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Cドライブを拡張してみた【回復パーティション移動】

Cドライブを拡張してみた【回復パーティション移動】 ソフトウェア

こんにちは、ゆんつです。

PCを使っているとアプリケーションのインストールやら何やらで、Cドライブの容量はどんどんと減っていきます。

僕は自分が作成したファイルなどは全てDドライブに置くようにして、なるべくCドライブを圧迫しないようにしているのですが、それでもじわじわとCドライブの容量は減っていきます。

Cドライブの容量が減っていく一方、Dドライブには割と空きがあったりします。

現在の僕のPCの状況です。

Cドライブの空き容量が約40GB、Dドライブの空き容量は約140GBあります。

Dドライブの容量をCドライブに分け与えたい

Cドライブには様々なアプリケーションが入っており、それらは簡単に移動させることが出来ません。

逆にDドライブには画像や動画、ブログの記事などのファイルが入っており、これらはどれも外付けのハードディスクに移しても差しさわりがありません。

そこでDドライブにあるファイルを一旦全て外付けのハードディスクにバックアップして、その後Dドライブの容量をCドライブに分ける「Cドライブの拡張」をしてCドライブの容量を100GBくらい増やすことにしました。

Dドライブのバックアップ

拡張前に絶対に行わなければならないのがDドライブのバックアップです。

Cドライブを拡張する場合、Cドライブに容量を分け与えるためのまっさらな領域が必要となります。

今回のケースでは「Dドライブ」の領域を「Cドライブ」に分け与えます。

そのため「Dドライブ」に対し「ボリュームの削除」を行ってまっさらにします。

「ボリュームの削除」を行うとDドライブにあるファイルは完全に削除されてしまいます。

ですので拡張前に、他のドライブに容量を分けてあげるドライブにある必要なファイルは全て外付けのハードディスクやUSBにバックアップしておきます。

えっ!拡張できない!?

Dドライブのデーターのバックアップが完了したらCドライブの拡張作業に入ります。

まずはDドライブのボリュームを削除する作業からはじめます。

画面左下のウィンドウズマークの上で右クリックし、現れたメニューの中から「ディスクの管理」という項目をクリック。

メニューから「ディスクの管理」をクリック

「ディスクの管理」画面ではPCに存在する全てのドライブが表示されます。

「ディスクの管理」画面ではPCに存在する全てのドライブが表示される

「ボリューム (D:)」を右クリックして開いたメニューから「ボリュームの削除」をクリック。

「ボリューム (D:)」を右クリックし、メニューから「ボリュームの削除」をクリック

すると「シンプルボリュームの削除」というメッセージが現れますので「はい」を選択。

「シンプルボリュームの削除」というメッセージが現れたら「はい」を選択

続けて「ディスクの管理」というメッセージが現れるので「はい」をクリック。

「ディスクの管理」というメッセージが現れたら「はい」をクリック

すると「ボリューム:D」だった領域は「未割り当て」へと変化しました。

「ボリューム:D」だった領域は「未割り当て」へと変化した

この「未割り当て」の領域をCドライブに分けてあげれば、Cドライブの容量が増えることになります。

「Cドライブ」を右クリックして現れるメニューから「ボリュームの拡張」をクリック・・・・できない・・・

「ボリュームの拡張」がクリックできない!

「ボリュームの拡張」がグレーアウトしてクリックできないのです。

ゆんつ
ゆんつ

なんで?

「ボリュームの拡張」ができない原因

PCに詳しい方なら既に答えはお分かりだと思います。

拡張できない原因は「Cドライブ」と「未割り当て」の間に挟まった「回復パーティション」です。

拡張できない原因は「Cドライブ」と「未割り当て」の間に挟まった「回復パーティション」

ドライブを拡張するためには右隣に未割り当ての領域が必要になります。

「Cドライブ」と「未割り当て」が隣り合わせなら問題なく拡張できたのですが「回復パーティション」が両者の間に挟まっているため、このままでは「Cドライブ」の拡張が出来なくなっているのです。

