLなどの透かしが入った画像を目にすることがあります。
画像に透かしを入れる主な目的は、画像の著作権を明示し、画像を勝手に使用されることを防止すること。
ブログなどのWEBサイトを運営していると、自分で撮影した画像をWEBサイトで公開することは良くあります。
その画像の中には、それなりに労力を使って撮影したものもあるでしょう。
そのような画像が無断使用をされると悲しいものです。
このような場合、画像にブログ名などの透かしを入れておけば、多少なりとも盗用を抑止する効果があると思います。
ブログの運営にWordPressを使用している場合。
「Easy Watermark」というプラグインを導入することで、アップロードする画像に設定した透かしを自動で入れることができるようになります。
今日は、
について書きたいと思います。
Easy Watermarkの導入方法
WordPressの管理画面から「プラグイン」をクリック。
プラグイン画面になるので「新規追加」をクリック
検索ボックスに「easy watermark」と入力して検索をするとEasy Watermarkが現れるので、「今すぐインストール」をクリック。
インストールが完了したら「有効化」ボタンをクリックして、プラグインのインストールは完了です。
Easy Watermarkの使用方法
管理画面から「ツール」⇒「Easy Watermark」をクリック。
Easy Watermarkの管理画面になるので「Add New Watermark」をクリック。
Add New Watermark画面になります。
「タイトルを追加」という場所に、この透かしのタイトルを入力します(※透かしとして入れたい文字ではなく、作成する透かしに付けたいタイトルを入力)
今回は簡単に「テキスト透かし」というタイトルにしました
Easy Watermarkでは
- テキストによる透かし
- 画像による透かし
を設定することができるので、ここからはそれぞれについて説明していきます。
テキストによる透かしを設定する
テキスト(文字)による透かしを設定していきます。
Watermark Typeで「Text」を選択。
「Watermark」に画像に入れたい透かし文字を入力します。
ここで、少し残念なことがあります。
というのもEasy WatermarkのTextの透かしは日本語に対応してないようなのです。
ですので、日本語のテキスト透かしを入れようとしても□が表示されるだけです。
例えば、このブログ名である「こんぷれ」にすると□が4つ表示されるだけ。
もし、透かしに日本語が使いたい場合は、あらかじめ日本語が入った画像を作成し、「Text」ではなく「Image」を選択して、その画像を使用すると可能になります(詳細は後述する「画像透かし」を参照)
Watermark欄にアルファベットを入力すると正常に表示されるので、アルファベットを入力します。
今回はkonpureと入力してみました
「Text Option」という項目では、テキスト透かしの見た目に関する設定を行うことができ、その内容は以下のようになっています。
Font | 透かし文字のフォントを設定 |
Text color | 透かし文字の色を設定 |
Text size | 透かし文字のサイズを設定 |
Text angle | 透かし文字の角度を設定 |
Opacity | 透かし文字の透過度を設定(0に近いほど透明になる) |
例えば、
- Text size ⇒ 100pt
- Text Angle ⇒ 45°
- Opacity ⇒ 50%
に設定した場合、テキスト透かしは以下のような感じで表示されました。
「Alignment」というのは透かしを画像のどの場所に入れたいかを設定する項目です。
画像が9分割されているので、その9分割のなかの好きな場所をクリックすれば、その場所に透かしが表示されます。
例えば、9分割の右下をクリックして指定したとします。
すると画像の右下にテキスト透かしが入るようになります。
Offsetは透かしの位置の細かな調整をすることができ、例えば先ほどの右下を指定した状態でOFFSETのXに200と入力すると透かしがX軸方向に200px移動します。
「Applying Rules」という項目では、以下の設定を行うことが出来ます
Image sizes | 透かしを入れる画像サイズを選択できる |
Auto Watermark | チェックを入れると画像アップロード時に自動で透かしが入る ※デフォルトでチェックが入っている |
Image types | 自動で透かしを入れる画像の拡張子を選択 |
Post types | 自動で透かしを入れる投稿タイプを選択 |
Allow for all users | チェックすると、すべてのユーザーに対して自動透かし機能が有効になる |
基本的にはデフォルトの設定のままで大丈夫だと思います。
以上の全ての設定が完了したら、「保存」ボタンをクリックしてテキスト透かしの設定を保存します。
