こんにちは、ゆんつです。
僕が住んでいる山口県は、日本全国の中でも「餅まき」が特に盛んな県なのだそうです。
確かにそう言われてみると、建前やイベントなどで餅まきが行われることが他の都道府県に比べて多い気がします。
そんな餅まきが盛んな山口県では、先日「餅拾い」の世界選手権が開かれ、撒かれた1万個の餅を230人の参加者が競って拾いあったそうです。
優勝した方は2kgの餅を拾ったそうです
餅まきが盛んな山口県に生まれた僕も、当然餅まきに参加した経験があります。
まく側ではなく拾う側としてですが
特に小学校3年生の頃は、週1回くらいの割合で餅まきに参加していたことがあります。
今日は、そんな僕の
子供の頃の餅まきの思い出
について書きたいと思います。
餅まきラッシュ突入!
小学3年生になった頃。
僕が住んでいた地域で通称「裏山」と呼ばれていた小高い山の造成工事が完了し、住宅地になりました。
住宅地は区画に区切られて分譲され、夏前くらいからいろんな区画で住宅の建設が始まりました。
住宅の建設が進み、建物の骨組みができると建前が行われます。
この建前の時に餅まきが行われます。
住宅の建設が始まってから1月くらい経過したとき。
毎週のようにいろんな家で建前が行われ、毎週のように餅まきが行われる「餅まきラッシュ」の状態に突入したのです!
餅まきには必ず参加!
不思議なもので、近所で行われる建前の日程などの情報は、親や近所のおじさんおばさん、クラスメイトなどを通じて、子供の僕たちにも漏れなく入ってきていました。
餅まきが行われる日。
僕と親友のK君は、学校が終わるとダッシュで家に帰ります。
帰宅するとランドセルを放り出し、適当なビニール袋をポケットにねじこみ、餅まきが行われる家に直行するのです!
大人も子供もガチンコ勝負!
現在行われている餅拾い大会は子供と大人に部門が分かれていて、和やかに餅まきが行われます。
でも、僕が小学生の頃に参加していた餅まきはそんな生易しいものではありませんでした!
大人も子供も関係なし!
同じ土俵でのガチンコ勝負です!
施主の知り合いでもない限り、子供だからといって拾いやすい場所に行かせて貰えるなどの配慮は一切ありませんでした!
あみだした戦法
餅まきラッシュの初期。
僕とK君は投げられる餅を手でキャッチしようと上の方ばかりみて、手を伸ばしていました。
でも、それでは大人の高さに勝ず、子供の僕たちは全く餅が拾えませんでした。
餅まきに参加しても1つも餅が拾えないことが続き、K君と僕はある作戦を考えました。
それは「おこぼれ作戦」です。
とにかく上を見ずに下を見て、大人がキャッチし損ねて地面に落ちた餅だけを拾い集めるという戦法です!
この戦法はとても効果的でした。
大人は次々に宙を舞う餅には注目しますが、キャッチしそこなって地面に落ちた餅にはあまり関心がありません。
体の小さい僕たちは、大人の間をすり抜けながら地面に落ちた餅をせっせと拾い集めました。
おこぼれ作戦を実行するようになってからは、毎週面白いように餅が拾えるようになり、母親から
ゆんつが沢山お餅を拾ってくれるからお餅買わなくてもいいわ
と言われたこともあります。
しかし、そんなおこぼれ作戦もある日突然終わりを告げることになります。
なぜ終わることになったかというと
餅を拾っている最中に手を踏まれた!
からです
そりゃ、踏まれるだろ
大人に手を踏まれて痛くてワンワン泣いたのですが、餅拾いに熱中している大人は誰も気にかけてくれません。
親友のK君も、泣く僕を無視して一生懸命餅を拾っていました(笑)
Kの野郎・・・
幸い怪我はありませんでしたが、僕はそれがトラウマになっておこぼれ作戦を実行することができなくなり、餅の収穫は再びガクンと落ちてしまいました。
お金入りの餅もありました
餅まきには、紅白餅だけを投げる餅まきと、紅白餅だけでなく紅白餅と一緒に硬貨を同封したものを混在させて投げる餅まきがありました。
入ってる硬貨は5円、50円、100円などですが、レアケースで500円が入っていることもありました。
硬貨が入っている餅がまかれる餅まきは、大人の本気度が更にあがります。
雰囲気は完全にコロシアムになります
普段は地面に落ちた餅にはあまり興味をしめさない大人たちが、地面におちた餅までせっせと拾うようになるのです!
僕とK君は、ある餅まきで運よく50円玉が同封された紅白餅の袋を、僕が1つ、K君が2つ拾ったことがあります。
でも、その50円入りの紅白餅を家に持ち帰ることはできませんした。
餅まきが終わり、近くの空き地で2人でお金の入った餅を見せ合っていると、ぜんぜん知らないおじいさんが僕とK君の手から勝手にお金入りの餅を取り上げ、自分の持っていた普通の紅白餅を3つ置いて、そのまま立ち去ってしまったのです!
もう無法地帯だな
硬貨が入っていた紅白餅があっという間に硬貨の入っていない紅白餅となる「逆錬金術」を見せられた僕とK君は、半泣きになりながら帰宅しました。
最近は餅まきもかなり減りました
というわけで、僕が子供の頃の餅まきの思い出についてアレコレ書いてみました。
最初に書いたように、全国的にみて山口県は餅まきが盛んですが、それでも僕が子供の頃に比べると随分減りました。
僕の友人でも何人か家を建てた人はいますが、餅まきは誰もしていません。
これから先を考えると、最終的には個人宅の建前での餅まきは無くなっていき、企業の社屋が完成したときやイベントの時だけに行われるようなる気がします。
今、僕が将来やりたいこととして考えているのは、これからもっと頑張って自分の家を建て
餅まきするから拾いにおいで
と建前に友達を呼んで、紅白餅ではなく巨大鏡餅をぶん投げるというプランです。
それでは、またー。
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