「Cドライブ」を拡張するには

「回復パーティション」を削除して、「回復パーティション」もCドライブにくっつける

又は

「回復パーティション」を移動させて「Cドライブ」と「未割り当て」が隣接するようにする

かのどちらかをしないとCドライブの拡張が出来ないのです。

「回復パーティション」はPCを出荷時の状態に戻すために利用されるパーティションで、PCに万が一の事態が起きた時にこのパーティションを使ってPCを復旧します。

万が一の事を考えると消したくはありません。

というわけで、「回復パーティションの位置」を移動させることにします。

「回復パーティション」を移動させる

回復パーティションを移動させるには

パーティション移動アプリのインストール → パーティションの移動

という手順になります。

アプリをインストールする

調べてみると「パーティション」を無料で移動させることができるアプリがあったので導入します。

「AOMEI Partition Assistant」というアプリです。

無料のパーティション管理ソフトをダウンロード-AOMEI Partition Assistant Standard
Windows 11、10、Windows 8.1/8、Windows 7/Vista/XP(32/64ビット版)のHDDを管理する最高のパーティション管理フリーソフトを無料でダウンロードします。

有料バージョンと無料バージョンがありますが、無料バージョンをインストールします。

「AOMEI Partition Assistant」の無料バージョンをインストール

「無料ダウンロード」ボタンをクリックするとメールアドレスの入力欄が現れるので、適当なメールアドレスを入力して「今すぐダウンロード」ボタンをクリックします。

適当なメールアドレスを入力して「今すぐダウンロード」ボタンをクリック

アプリの実行ファイルがダウンロードされるので、ダブルクリックして実行します。

ダウンロードされた実行ファイルをダブルクリック

「ユーザーアカウント制御」のメッセージが現れた場合は「はい」をクリックします。

「ユーザーアカウント制御」のメッセージが現れた場合は「はい」をクリック

「セットアップに使用する言語の選択」ダイアログが出るので、日本語になっていることを確認して「OK」ボタンをクリックします。

利用する言語が日本語になっていることを確認して「OK」ボタンをクリック

「より良い選択」というダイアログが表示されるので「スキップ」ボタンをクリック。

「より良い選択」というダイアログが表示されたら「スキップ」ボタンをクリック

「今すぐインストール」ボタンをクリック。

「今すぐインストール」ボタンをクリック

アプリのインストールが始まります。

アプリのインストール開始

インストールが完了すると以下のようなダイアログが表示されるので、「ユーザー体験向上計画」というチェックボックスのチェックは外して、「今すぐ体験」ボタンをクリック。

「ユーザー体験向上計画」のチェックは外して「今すぐ体験」ボタンをクリック

以上で無料版の「AOMEI Partition Assistant」が起動します。

「AOMEI Partition Assistant」が起動した

パーティションを移動する

インストールした無料版の「AOMEI Partition Assistant」を使って、パーティションを移動します。

移動させたいパーティション(今回は「回復パーティション」)にマウスカーソルを当て右クリックし、メニューの一番上にある「パーティションをリサイズ/移転」をクリック。

移動させたいパーティションを右クリックし「パーティションをリサイズ/移転」をクリック

「パーティションを移動、リサイズします」という画面になります。

「パーティションを移動、リサイズします」という画面になる

画面中央にスライダーがあり、パーティションをドラッグすることで移動させることができるようです。

画面中央のスライダーをドラッグすることでパーティションを移動させることができる

僕としてはCドライブより前に「回復パーティション」を移動させたかったのですが、色々試しましたがそれは出来ませんでした。

でも回復パーティションをスライダーで一番右に移動させて「はい」をクリックすると

回復パーティションをスライダーで一番右に移動させて「はい」をクリック

「回復パーティション」は一番右端に移動し、「Cドライブ」と「未割り当て」が隣接するようになりました。

「回復パーティション」が一番右端に移動し、「Cドライブ」と「未割り当て」が隣接した

パーティションをこの状態で確定する場合には左上の「適用」をクリックします。

パーティションを確定する場合には、画面左上の「適用」をクリック

「保留中の操作一覧」画面になるので「続行」をクリック。

「保留中の操作一覧」画面になるので「続行」をクリック

「開始しますか?」というメッセージが出るので「はい」をクリック。

「開始しますか?」というメッセージが出たら「はい」をクリック

パーティションを移動する作業が始まります。

パーティションを移動する作業が始まる

約30秒くらいで無事に作業が完了した旨のメッセージが出ました。

作業完了メッセージ

ディスクの管理画面に戻ってみると

作業完了後、「回復パーティション」が一番右に移動し、「Cドライブ」と「未割り当て」が隣接した「回復パーティション」が一番右端に移動し、「Cドライブ」と「未割り当て」が隣接してます。

ゆんつ
ゆんつ

やったね!

