こんにちは、ゆんつです。
「メロディーレーン」という、とっても小柄な牝の競走馬がいます。
体重は340kg前後。
400kgを超えるのが当たり前、500キロ越えも珍しくない競走馬の中でとびきり小さな牝馬です。
2019年6月に初勝利を挙げた時の体重は340kg。
この時の勝利はJRAにおける最小体重での優勝記録になりました。
そして2019年9月に2勝目を挙げた時の体重は338kg。
初勝利の時よりも馬体重が2kg減って、自分で作った最小体重での優勝記録を自分で更新しました。
2勝目を挙げた後。
メロディーレーンがG1レース「菊花賞」への出走するかもしれないという情報を目にしました。
そしてメロディーレーンは実際に菊花賞の出走登録をしました。
菊花賞に出られる馬は18頭。
そのうち16頭はトライアルレースで菊花賞への優先出走権を手に入れていたり、獲得賞金額が多かったりして出走が決まっており、残りの2つの出走枠をめぐってメロディーレーンを含む3頭で抽選するという形になりました。
抽選の結果メロディーレーンは運よく3分の2の確率を突破し、本当に菊花賞へ出走することになりました。
やったね!
菊花賞とは
菊花賞は3歳馬限定で行われる距離3,000mの長丁場のG1レース(一番グレード高いレース)です。
スピードはもちろんの事、長丁場を乗り切るスタミナも要求される過酷なレースです。
牝馬の出走は珍しい
菊花賞は性別関係なく出走できますが、基本的には牡馬が出走するレースで、過去を遡っても牝馬の出走は多くありません。
直近での牝馬の出走は10年前の2009年で「ポルカマズルカ」という馬が出走しています(結果は18頭中17着)
牝馬が菊花賞を勝つのは難しい
菊花賞を牝馬が勝つのは大変難しいです。
短距離や中距離では牝馬が牡馬を負かすのは全く珍しくありません。
ところが長距離になると圧倒的に牡馬が優勢になるのです。
その辺りの原因は僕にはわかりませんが、牡馬の方が牝馬よりもスタミナがあるのかもしれません。
菊花賞を制した牝馬はこれまでに2頭いるのですが、その2頭は
- 1943年 クリフジ
- 1947年 ブラウニー
で、競馬の歴史を70年以上もさかのぼらないといけません。
それくらい牝馬が菊花賞を勝つのは大変なのです。
斤量も増える
メロディーレーンが初勝利を挙げた時の斤量(ジョッキーの重量)は51kgでした。
2勝目の斤量が49kg。
そして今回の菊花賞は55kg!
6kgも重くなります
これまでは一般レースだったため見習い騎手を乗せることで斤量を軽くすることが出来たのですが、G1になるとそのような恩恵はなくなり普通の斤量を背負わされます。
小柄なメロディーレーンに55kgの斤量は、レースを迎えるにあたっての一番の不安材料といっても過言ではありません。
無事に回ってきてほしい
僕はメロディーレーンを応援していますが、菊花賞でいい勝負をするのは正直難しいと思っています。
今まで戦ってきた馬より数段レベルが上の馬との戦いですし、先ほども書いたように斤量も6kgも増えるのです。
これで「勝ってくれ」というのは酷です。
それでも、メロディーレーンが菊花賞に出るというだけで胸がワクワクするのです。
レースを無事に回ってきてくれるだけで僕は十分嬉しいです。
でも心のどこかで
掲示板(5着以内)に載ってくれないかなぁ
とちょっとだけ思っています。
応援してあげてください
菊花賞は2019年10月20日(日)15:40分に発走です。
NHKなどの地上波でも中継があるので、もし目にする事があったら心の中でメロディーレーンを応援してくれると嬉しいです。
僕も応援します
17頭の牡馬を相手に小さな牝馬がどれだけ戦えるのか。
今から週末が楽しみで仕方ありません。
それでは、またー。
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