重りを付けて生活していた頃

雑記

こんにちは、ゆんつです。

この前倉庫を調べていたらこんなものが出てきました。

リストウェイト1

リストウェイト2

リストバンドです。

ただのリストバンドではありません。

1つ500gの重さがあるリストウェイトです。

10年前くらいに買ったものです。

リストウェイトの他にアンクルウェイトという脚に装着する重りも持っていました。

そちらは1つで2kgの重さでした。

そのアンクルウェイトは現在行方不明です。

倉庫の奥からこのリストバンドを発見した瞬間に、重りを付けて生活していたころの記憶が鮮やかに蘇ってきました。

今日は重りを付けて生活するようになったいきさつや、やめた理由について書きたいと思います。

ウェイトを買った理由

購入の動機は少し複雑です。

当時、彼女がいなかった僕は「彼女が欲しい欲しい」と願っていました。

普通の人ならこんな時「どうやって彼女を作るか」ということを第一に考えると思います。

でも僕はなぜか「彼女ができたらどうやって守るか」ということを第一に考えたのです。

まだ出来てもないのに!

一番難しいであろう「彼女を作る」という部分からは現実逃避し「できた彼女をどうやって守るか」というところに思考が一気にジャンプしたのです。

スタートラインにも立たないのに、表彰式に着ていく服の心配をする運動音痴のようなものです。

お金持ちになるための格言に「お金持ちになるためには、貧乏な時からお金持ちになったつもりで行動することが大切」というのがありますが、当時の僕は「彼女もいないのに彼女ができたつもり」で行動してしまったのです。

バカとしか言いようがありません。

彼女を守る=筋肉をつける

これは理解していただけると思います。

でも普通なら筋肉をつけて彼女を守るためには「トレーニングジムに通う」とか「格闘技を習う」とかそういう方向に考えると思います。

でも当時の僕はわざわざトレーニングのために時間を割くのが嫌でした。

「トレーニングをしなくても日常生活を送りながら自然と筋肉がつく方法は無いか?」

その結果たどり着いたのが「両手両足に重りをつけて生活する」ということだったのです。

重りを装着して生活していればムキムキになれると思ったのです。

ウェイトが届いた

注文したリストウェイトとアンクルウェイトはすぐに届きました。

開封してすぐに思いました。

「ゴツイ!」

中に重しとなる砂が入っているので仕方ないのですが、見た目が想像以上にゴツイのです。

僕が想像していたサイズはバスケットボールの選手などがが手首に装着しているリストバンドを一回り大きくしたくらいのサイズだったのですが、リストウェイトはそれよりも2回りくらい大きく、アンクルウェイトに至ってはそれよりもっとゴツイのです。

身長が180cmくらいあればウェイトのゴツさと釣り合いがとれるのでしょうが、僕は身長が低いのでゴツイウェイトを装着して鏡を見ると実にアンバランスなのです。

リストウェイト装着図

それでも、リストウェイトとアンクルウェイトのずっしりとした重さはいかにも筋肉がつきそうで僕を満足させるものでした

家にいるときは基本つけっぱなし

この日から家にいるときは風呂の時以外は常に重りを手足につけて生活するようになりました。

家に帰ったらまず部屋着に着替えて重りを手足にスチャッと装着するのです。

なぜかウェイトを装着するだけで自分の戦闘能力があがったような気分になっていました。

買い物もつけていくようになった

購入して1週間は家の中だけで重りをつけていましたが、だんだんと「スーパーへの買い物くらいだったら重りを付けたままでも良くないか?」と思うようになってきました。

洋服を着てリストウェイトとアンクルウェイトを装着した状態で鏡を見ます。

あきらかに不自然。

ウェイトがとても目立ちます。

あまり関わり合いになりたくないような見た目です。

「恥ずかしがってちゃ筋肉はつかない!」

僕は重りを手足に装着したまま買い物に行きました。

スーパーまでの道すがら、一番最初にすれ違った人は僕の方をほとんど見ずに通り過ぎました。

僕は「なーんだ。心配して損した。誰も人の事なんて気にしないよな」と思いながら振り返ると、その人は僕から少し離れた場所で立ち止まり僕をじっと見ていました。

そして、目があった瞬間に慌てて目をそらして再び歩き始めました。

やはり人は見ていないようで見ているようです。

多少の人目は気になりながらも買い物を済ませて家に帰りました。

僕は早く体を鍛えたかったので、この日から近場の買い物にはリストウェイトを付けて行くことにしました。

爆笑につぐ爆笑

リストウェイトを付け始めて3週間目の事です。

いつものように付けたまま買い物に向かっている途中で中学生くらいの集団とすれ違いました。

すれ違った後、彼らの1人が「今の人、手足にウェイトつけてなかった?」というのが耳に入りました。

僕が振り返らずに歩いているとその集団が「マジだ。あんな人いるんだな」と言いながら爆笑している声が聞こえてきました。

「やっぱ付けて出歩かない方がいいな」と思いましたが、この日はもう仕方ありません。

でもこんな日に限って不幸は続くものです。

商店街で僕は会社の同僚の女の子2人と出会ってしまうのです。

2人は両手両足に重りを付けている僕の姿を見て大いに笑い「罰ゲームかと思った」とか「ロボットみたい」とか「これで外出できるのが信じられない」など、ウェイトをつけて出歩く僕を実に客観的に評価してくれました。

僕はこの日で外出時のウェイト装着をやめました。

肩に炎症

外出に重りを付けなくなった僕は、再び家の中だけで重りをつけて生活するようになりました。

このころ右肩の付け根に痛みを感じることが増えてきました。

なんだかズキズキするのです。

日ごとに痛みが増すので病院に行くと右肩が炎症を起こしていました。

問診で僕が「家にいるときは寝てる間もずっと手足に重りを付けている」と言うと、先生はあきれたように「物事には何でも限度があるからね。やめといた方が良いよ。」と、ずっと重りをつけて生活することの悪影響についてバカでもわかるように丁寧に説明してくれました。

この日を境に僕は重りの装着をやめました。

そして2度と装着することはありませんでした。

僕の「重り装着生活」は1ヶ月ちょっとで幕を閉じました。

結局彼女はできたのか?

この後もしばらくできませんでしたけど、何か文句ありますか?

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