これで「Cドライブ」を拡張できます。

「Cドライブ」を拡張する

「Cドライブ」を右クリックして「ボリュームの拡張」をクリック。

「Cドライブ」を右クリックして「ボリュームの拡張」をクリック

「ボリュームの拡張ウィザード」が開くので「次へ」をクリック。

「ボリュームの拡張ウィザード」が開いたら「次へ」をクリック

「ディスクの選択」画面になるので、「ディスク領域を(MB)選択」という項目でCドライブの容量をどれだけ増やすかを設定します。

「ディスクの選択」画面でCドライブの容量をどれだけ増やすかを設定する

増加後の容量ではなくて、増加させたい容量を入力することがポイントです。

僕はCドライブの容量を100GB増加させたいので「102,400MB」と入力します(単位はMBです)。

※1GB = 1,024MB

100GB増加させたい場合は「102,400」と入力

増加させる容量を決定したら「次へ」をクリック。

「ボリューム拡張ウィザードの完了」画面になるので「完了」ボタンをクリックします。

「ボリューム拡張ウィザードの完了」画面になったら「完了」ボタンをクリック

これでCドライブの拡張作業は終了です。

作業前に比べて「Cドライブ」が100GB増加し、「未割り当て」100GB減少した

作業前に比べて「Cドライブ」が100GB増加し、「未割り当て」100GB減少していることがわかります。

ゆんつ
ゆんつ

OK!

Cドライブの拡張作業は完了しましがが、このままの状態では残った「未割り当て」部分を使うことが出来ません。

ですので、この「未割り当て」部分をDドライブにする作業を行います。

「未割り当て」を「Dドライブ」にする

「未割り当て」を右クリックし、メニューから「新しいシンプルボリューム」をクリック。

「未割り当て」を右クリックし、メニューから「新しいシンプルボリューム」をクリック

「新しいシンプルボリュームウィザード」のが開くので次へをクリック。

「新しいシンプルボリュームウィザード」のが開いたら次へをクリック

「ボリュームサイズの指定」画面になります。

今回は「未割り当て」を全部をDドライブにするので、シンプルボリュームサイズは最大ディスク領域と同じサイズにします(デフォルトの状態で最大値が入力されています)。

「ボリュームサイズの指定」画面で、Dドライブに使用したいボリュームサイズを入力する

もしドライブを更に区切りたい場合は最大ディスク領域よりも小さいサイズを指定します。

ボリュームサイズの入力が終わったら「次へ」をクリック。

「ドライブ文字またはパスの割り当て」という画面になるので、「次のドライブ文字を割り当てる」という項目で好きなドライブ文字を選択します。

「ドライブ文字またはパスの割り当て」画面の「次のドライブ文字を割り当てる」という項目で好きなドライブ文字を選択する

「Dドライブ」にしたいので今回は「D」を選択。

選択出来たら「次へ」ボタンをクリック。

「パーティションのフォーマット」画面になるので、「このボリュームを次の設定でフォーマットする」が選択されていることを確認します。

「パーティションのフォーマット」画面で、「このボリュームを次の設定でフォーマットする」が選択されていることを確認する

初期設定では

  • ファイルシステム → NTFS
  • アロケーションユニットサイズ 規定値
  • ボリュームラベル → ボリューム
  • 「クイックフォーマットする」にチェックが入っている

状態です。

このままで大丈夫なので「次へ」をクリック。

「新しいシンプルボリュームウィザードの完了」画面になります。

「新しいシンプルボリュームウィザードの完了」画面になったら完了ボタンをクリックして作業完了

「完了」ボタンをクリックして作業終了です。

これで「未割当の領域」をDドライブとして使えるようになりました。

「未割当の領域」がDドライブとして使えるようになった

エクスプローラーを確認すると、「Dドライブの容量をCドライブに100GB分け与える」という思った通りの拡張が出来ていました。

Dドライブの容量をCドライブに100GB分け与えることが出来た!

