こんにちは、ゆんつです。
僕は本州の最も西にある山口県下関市に住んでいます。
その下関には本州最西端の場所があります。
それは北緯34度6分38秒、東経130度51分37秒にある「毘沙ノ鼻(びしゃのはな)」と呼ばれる岬です。
最も西にあるので「本州最後の夕日が見れる場所」ともいわれています。
そんな本州の西の西の西にある毘沙ノ鼻に行ってきたので、今日は毘沙ノ鼻について書きたいと思います。
本州最西端のモニュメント
駐車場から約200メートル歩くと展望広場があります。
展望広場です。
普段はこのテントはありません。
僕が行った日はたまたま自衛隊の訓練日だったようで、葉っぱがたくさんついたカモフラージュのテントが設置され、展望台ではゴツイ望遠鏡で監視をしている人たちがいました。
お疲れ様です!
広場の突き当りに「本州最西端の地」と記された灯台のモニュメントがあります。
モニュメントですので実際の灯台のような働きはしません。
おそらくこのモニュメントを見た人は「ここが本州最西端か」と思うでしょう。
でも実は違います。
本当の最西端はこの近くのもっと険しい断崖の岩場にあり、そこに本当の最西端の石碑が建てられているのですが、そこは下関市環境部吉母管理場の敷地内であり一般の人は入れません。
ということでこの展望台が設置され、ここが一般の人が到達できる最西端となっているのです。
展望台
展望台にたつと目の前には大海原が広がります。
この日はあいにくの雨ですが晴れた日には絶景が広がります。
真正面にある島は蓋井島。
これも晴れた日にははっきり見えるのですが、この日は雨でもやがかかってしまっています。
快晴の日は展望台から右手側を見ると角島も見えるんですが、今日は全く見えませんでした。
残念!
歌碑
展望台とモニュメントの近くには歌碑があります。
歌碑には
長門なる 沖つ借島 奥まへて 吾が思ふ君は 千歳にもがも
と書かれています。
この歌は738年に長門守の巨曽倍対馬(こそべのつしま)が時の右大臣の橘諸兄(たちばなのもろえ)に対して詠んだ歌で、「長門の国にある沖つ借島の名のように心の奥に深く思っているあなた様は、千年も長生きしてほしいものです」という意味合いの長寿を願う歌で、歌の中に出てくる沖つ借島というのが現在の蓋井島の事らしく、蓋井島を見渡せるこの展望広場に歌碑が作られたようです。
本州最西端到達証明書
「毘沙ノ鼻」に来た旅の思い出として「本州最西端到達証明書」が発行されています。
価格は1枚100円。
下関駅と新下関駅の観光案内所、または郵送でも購入できるようです。
詳しくはリンク先をどうぞ。
端っこマニアにお勧め
毘沙ノ鼻は近所に有名な観光スポットやお店があるわけではなく結構地味な場所です。
晴れた日に展望台から見渡せる綺麗な景色がセールスポイントですが、それ以上のものは地元の僕が言うのもなんですがはっきり言ってありません。
ただ九州方面から角島方面に向かう場合は、途中にあるので足を延ばしてみるのもいいかもしれません。
また端っこが好きな「端っこマニア」にもお勧めです。
きっとこの地に立った時に何とも言えない端っこの快感が体を貫くでしょう。
ちなみに、本州の最北端は青森県大間町の大間崎、最南端は和歌山県串本町の潮岬、最東端は岩手県宮古市のとどヶ崎、そして最西端がここ山口県下関市の毘沙ノ鼻です。
これらを総称して本州四端と言います
これら四端にすべて訪れ、各所で証明をもらって応募すると記念品がもらえるようです。
詳しくはリンク先をご覧ください。
アクセスなど
地名 | 毘沙ノ鼻 |
---|---|
住所 | 山口県下関市吉母字御崎 |
アクセス | |
営業時間 | 5月から9月まで 8:30~日没まで 10月から4月まで 8:30~日没まで ※Wikipediaによると5月から9月までの日没は18時、10月から4月までの日没は20時のようです。 |
駐車場 | 無料
普通:26台 軽:5台 |
トイレ | 有り。
小規模です。 |
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