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一番しんどかった帰省の話

雑記

こんにちは、ゆんつです。

お盆を故郷で過ごすための「帰省ラッシュ」が始まりましたね。

僕も首都圏に住んでいた時は、毎年帰省ラッシュに巻き込まれながらギュウギュウ詰めの新幹線で実家に帰っていました。

新横浜から北九州の小倉まで、新幹線「のぞみ」で約4時間半の旅です。

4時間半新幹線に乗っているだけでも結構きついのですが、新幹線の車内でイレギュラーな出来事がおきると、より一層疲れが増します。

今日は、僕が一番しんどかった帰省について書きたいと思います。

苦手な匂いが・・・

僕は新幹線の座席の予約をするときは必ず2人掛けの窓際を予約します。

でも、ある年の帰省では切符の予約が遅れたため2人掛けの席は埋まってしまい、3人掛けの真ん中という一番不自由な席しかありませんでした。

仕方がないので、その席の切符を買い、帰省当日になりました。

新幹線の発車時刻はちょうどお昼時。

僕はコンビニでサンドイッチとコーヒーを買って新幹線に乗り込みました。

指定された座席を見ると、窓際には既に東京から乗った人が座っていました。

僕は荷物を棚に乗せ3人掛けの真ん中に腰を降ろしました。

その後、通路側の席にも人が座り、3人掛けの座席は全て埋まりました。

電車が新横浜を出ると、僕はテーブルを出してサンドイッチをとコーヒーを乗せ、お昼ご飯の準備に取り掛かりました。

すると、窓際の席の方からやけに酸っぱい匂いがします。

窓際の人のテーブルの上をみると、500mlのビールと、折詰一杯にぎっちり詰まった「バッテラ」が乗っていました。

バッテラ

僕が一番苦手な食べ物がバッテラです。

ゆんつ
ゆんつ

見るのも嫌なくらい嫌いなんです

窓際の席からは、絶え間なく酢の匂いと生魚っぽいにおいがプーンと漂ってきます。

もうサンドイッチどころではありません。

僕は匂いを嗅ぎたくないので、窓際とは逆の通路側に顔を向けました。

すると、通路側の人もテーブルを出して食事の準備をしていました。

僕がチラッとテーブルを見ると、その人は竹の皮の包みを開いていました。

開いた包みの中を見るとバッテラ!

僕は数学は全然わかりませんが、新幹線の3人掛けの席の両隣がバッテラを食う確率というのは奇跡に近い確率だと思います。

その奇跡に遭遇してしまったのです。

僕はサンドイッチを食べることは諦め、鼻をハンカチで覆い背もたれに体を預けて眠ることにしました。

でもハンカチで覆っていても、鼻につく酢と鯖の匂いに全く眠ることが出来ません。

通路側の人は15分位で食べ終わりテーブルの上を片付けたので匂わなくなりましたが、問題は窓際です。

バッテラをチョコチョコつまみながら酒を飲んでいて、いつまでたっても食べ終わらないのです。

静岡を過ぎても、名古屋を過ぎてもバッテラは無くならず、結局その人は新大阪で下車したんですが全部食べ切れずに蓋をして持って降りてました。

新大阪駅を出発すると、空席になった窓際に新たな乗客が座りました。

そしてテーブルを出して、その上にお茶と正方形の木目調の弁当箱を置きました。

蓋が開かれます。

バッテラです。

僕は数学は全然わかりませんが、新幹線の3人掛けの席の両隣がバッテラを食べ、その一人が降りて新しく乗ってきた人がまたバッテラを食うというのは、もう学会とかで発表できるレベルの確率じゃないんでしょうか?

ゆんつ
ゆんつ

なんで、みんなバッテラが好きなの?

結局、僕は4時間半サンドイッチも食べずに、ずっと大嫌いなバッテラの匂いを嗅ぎながら故郷に帰ったのです。

小倉駅で深呼吸

新幹線が小倉駅に到着すると、速攻で新幹線を降りて大きな「深呼吸」をしました。

とにかく、バッテラの匂いを体から追い出したかったのです。

小倉駅の空気の美味しかったこと。

ゆんつ
ゆんつ

今まで吸った空気で一番美味しかったかもしれません

生き返ったような気持ちになりました。

サバサバしました

以上、僕が一番しんどかった帰省の話しです。

それでは、またー。

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