こんにちは、ゆんつです。
僕は数年前まで、3軒のシェアハウスに通算5年住んでいました。
5年もシェアハウス暮らしをしていると、運営会社から退去させられた人を数人見ました。
今日はそんなシェアハウスから追い出された人について書きます。
ちなみにここでいう追い出されるというのは、ルールを守らずに契約更新を拒否されたり、他の住人からの苦情などによりハウスマネージャーから説得されて渋々ハウスを出てていかざるを得なかった状況を指します。
追い出された人々
部屋のゴミを全てラウンジのゴミ箱に捨てる女性
僕が住んでいたシェアハウスはどのハウスでも自室で出た普通のゴミは決められた日にハウスの敷地内に設けられたゴミ集積所に自分の責任で出し、ビンや缶などの資源ごみやラウンジやキッチンなどの共有スペースで出たゴミはそれぞれの場所にある共同のゴミ箱に捨てていいというルールでした。
ほぼ全ての人がこのルールを守っていたのにたった一人守らない女性がいました。
この人は深夜の人が少ない時間帯にラウンジに来て自分の部屋で出たゴミを全部共有スペースに置かれたゴミ箱に捨てるのです。
しかも分別せず全てを1つの袋にまとめて共有スペースのゴミ箱に突っ込むのです。
ハウスキーパーの女性が注意しても意に介さず共有スペースのゴミ箱に自室のゴミを捨てることを止めません。
結局運営会社に報告され次回の更新が出来なかったらしく退去していきした。
廊下でスケボー君
大きめのシェアハウスに住んでいた時の事です。
朝出勤するために玄関で靴を履いていたら後ろの方から「ゴー」っという車輪が回転する音がします。
振り返ると20代前半くらいの子がスケボーに片足を乗せもう片足で廊下を蹴りながらこちらに向かってきます。
彼は一旦玄関で停止し僕に「おはようございまーす」と元気に挨拶すると、サッと靴を履いて玄関を開け、再びスケボーに乗って颯爽と出かけていきました。
僕は「明るくて元気な子だなあ」としか思わなかったのですが、実は彼は同じフロアに住む人たちの間で評判になっていました。
1週間くらい前に引っ越してきたのですが、頻繁に廊下をスケボーで走るらしいのです。
朝の出勤時に自分の部屋から玄関までを走るだけでなく、帰宅して玄関から自分の部屋に戻るまでや、自分の部屋と反対方向にあるトイレに行くのに廊下をスケボーで爆走するのです。
同じ階の人からしたら車輪の音がうるさいですし、何よりもぶつかってけがをする危険性があります。
「危ないよ」と本人に直接言った人もいたらしいのですが効き目がなかったようです。
案の定他の住人から苦情が入ったらしく、ハウスマネージャーからハウス内でスケボーに乗らないように注意され少しの間ハウス内でスケボーには乗っていなかったらしいのですが、我慢できなくなり再びハウス内で乗ってしまい再度苦情が入ったらしく入居からほどなく追い出されていました。
爆音外国人
とにかくうるさい。
時間をかまわず部屋でギターを弾いて歌う。
深夜にスカイプか何かで大声で長時間話す。
テレビは大音量。
ゲームも大音量。
廊下を歌いながら歩く。
せめて寝てる間は静かかと思ったらイビキも滅茶苦茶うるさい。
という騒音を生み出すために生まれてきたような人がいました。
僕はフロアが違ったので大した被害を受けませんでしたが、同じフロアの人たちから苦情がたくさん入ったようであっという間に追い出されてました。
けんかを売った人
ある日の深夜。
コップを洗いにキッチンに行くと30代くらいの男性2人が何か言い合いをしています。
片方はかなりエキサイトし相手を罵り、もう片方は「僕が悪いんだったら謝ります」を繰り返していました。
その周囲を数人のやじ馬が囲み「まあまあ、落ち着いて」と言いながら二人をなだめていました。
やじ馬に事情を聞くと以下のようなことが分かりました。
仮にエキサイトしている方をAさん、謝っている方をBさんとします。
Aさんはそのハウスにそこそこ長く住んでいる人でイベントを企画したりするリーダー的な存在の人でした。
Bさんは1か月前くらいに入居してきた人で、このハウスでは新顔なのですがシェアハウス経験自体は長く、とても明るくて人当たりがよくひょうきんなところもあってあっという間にハウスの人気者になりました。
Bさんが入居するまではAさんがハウスのリーダーのような感じでしたが、Bさんは入居してからあっという間に人気者になって周囲に人が集まるようになり、Bさんがハウスのリーダーのような感じになりました。
このことをAさんは面白く思わなかったらしく、Bさんが入居した当初は仲良くしていたのに、ある日から突然Bさんの言動などに注文をつけるようになっていったそうです。
そしてこの日、虫の居所が悪かったのかBさんと数人がラウンジで雑談していたらAさんが入ってきていきなりゴミ箱をバーンッ!と床に蹴り倒してBさんに「目障りなんだよお前!」と言ってつっかかってきたそうです。
Aさんにもいろいろ言い分はあるでしょうが、周囲から見るとBさんへの嫉妬で一方的に喧嘩を売ったとしか思われません。
Bさんが謝り続けているとAさんは気が済んだのかラウンジを出ていきました。
この日を境にAさんはあまりラウンジに来なくなり、住人達もAさんを怖がって腫れ物に触るような感じの接し方をするようになってしまいました。
こういう出来事はすぐにハウスマネージャーの耳に入ります。
ハウスマネージャーは引っ越しを勧めAさんも渋々承諾したそうです。
後日マネージャー立会いのもとAさんはBさんに謝罪して出ていきました。
変な人は追い出した方が良い
こんなことで追い出されるなんてと思うかもしれませんが、僕はこれらの対応はまともだと思います。
あるときハウスマネージャーが言っていました。
「変な人が1人でもいるとハウス全体が滅茶苦茶になるから、変な人だと解ったらできるだけ早めに追い出す」と。
本当にそうだと思います。
こういう人が早めに追い出されたおかげで、僕はそこそこ快適に5年間もシェアハウスで暮らせたのです。
それでは、またー。
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