お疲れさん

パーティションの並びを確認することが重要です

自分のつまづきを踏まえて、スムーズに拡張作業をするには

まずはパーティションの並びを確認

したほうが良いと思いました。

「容量を増やしたいドライブ」と「容量を分け与えるドライブ」が隣接していれば、そのまま拡張作業に入れますが、僕のケースのように間に余計なパーティションが挟まると、その挟まっているパーティションに関して移動などの処置が必要となります。

その確認をするためにも、拡張前にまずはパーティションの並びを確認するのが良いと思います。

また、拡張作業前には「他のドライブに容量を分けてあげるドライブ」にあるファイルのバックアップだけは絶対に忘れないようにしなければなりません。

ボリュームを削除した後では取り返しがつきませんから。

というわけで、「Cドライブ」拡張の記録でした。

もし、この記事を参考に作業する際には自己責任で行ってください。

それでは、またー。

コメント

  1. えみちゃん より:

    文字がグレーで年配者には読みずらい

    参考になるHPなので黒文字ではっきり読める様にお願いします。

    • ゆんつ ゆんつ より:

      えみちゃん様

      コメントありがとうございます。

      文字が現在よりももう少しはっきり見えるように、文字の肉付きが良くなるように設定を少し変更してみました。

      これで読みやすくなるかは解りませんが、前よりも文字はクッキリしたはずだと思います。

      貴重なご意見ありがとうございます。

  2. あま より:

    有料ですね

    • ゆんつ ゆんつ より:

      あま様

      コメントを拝見し、先ほど自分のパソコンに再度無料版のソフトをインストールしてみましたが
      普通に無料で利用することができました。
      コメントありがとうござました。

  3. Takashi Hori より:

    久々にパソコンのSSDをクローンでバックアップしました。
    LogitecのLGB-2BDPU3ESを使って、SSD250GB→SSD500GBにクローンしたあとに、
    パーティション移動操作が必要なので、この記事が参考になりました。
    たいへんわかりやすかったです。
    ありがとうございました。

    • ゆんつ ゆんつ より:

      Takashi Hori様

      コメントありがとうございます。
      お役に立てたようで何よりです。

  4. 前田晃男 より:

    SSDを装換して、まさにこの問題にぶち当たっていました。
    いろいろサイトを探しましたがなかなか難しく困っていましたが、
    こちらのおかげでとてもあっさりと解決しました。

    本当にありがとうございます!!!

    • ゆんつ ゆんつ より:

      前田晃男様

      コメントありがとうございます。
      記事が参考になったなら何よりです。

  5. ata より:

    無料版というのは無くなったようです
    落とせるのはProの体験版で、シミュレートしかできません
    実行するには購入して下さいとなります

    • ゆんつ ゆんつ より:

      ata様

      コメントありがとうございます。
      私の環境で再度ためしてみたところ無料版のインストールやパーティションの移動は可能でした。
      無料版のアプリのインストールの方法がちょっとわかりづらい面があるので、記事にインストール方法を追記しておきました。
      もし参考になれば幸いです。

  6. サトウノブヒコ より:

    ありがとう。そのまま書いてある通りやったら成功しました。

    • ゆんつ ゆんつ より:

      サトウノブヒコ様

      コメントありがとうございます。
      上手くいったようで何よりです。

  7. ななな より:

    専門用語などよくわからないままですが、こちらはわかりやすくて大変助かりました。
    ありがとうございます!

    • ゆんつ ゆんつ より:

      ななな様

      記事がお役に立ったなら何よりです(^^)
      コメントありがとうございました。

  8. sakai より:

    「パーティションを移動、リサイズします」という画面で左右に動かせないのですがどうすればよいでしょうか?

    • ゆんつ ゆんつ より:

      sakai様

      私のケースの場合は動かせたので、動かない場合の対処法は正直わかりません。
      お力になれずに申し訳ございません。