こんにちは、ゆんつです。
先日カニを買いました。
美味しいカニでアッと言う間に食べ終わってしまいました。
カニを食べ終わっていつも思うことがあります。
カニの殻を何かに使えない物か?
いつもカニの身やミソを食べたら殻は生ごみにぽいっと捨てていますが、ただ捨てるのはもったいない気がします。
もし殻も使えれば、カニを余すことなく楽しむことが出来ます。
そこで今日はこのカニの殻を使ってみたいと思います。
ダシをとってみよう
ここにずわいがに1匹分のかにの殻があります。
この殻を使ってまずダシをとり、そのダシを料理に利用したいと思います。
まずカニの殻をハサミで程々の大きさに切っていきます。
何故切るのかというと、カニの殻を炒めやすくするためです。
また、カニの殻は炒めてからダシをとった方が生臭さが無くなり香ばしさも増すそうです。
適当な大きさに切ったカニの殻をフライパンに入れて水気を飛ばすような感じで中火で炒めます。
炒めていると焼きガニのような良い風味があたりに漂います。
焦げないように箸で混ぜながら5分間炒めました。
次にフライパンに、殻がヒタヒタにかぶるくらいの量の水を入れて煮込みます。
時間はとろ火で1時間。
1時間経過したものがこれです。
白濁したスープができています
ちょっと飲んでみると、うっすらとカニの味がします。
カニのダシは温度が下がっていく段階で殻からどんどん出て来るらしいのでこのまま2時間ほど放置します。
2時間放置したものがこれです。
ダシはすっかり冷たくなっています。
飲んでみます。
明らかに先ほどよりもカニの味が濃くなっています。
これを料理に使うと美味しそうです。
油こし紙を使ってカニの殻が入らないように漉していきます。
これがカニの殻からとったダシです。
見た目はお米のとぎ汁みたいです
ダシを使ってご飯を炊く
カニから出たダシを使って「カニの身が入っていないカニの炊き込みご飯」を作ります。
2合分のお米を入れて、水の代わりにズワイガニの殻からとったダシを入れます。
お醤油と酒を大さじ2、みりんを大さじ1入れます。
最後に昆布を1枚入れて
炊飯ジャーのスイッチオン。
あとは出来るのを待つだけです。
しばらくするとご飯が炊きあがりました。
フタを開けるとカニの良い香り。
いそいそとお茶碗によそって
いただきまーす。
パクッ
うおおおー!
カニの身は入ってないけど、ちゃんとカニご飯の味になってる。
うっすらカニの味がするとかじゃなくて、ちゃんとカニの味がする。
美味い!
カニの身がなくても「カニご飯」と名乗れるような味になってます。
美味しさへの喜びとともに、今までダシも取らずに生ごみに捨てていたカニの殻への後悔が胸に去来します。
スープに使う
カニご飯につかうだけではダシが余ったので、後日このダシに創味シャンタン少々と卵と水溶き片栗粉を加えてかに風味の卵スープも作りました。
これもカニのダシがきいた、美味しいスープでした。
ダシをとった後は
殻からダシをとり終わったカニの殻。
「流石にこれは捨てるしかないだろう」と思いましたが、これにも使いみちがあります。
カニの殻を畑に撒くと、それが地中に住んでいる微生物の良いエサになり微生物が活性化して土壌を改善し美味しい野菜が収穫できるようになるそうです。
乾燥させた方が良いみたいなので、風通しの良いベランダに置いて乾燥させます。
2日間ほど乾燥させました。
撒くときは細かく砕いた方が良いらしいので、トンカチで細かく砕いて
プランターに入れて土と混ぜ合わせます。
このプランターには5月頃シソを植える予定なので、その際は追って生育具合のレポートをしようと思います(追記:全然育ちませんでした(笑))。
まとめ
今回はこれまで捨てていたカニの殻を利用してみました。
カニの殻からこんなに良いダシがとれるとは思っていませんでしたし、畑にまくと良い肥料になるということも知りませんでした。
こう考えてみるとカニはビロビロしたエラの部分しか捨てるところがないですね。
今度からカニを買ったら同じようにしてカニを余すことなく使い切りたいと思います。
それでは、またですー。
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