こんにちは、ゆんつです。
何かの説明をするとき。
文章だけでなく画像があると、その説明はより一層わかりやすくなります。
ただし、その画像が大きい場合。
画面全体のキャプチャのような場合です
皆さんはどうしていますか?
例えば、以下のような画像でヘッダー部分とフッター部分だけを説明したい場合で真ん中の部分は必要が無い場合。
そのまま画像を貼るよりも、真ん中の不要な部分は省略して画像の大きさを小さくして貼れば、画像のファイルサイズも小さくなりますし、見ている人も見やすくなります。
そのような場合に、必要となるのが「省略線」
画像の不要な部分を削除して、削除部分に省略線を置くことで、画像の大きさもコンパクトになりますし、見ている人も省略線で省略した部分は不要であることが解ります。
Photoshopでは、この省略線をあっという間に作ることができます。
今日は
について書きたいと思います。
省略線の作り方
まず、ツールボックスで「正方形ツール」を選択し、「塗り」の色と「線」の色と太さを選択します。
そして長方形ツールで、キャンバスから少しはみ出すくらいの勢いで長方形を描きます。
長方形を描いたらメニューバーから「フィルター」⇒「変形」⇒「波形」をクリック。
メッセージが現れるので「スマートオブジェクトに変換」をクリックします。
「波形」というダイアログが現れます。
ここで省略線の波形を作成していきます。
まず種類は正弦波を選択し、波数は「1」に設定します。
波長は「1つの波の長さ」を設定するもので、数値を変更するとプレビューに反映されるので、プレビューを見ながら自分の好みの数値にしてください。
振幅は「1つの波の高さ」を設定するもので、これも数値を変更するとプレビューに反映されるので、プレビューを見ながら好みの数値にしてください。
比率は、それまで設定した波の微調整を行う項目ですが、基本的に100%のままでOKです。
コツとしては振幅の最大値を先に変更して波の高さを決定し、その後で波長を設定するとやりやすいかもしれません。
数値をいじりすぎて、いったん初期値に戻したい時はキーボードの「CTRL」を押すと「初期設定」というボタンが現れるので、それにより初期値に戻ります。
今回以下のような数値を設定してみました。
種類 | 正弦波 |
波数 | 1 |
波長 | 最少10 最大300 |
振幅 | 最少5 最大35 |
比率 | 共に100% |
すると以下のような省略線となります。
省略線の使い方
先ほどは省略線を作っただけで、まだ画像の不要な部分を取り除いていません。
ですので、より実践的に余計な部分を省いて、そこに省略線を置いてみましょう。
今回は画像のヘッダー部分とフッター部分だけあればいいので、まずフッター部分を切り取ります。
そして切り取ったレイヤーを貼り付けて、位置を調節します。
先ほどの要領で省略線を作成し、画像のつなぎ目部分に設置します。
切り抜きツールで必要な部分だけを切り抜きます。
最後に画像を切り出すと、余計な部分を省略し、省略線でカバーした画像が出来上がります。
まとめ
以上がPhotoshopを使った簡単な省略線の作成方法と、具体的な使い方です。
まとめると
だけで省略線は完成します。
慣れると1分くらいで出来るようになるので、覚えておくと何かの役に立つかもしれません。
それでは、またー。
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