こんにちは、ゆんつです。
本日(2019年10月20日)、競馬のG1レース菊花賞が開催されました。
舞台は京都競馬場の3000mの芝コース。
長丁場のレースを18頭の3歳馬が駆け抜けました。
17頭の牡馬に混じって1頭の牝馬が菊花賞を走りました。
体重340kg前後の小さな牝馬「メロディーレーン」です。
今日はメロディーレーンが走り抜けた菊花賞を振り返りたいと思います。
パドック
競走馬はレース前にパドックと言う下見所を輪になってグルグルと周回します。
メロディーレーンの前を歩く馬の体重は484kg。
そしてメロディーレーンの本日の馬体重は340kg。
その差なんと約140kg
菊花賞に出走した馬でメロディーレーンの次に馬体重が軽い馬でも434kgなのです。
テレビで見ていても、他の馬に比べてメロディーレーンが圧倒的に小ささいのが良くわかりました。
メロディーレーンは落ち着いてパドックを周回しており、レースを迎えるにあたり内に秘めた気力が充実し、とても良い精神状態になっているように見えました。
レース
レースはスローペースで流れました。
メロディーレーンは後方から3頭目あたりを追走。
3コーナー過ぎの勝負所。
各馬が一斉に仕掛け始めます。
僕は正直ここでメロディーレーンは他の馬から引き離されると思っていました。
これまで戦ってきた相手とは訳が違います。
今日戦っている相手は一線級の牡馬なのです。
いくらなんでも荷が重いと思っていました。
ところがメロディーレーンは引き離されるどころか、しっかりと馬群に食らいついていました。
4コーナーを回り直線に向かうとメロディーレーンは跳ねるように馬場の真ん中をグイグイと伸びてきました。
その脚色はゴールまで衰えることはなく、次々と牡馬を抜き去りなんと5着でゴールイン!!
凄い凄い!!
17頭の牡馬を相手に小さな小さな牝馬が5着。
快挙といっても良いくらい凄いことだと思います。
YouTubeに頑張っているメロディーレーンの動画をアップロードしてくれた方がいらっしゃるので、もしよかったら見てください。
お疲れ様
メロディーレーンはこれまで見習騎手が騎乗することで負担重量が軽くなる恩恵をうけてきました。
初勝利の時の負担重量は51kg、2勝目は49kgでした。
今日の菊花賞では恩恵が無くなり負担重量は55kg。
一気に6kgも背負う重さが増加したのです。
メロディーレーンにとっての菊花賞は「牡馬との闘い」+「負担重量」との闘いでもあったわけです。
小柄なメロディーレーンには大変だったと思いますが、レースではそんな影響をまったく感じさせない堂々たる走りでした。
僕はレースの最初の方は気楽な気持ち観戦していました。
メロディーレーンを応援してはいましたが、菊花賞は流石に荷が重く「参加するだけ」だと思っていたからです。
無事にレースを回ってきてくれさえすれば良いと思っていました。
ところが3コーナー過ぎでも離されずに食らいついている姿や、最後の直線でグイグイ伸びてくるメロディーレーンを見て「行け行け!!がんばれがんばれ!!」と拳を握りしめ我を忘れて応援している自分がいました。
メロディーレーンは僕が考えていたよりずっとずっと強い牝馬でした。
結果は5着でしたが、本当によくやったと思います。
レースが終わった後。
良い映画を見終わったような感動が僕を包みました。
僕もメロディーレーンみたいに頑張ろう
レースを見てそう思いました。
長丁場のレースを普段より重い重量を背負って走ったので、メロディーレーンはとても疲れただろうと思います。
たくさん食べて、ゆっくり休んで、また元気な姿を見せて欲しいと思います。
引退するまでずっと応援します。
今日はお疲れさまでした。
メロディーレーンのおかげで、とても良い週末を過ごせました。
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