こんにちは、ゆんつです。
子供の頃の僕は自他ともに認める老け顔でした。
子供なのに30歳くらいのおっさんみたいな顔をしていたのです。
僕につけられたあだ名は学校では「おやじ」、塾では「管理職」でした。
僕は割とひょうきんに振舞うタイプの子供だったので、そんなあだ名をつけられても表面上は気にしない振りをして過ごしていました。
でも思春期に容姿のことであだ名をつけられるというのは、いくら性格が明るくても嫌なものです。
誰にも相談したことはありませんでしたが、
なんで僕は老け顔なんだろう?
というコンプレックスを抱えながら思春期を過ごしてきました。
老け顔で得をすることなんてほとんどありません。
未成年なのに本屋で堂々とエロ本を買っても注意されないくらいのものです。
ただ、人生というのは上手くできているものです。
今になって僕は「子供時代に老け顔でも悪くないな」と思えるようになったのです。
年齢が顔に追いついた
20代までの僕は必ず実年齢よりも上に見られていました。
それが30歳を境に逆転現象が起きてきました。
僕は自分でいうのもなんですが、学生時代からあまり顔が変わっていません。
学生時代よりも太ってしまったので肉付きは良くなったのですが、基本的なパーツは学生時代のまま、つまりあの当時の老け顔のままなのです。
学生の頃に30歳に見えたら老けて見られますが、30歳で30歳に見えれば年相応です。
それから数年たった今も顔はほとんど変わりません。
年齢が見た目に追いつき、さらに年齢が見た目を追い越していって「もっと若いと思ってた」と言われることが多くなりました。
幼馴染からも「お前は中学の時くらいから顔が変わってないよな」と言われます。
逆に幼馴染で童顔だった人のほとんどは、あの頃のベビーフェイスぶりが嘘のように老けてきています。
学生時代とのギャップが物凄いのです。
同窓会などで学生時代には童顔だった美少年や美少女を見ると綺麗なまま保っている人もわずかにいますが、大概は昔の面影がなくなり変わり果てた状態になっています。
一方の僕は、年をとってもほとんど変わらないのです。
学生時代の美少年や美少女の見た目が大きく変わっていくのを目の当たりにするようになって「人生というのは長い目で見ると案外帳尻が合うようになっているのかもしれないな」と感じ、「子供時代の老け顔も案外悪くないじゃないか」と思えるようになってきたのです。
老け顔の君へ
今ちょうど思春期で「老け顔」で悩んでいる人がいるかもしれません。
こんなことを言っても何の慰めにもならないかもしれませんが、必ず年齢が見た目に追いつく時が来ます。
グラフにするとこんな感じです。
グラフで実年齢と見た目の年齢が交差する辺りを、僕は「老け顔のゴールデンクロス」と呼んでいます。
老け顔がこのゴールデンクロスを迎えると、それまでの苦労が嘘のように年齢よりも若く見られるようになる逆転現象が起こるようになります。
そこまでじっと耐え忍びましょう。
ガマン、ガマン
帳尻が合うときが来ます。
この記事の最初に僕は学校で「おやじというあだ名をつけられた」と書きました。
これは正確に言うと「おやじA」というあだ名だったのです。
そう、実はもう1人老け顔がいて彼は「おやじB」と呼ばれ僕の友達でした。
僕たちはまるでRPGゲームに出てくる雑魚モンスターのようなあだ名の付け方をされていたのです。
2人で一緒に学校から帰っていると「これから居酒屋で一杯やるのか?」とか「父親参観日の帰りですか?」など心無い言葉を投げかけられることもありました。
その「おやじB」も無事にゴールデンクロスを迎え、今では実年齢よりも若く見られるようになりました。
老け顔には必ずゴールデンクロスが来ます。
諦めてはいけません。
ただゴールデンクロスを迎えたからといって不細工が男前になるというような変化は全くありませんので、そのあたりは十分注意して期待しすぎないようにしてください。
男前になるわけではありません
それでは、またー。
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