こんにちは、ゆんつです。
最近、仕事で住宅街を車で走っていた時に立て続けにある石碑を見かけました。
それは「石敢當」と書かれた石碑です。
僕が見かけた石敢當は住宅の玄関や敷地の境界線のあたりに置かれており、サイズは長方形で高さ50cm×幅30cmくらいのものでした。
これまで、石敢當という石碑を一度も見たことが無かったのでとても気になり、仕事中も
石敢當って何だろう?
と、気もそぞろでした。
というわけで、石敢當について早速調べてみました
石敢當とは
Wikipediaには以下のよう書かれていました。
石敢當(いしがんとう、いしがんどう、せきかんとう、せっかんとう)は、丁字路の突き当り等に設けられる「石敢當」などの文字が刻まれた魔よけの石碑や石標。
石敢当、泰山石敢當、石散當等と書かれたものもある。
中国で発祥したもので、日本では主に沖縄県や鹿児島県に多く分布する。
どうやら、石敢當は中国発祥の魔除けの石碑で、T字路の突き当りに等に設けられるものみたいです。
へー
そういえば・・・
僕が見かけた石敢當も、丁字路の突き当りの家に設置されていました!
なぜ丁字路の突き当りに設けられるかと言うと、沖縄県では以下のような意味があるみたいです。
沖縄県ではその存在意義や効果が未だに根強く信じられており、当地では丁字路や三叉路が多いことから、現在でも沖縄県の各地で新しく作られた大小様々の石敢當を見ることができる。
これらの地域では、市中を徘徊する魔物「マジムン」は直進する性質を持つため、丁字路や三叉路などの突き当たりにぶつかると向かいの家に入ってきてしまうと信じられている。
そのため、丁字路や三叉路などの突き当たりに石敢當を設け、魔物の侵入を防ぐ魔よけとする。
魔物は石敢當に当たると砕け散るとされる。
魔物は直進する性質をもち、突き当りにぶつかると向かいの家に入ってしまうそうです。
イノシシみたいだ
そこで、魔物を砕く効果がある石敢當を丁字路などの突き当りに設置し、魔除けにしているみたいです。
山口県では稀少みたい
全国での石敢當の分布状況について、Wikipediaでは以下のように書かれています
全国的には、2004年4月時点で29都道府県での分布が確認されているが、沖縄・鹿児島両県以外では、宮崎県に94基、秋田県に38基、徳島県に13基、大阪府に11基等と数は少ない。
僕が住んでいる山口県の石敢當については数が書かれておらず、おそらくかなり稀少だと思われます。
そんな、数少ない石敢當を偶然にも複数見ることが出来た僕はラッキーなのかもしれません。
皆さんの住んでる地域で石敢當という石碑を見かけたことはありますか?
それでは、またー。
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