こんにちは、ゆんつです。
画像で特定の部分を目立たせたい時。
「集中線」を使うことで、その部分だけを目立たせることができます。
Photoshopでは簡単に集中線を描くことができます。
というわけで、今日は
について書きたいと思います。
集中線を描く
Photoshopで集中線を描きます。
集中線用の新規レイヤーを作成する
集中線を描きたい画像を開きます。ます。
開いた画像の上に、新規にレイヤーを作成します。
メニューバーから「レイヤー」⇒「新規」⇒「レイヤー」をクリック。
新規レイヤー作成のダイアログが現れるので、レイヤー名に適当なレイヤー名を入力し
・乗算の中性色で塗りつぶす(白)⇒ チェックを入れる
として「OK」ボタンをクリック。
集中線用のレイヤーが完成しました。
ノイズを加える
集中線用のレイヤーが選択された状態で、メニューバーから「フィルター」⇒「ノイズ」⇒「ノイズを加える」をクリック。
ノイズを加えるダイアログが表示されるので、ノイズの量を設定(70%くらいでいいと思います)し、「均等に分布」と「グレースケールノイズ」にチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。
すると画像にノイズが加わり、以下のような画像になります。
砂嵐みたいだね
ノイズを加工する
メニューバーから「フィルター」⇒「その他」⇒「スクロール」をクリック。
スクロールダイアログが開くので
・垂直方向 ⇒ 調節のスライダーを一番右まで動かして最大値にする
・未定義領域 ⇒ 「端のピクセルを繰り返して埋める」を選択
に設定し「OK」ボタンをクリック。
すると砂嵐だったノイズは縦線になります。
続けて、集中線用のレイヤーを選択したままの状態で「フィルター」⇒「変形」⇒「極座標」をクリック。
極座標ダイアログが開くので、「直交座標を極座標に」にチェックが入っているのを確認し「OK」ボタンをクリック。
すると、画像の上に集中線が乗っかった状態になります。
集中線の位置を微調整する
画像のど真ん中が注目させたい部分の場合はそのままでも良いですが、注目させたい部分がど真ん中から外れている場合。
注目させたい部分に集中線の真ん中が来るように、集中線を移動させた方が良いと思います。
集中線のレイヤーを選択した状態で、移動ツールを選択。
そして集中線のレイヤーを移動させて、注目させたい部分に集中線の中心が来るようにします。
すると、レイヤーが移動したので、集中線がない部分ができます。
集中線のレイヤーを選択した状態で、メニューバーから「編集」⇒「変形」⇒「拡大」をクリック。
すると、集中線のレイヤーを拡大することが出来るようになるので、「Altキー」と「Shiftキー」を同時押しした状態でマウスをドラッグし、画像全体に集中線が広がるようにします。
これで集中線の中心が移動し、なおかつ集中線も画像全体に広がりました。
集中線に穴をあける
注目させたい部分の集中線に穴をあけます。
ツールパネルから「選択ツール」を選択し、注目させたい部分を範囲指定します。
そして右クリックし、現れたメニューから「境界をぼかす」を選択。
境界をぼかすダイアログが開くので、「ぼかしの半径」を設定しOKボタンをクリック。
ぼかしを設定したほうが、集中線に穴をあけたときに自然な仕上がりになります
そして、キーボードの「Delete」キーを押して選択範囲を削除すると、集中線用のレイヤーの選択範囲部分が削除され穴が開きます。
これで集中線の完成です!
やったぜ!
集中線の色を変える
集中線の色を変更したい場合もあるかもしれません。
そんな場合は、集中線のレイヤーを選択した状態で、メニューバーから「イメージ」⇒「色調補正」⇒「色相・彩度」をクリック。
色相・彩度ダイアログが開くので、色彩の統一にチェックを入れ、色相と彩度のスライダーを集中線が好きな色になるように動かします。
例えば色相を360にして彩度を100にしてみます。
すると以下のように、赤い集中線になります。
以上が集中線の色の変更です。
アクションに登録しておくと便利です
以上が、Photoshopでの集中線の書き方と、その色の変更方法です。
自分好みの集中線の設定を見つけて、その作成過程をアクションに登録しておけば、以降はそのアクションを利用して簡単に集中線を描くことができるようになります。
上手に集中線を使って、注目してほしい部分を際立たせましょう!
それでは、またー。
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