こんにちは、ゆんつです。
今日は2017年5月14日。
「母の日」ですね。
皆さん何かお母さんにプレゼントをしましたか?
僕は普段から母が
親にとっては子供の元気な笑顔が何よりのプレゼントよ
とよく言ってるので、母の日のプレゼントとして元気な笑顔を母の家に見せに行ったら
何?にやにやして気持ち悪いわね
と全く喜ばれませんでした。
今日は母の日なので、そんな僕の母親について書きたいと思います。
僕の母はこんな人
僕は肌が弱い子供でした。
ですので、母は昔から肌に良いとされる入浴剤や薬草をお風呂に入れて、少しでも僕の肌を良くしようとしていました。
いろんな入浴剤や薬草をためしてみて、僕の体に合うものがわかりました。
それは「どくだみ」です。
どくだみ風呂に入ると、肌荒れやアトピーがスーッと改善するのです。
幸い祖母の畑にドクダミがたくさん生えていたので、母親は毎日のようにドクダミを狩りに行って僕をドクダミ風呂に入れてくれました。
そのおかげで僕は学生時代には人並みの肌の強さを持つようになっていました。
社会人になり実家から遠く離れた首都圏で働くようになって2年目の事です。
実家から離れた僕はドクダミ風呂に入らなくなっていました。
会社でのストレスなどが引き金になったのか、突然お尻が真っ赤になるくらい酷いアトピーになりました。
薬を塗ると一時的には治るのですが、すぐに前よりもひどくなった状態で再発します。
僕は電話で母に
今アトピーがひどくて、椅子に座るのも辛いんよ・・・
と弱音を吐きました。
数日後、母から宅急便が届きました。
開けてみると、新鮮なドクダミが段ボール一杯に入っていました。
母にお礼の電話をすると
ドクダミ風呂に入って、ゆっくり直しなさい。
毎週新鮮なドクダミを送るからね。
と言ってくれました。
母が送ってくれるドクダミをドクダミ風呂にして毎日入っていると、ひどかったアトピーがゆっくりと改善していきました。
3週間くらいで赤みがひいてジュクジュクしていた部分はカサブタになり、3か月後には普通のお尻の状態に戻りました。
この間、毎週母はとれたてのどくだみを送ってくれました。
アトピーが治ったことを報告すると、母親は電話口で涙声で喜んでくれました。
アトピーが良くなった直後に帰省した時の事です。
母親を見てあることに気づきました。
母親の腕にたくさんの虫刺されの跡があるのです。
僕が
なんでそんなに沢山虫に刺されてるん?
と聞くと、母は
さあ、なんでかね?
といって笑っていました。
僕もそれ以上は聞かず、別の話に変わりました。
翌日、親戚の叔母さんと会いました。
まあ、ゆんつちゃん。
アトピー良くなったかね?
と聞かれたので、僕は
うん、良くなったよ
と答えました。
すると
お母さんが虫に刺されながらドクダミをとった甲斐があったねえ
という言葉が返ってきました。
そうです。
あの虫刺されは僕に送るためのドクダミを採るために、藪に入り虫にさされてできたもだったのです。
かーちゃん・・・
その日、母親は普通に仕事に出勤していました。
夕方、仕事から帰ってきた母親を見ると手に大きな黒のゴミ袋を持っています。
僕が
何を持って帰ったの?
と聞くと、母親は笑って袋を開けました。
中には袋一杯のドクダミが入っていました。
母は袋を開けて僕に見せながら
ドクダミを沢山乾燥させていつでも使えるようにしておくんよ
そしたらドクダミが生えてない冬でもドクダミが使えるからね
と言いました。
そのまま母に連れられて家の倉庫を見てみると、倉庫には段ボール2箱分の乾燥ドクダミがしまってありました。
沢山あったら安心やろ?
母はアトピーが改善した後も、せっせとドクダミを採って、冬にも使えるように干して乾燥させていたのです。
かーちゃん・・・
僕はアトピーが改善した時点で、母親はもうドクダミを採るのを止めていると思っていました。
でも違ったのです。
母親は毎日のようにドクダミを採ってきては、それを干して乾燥させていたのです。
僕が虫刺されの事を聞いたときに
なんでかね?
と、わからないふりをしたのは僕に気を遣わせないためだったのです。
後で気づいたのですが、母の足も腕と同じように沢山虫に刺されの跡がありました。
かーちゃん・・・ありがとう・・・
僕の母はこんな人です。
いつか恩返しを
このことがあってから僕は
母に何かあったときは、母が僕にしてくれたように、僕も母のためになることをしよう
と固く心に誓いました。
幸いにも母親は今も病気一つせず、元気で毎日楽しそうに暮らしています。
でも、もしものことがあった時は、必ず心に誓ったことを実行しようと思っています。
今年の母の日のプレゼント
やっぱり定番が一番いいよね
切って使ってね♪
というのは冗談で
これをあげて、なんか美味しいものを食べる足しにしてもらおうと思います。
私はカーネーションはいらないよ
とズバッと言う母ですので、これが一番だと思います。
今から母親にあげてきます。
・・・やっぱこっちにしよう。
半額にするな!
母の日だけでなく、いつもお母さんを大切にしましょう。
それでは、またですー。
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