【Photoshop】人物を切り抜く方法

こんにちは、ゆんつです。

ある画像に映る人物を切り抜いて、別の画像と組み合わせる。

画像編集では割とよく行われる作業だと思います。

このような作業をする際にポイントとなるのが人物の切り抜き。

と思うかもしれませんが、Photoshopでは割と簡単に人物を切り抜くことができます。

今日は

について書きたいと思います。

Photoshopで人物を切り抜く

手軽に人物を切り抜くには、Photoshopの

という機能を使用します。

被写体を選択する

Photoshopに切り抜きたい人物が写った画像を読み込みます。

ツールバーから選択ツールをクリック。

選択ツールをクリックすると、画面上部のオプションバーに「被写体を選択」と「選択とマスク」が現れます。

「被写体を選択」をクリック。

すると画像の分析が行われ、Photoshopが自動で画像内の人物を選択してくれます。

もし、これできちんと人物が選択できていれば、被写体を選択する作業はこれで終わりです。

でも、多くのケースで選択漏れが起こります。

今回の場合、ぱっと見ただけでも靴が選択漏れしていることがわかります。

また、逆に余計な部分が選択されている場合もあります。

ですので、次の工程で選択範囲の修正を行います。

「選択とマスク」で選択範囲を修正を行う

「被写体を選択する」で人物が選択された状態で、上部のオプションバーから「選択とマスク」をクリック。

選択とマスク画面になります。

初期状態では「表示」がオニオンスキンになっていますが、これだと選択部分と未選択部分の区別がつきづらいので、表示をクリックしてオーバーレイに変更します。

これで、未選択部分が赤色で表示されるようになり、選択済み部分と未選択部分の区別がつきやすくなりました。

ちなみに、現在は未選択部分が赤で表示されていますが、その色を変更したい場合は「カラー」、未選択部分を表示する色の濃度を調整したい場合は不透明度の数値を調整してください。

改めて画像を見てみましょう。

頭の部分を見ると、髪の毛の選択が漏れていたり、逆に必要のない背景の木が少し選択されていたり、腕の横が余分に選択されていたり、靴の選択が漏れているのがわかります。

それらを解決するために、まずオプションバーから「髪の毛を調整」をクリック。

これにより、自動的に髪の毛周辺の選択が修正され、先ほどよりも精密に選択されているのがわかるとおもいます。

ただ、これでも不要な部分が選択されているので、これを修正します。

ブラシツールをクリックし、ブラシのサイズを選択。

ブラシツールを選択した状態で未選択部分をドラッグすると選択範囲に含まれるようになり、ALTキーを押しながら選択部分をクリックすると選択部分から除外されるようになるので、これで選択部分の微調整を行います。

顔周りの微修正が終わりました。

同じ要領で、ブラシツールのサイズを変えながら他の部分も微修正していきます。

全体の微修正が完了しました。

選択範囲の修正が完了したら、出力先を「レイヤーマスク」にして「OK」ボタンをクリック。

画像から人物だけが切り抜かれました。

あとは、他の画像と組み合わせるだけです！

元の画像に戻したい場合

人物を切り抜いた画像を、元の背景のある画像に戻したい場合。

レイヤーパネルからレイヤーマスクサムネールを右クリック。

右クリックメニューからレイヤーマスクを使用しないをクリック。

これで、元の画像に戻ります。

再度切り抜き状態にしたい場合は、レイヤーマスクサムネールを右クリックして「レイヤーマスクを使用」をクリックすると、人物が切り抜かれた状態になります。

まとめ

以上が、Photoshopでの簡単な人物の切り抜き方法です。

手順をまとめると

という感じになります。

あと、画像を切り抜いて合成する際は

というも大事なポイントです。

切り抜く側の解像度が低いと、合成したときにとても違和感が出るので注意してください。

Photoshopの「被写体を選択」は、ここ数年で大幅に精度が向上しているそうです。

いずれは、人が微調整を行わなくても、ワンクリックで完璧に人物を切り取れるようになるかもしれませんね。

何かの参考になれば幸いです。

それでは、またー。