こんにちは、ゆんつです。
今日は本当に久しぶりにシェアハウスについて書きます。
僕はシェアハウスに住むまでは集団生活の経験はゼロでした。
初めて入居するときには「どんな人がいるかな?」という期待よりも、「変な人がいませんように」と不安の方が大きかったのを覚えています。
実際に住んでみるとほとんどの人はごく普通の人でしたが、なかにはそれまでの自分の人生では出会ったことがないような人もいました。
そんなシェアハウスの印象に残った人について書こうと思います。
1. 自分の部屋で寝ない人
この人は自分の部屋はちゃんと借りているんですが、いつもラウンジで寝ているのです。
夜になるとタオルケットや毛布を持ってきて、テレビを見ながら長椅子に横になりそのまま眠っていました。
理由を聞くと「昔から人がいるところの方が安心して眠れる」ということでした。
何か幼少期のトラウマでもあったのでしょうか?
2. オカルト系の人
霊感があるとか前世が見えるとか言い張る人です。
あるときに何人かの住人の前世について話しているのを聞いたことがあります。
するとハウスで一番のデブの住人の前世は「相撲取り」
ハウスで一番の男前の住人は「俳優」
ハウスで一番の美人の住人は「女優」
頭のてっぺんが薄くなっている白人の住人は「宣教師」
ということでした。
明らかに前世を見ているというよりも、今の姿形を見て当てはめています。
夏になると心霊番組が良くあります。
霊感がある人も含めて何人かでその番組を見ていた時に外から「ニャー」という明らかな猫の鳴き声がしました。
窓の外をみると猫がラウンジのそばにある塀の上を歩いています。
ラウンジにいる人たちは一人を除き全員が猫の声だと認識しました。
でも霊感がある人だけは「ニャー」を「赤ん坊の霊の泣き声」だと言うのです。
皆が「猫」だといっても頑として聞き入れてくれないので、その人以外の皆で協議して最終的には霊ということで丸く収めることにしました。
僕は霊よりその人の方が怖かったです。
3. 自分勝手な人
ある日寝ているとドアをノックする音が聞こえました。
寝ぼけ眼で時計を見ると早朝の5時です。
僕はベッドからふらふらと立ち上がりドアを開けました。
するとハウス内でまあまあ仲の良い人がまだ暗い廊下に立っていました。
僕が「どうかしましたか?」と言うと、その人は「朝早くにすいません。細かいのありますか」といい僕に千円を差し出しました。
僕は「なんでこんな時間に」と思いながらも財布を探して中を見てみると小銭が無いので「ないです」というと、「すいませんでしたー」と小声で言いながらドアを閉めました。
僕が二度寝をしようとドアのカギをかけていると、彼が他の部屋のドアを僕の部屋同様にノックしている音がしました。
朝の7時に目が覚めてラウンジに行くと、早朝に僕の部屋をノックした人が朝食を食べていました。
僕の顔を見ると「さっきはすいません」といって苦笑いを浮かべました。
なんでも早朝にコインランドリーを使おうとしたけど、小銭が全くなかったので知り合いの部屋のドアを次々に叩いて両替を頼んでいたそうです。
ここで僕の頭にひとつの疑問が浮かびました。
シェアハウスにはジュースの自販機があって、そこでジュースを買えばお札を崩すことができるのです。
そのことを告げるとその人は「それは知ってるけどハウスの自販機には好きな味のジュースが無いんですよ」とさわやかな笑顔で言いました。
生まれて初めて人の発言にショックを受けて皿を落として割りました。
4. とてつもない体臭の人
人間だれしも多少の体臭はあります。
でもこれまでの生きてきた中で桁外れの体臭を持つ人にシェアハウスで出会いました。
学校とか会社なら限られた時間だけですが、同じ屋根の下だと逃げようがないです。
不潔が原因の匂いではなく、その人の体の内部からもうもうと立ちこめる獣のような匂いなんです。
まあ体質なので仕方ないですが、その匂いを嗅ぐと自分に鼻がついていることを後悔する位です。
1時間前にキッチンから立ち去っているはずなのに、匂いだけはずっとキッチンにいたりします。
その人が部屋のドアを開けて換気をしていると、ハウス中がその人の匂いに染まります。
その人が歩くと匂いの道しるべができるので、すぐに居場所が分かります。
かくれんぼしたら常に1番に見つかるような人です。
でもこういう人に限って体臭以外は欠点が無い優しくて凄くいい人なんです。
まとめ
今回書いた人たちは、印象にはのこりましたが余り悪い意味では無く、どちらかというと笑って済ませられる人です。
でも今回は書きませんでしたが、シャレにならない人もいました。
すごく短気ですぐに住人に喧嘩をしかける人、規約で禁止されているのに勧誘まがいのことをする人、深夜に廊下を大きな足音を立てて走り回る人など、平穏な生活を乱すような人です。
色んな人が住むシェアハウスでは、いい意味でも悪い意味でもこれまでの人生で出会ったことの無いような人に出会います。
もし「この人ちょっと変だな」と思ったら距離をとって関わらないのが一番です。
僕は少しでも「変だな」と感じた人は軽い挨拶だけはしていましたが、それ以外は一切関わりませんでした。
だから通算5年間そこそこ平和にシェアハウスで暮らせたんだと思います。
えっ?!
「お前の方が皆から避けられてたんだよ」ですって?!
大正解!!
それでは、またですー。
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