Easy Watermarkのトップ画面に戻ってみると、手順の最初のほうで名づけたタイトル名で設定した透かしが保存されているのが分かります。
後から透かしの内容を編集したい場合は、このタイトルをクリックして編集することになります。
以上で、テキスト透かしの設定は完了です。
画像による透かしを設定する
Easy Watermarkは画像も透かしとして使用できます。
テキスト透かしの場合は日本語が使えませんでしたが、画像透かしなら日本語が入った画像をそのまま透かしとして使えるので日本語も表示できます。
まず、透かしとなる画像を用意します。
画像の用意が出来たら、テキスト透かしの手順と同様に「Add New Watermark」をクリックし、タイトルには今回設定する画像透かしのタイトルを入力。
そして、「Watermark Type」は「Image」を選択。
「Watermark」という項目の「Select/Upload Image」ボタンをクリック。
ファイルのアップロード画面になるので、透かしに使用するjpegファイルをアップロードし、「Set as Watermark Image」ボタンをクリック。
透かし画像が設定されました。
画像がjpegまたはgifの場合、Opacityの数値を変更することで透かし画像の透過度を設定できます(0に近いほど透明になる)
「Scaling」という項目では透かし画像のサイズを調整することが出来ます。
それぞれの内容は以下の通り。
None | 何も調整しない。アップロードした画像のサイズのまま使用する。 |
Cover | 画像全体を覆うように透かし画像を拡大する |
Contain | 画像の縦横のどちらかに一致するように透かし画像を拡大する |
Fit to width | 画像の横サイズに合うように透かし画像を拡大する |
Fit to height | 画像の縦サイズに合うように透かし画像を拡大する |
これ以降の設定項目はテキスト透かしと同じなので、そちらをご参照ください。
例えば、
- 透過度 ⇒ 20%
- Scaling mode ⇒ Contain
- 画像の位置 ⇒ 中央
に配置した場合の、画像透かしの入り方は以下のような感じです。
これで画像透かしの設定は完了です。
アップロードする画像に透かしを入れる
Applying Rulesの設定で「Auto Watermark」にチェックが入っていれば、アップロードした画像には自動的に設定した透かしが入ります。
楽ちん♪
過去画像に透かしを入れる
Easy Watermark導入前にアップロードした画像に透かしを入れたい場合。
「Tools」タブをクリックします。
「Bulk Watermark」という項目の「Select Watermark」をクリック。
作成した透かしのタイトルが一覧表示されるので、過去画像に入れる透かしを選択します。
過去画像に入れる透かしを選択したら「Start」ボタンをクリック。
進捗状況が表示され、過去画像に透かしが入っていきます。
過去画像の枚数によりかかる時間は違いますが、完了メッセージが出たら過去画像に透かしを入れる作業は完了です。
過去画像に透かしを入れたけど元に戻したい場合は、「Restore Backup」という項目の「Restore」ボタンを押すと、復元作業が始まり透かしの無い画像に戻ります。
以上のような感じで、Easy WaterMark導入前の画像にも手軽に作成した透かしを入れることができます。
手動で画像に透かしを入れる
透かしの入っていない画像に手動で透かしを入れたい場合。
管理画面から「メディア」⇒「ライブラリ」をクリック。
メディアライブラリ画面になり、これまでアップロードした画像が表示されるので、透かしを入れたい画像を選択。
添付ファイルの詳細画面になるので「さらに詳細を編集」をクリック。
「Watermarks」という項目に設定した透かしタイトルが表示されるので、「Apply」ボタンをクリック。
これで選択した画像に透かしが入りました。
これにより、記事の画像も透かしのあるものに変わります。
元に戻したい場合は「Restore original image」ボタンをクリックすれば、透かしのない画像に戻ります。
手軽に透かしを入れたい方におすすめ
以上、Easy Watermarkの導入方法や使用方法について簡単に説明しました。
上記で説明したこと以外にも、Easy Watermarkの設定項目には「Settings」「Permissions」といったものがありますが、これらは基本的にデフォルトの状態のままで大丈夫です。
画像編集ソフトを使って画像に透かしを入れる方法もありますが、Easy Watermarkは設定さえしておけば画像をアップロードするだけで決まった位置に自動的に透かしを入れてくれるという手軽さがあります。
自分がアップロードしたオリジナル画像の無断使用を防ぎたい場合。
Easy Watermarkの導入を検討してみてもいいかもしれません。
それでは、またー。
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