こんにちは、ゆんつです。
4月は新生活が始まる季節です。
新社会人となって社会に出た方も多いのではないでしょうか。
新入社員として会社に入社すると待っているのが新入社員研修。
ちょうどこの時期は新入社員研修の真っ最中という会社も多いと思います。
僕は新入社員研修の時期になると、いつも思い出すことがあります。
それは、今から10数年前の新宿駅での出来事です。
名刺交換の新入社員研修に遭遇
今から10数年前。
東京で働いていた僕は、お得意先の巡回を終えて新宿駅から会社に帰社しようとしていました。
すると突然、男性から声をかけられました。
すいません、少々お時間よろしいですか?
僕は無視して通り過ぎようかと思いましたが、その日の仕事がうまくいって機嫌が良かったこともあり
何でしょう?
と応対しました。
その男性は名刺を差し出しながら
会社の新入社員研修で、駅で出会った方と名刺交換をしています。
もしよかったら名刺交換していただけませんか?
と言ってきました。
僕が
いや、それはちょっと・・・
と言うと、男性は
10人以上の方と名刺交換しないといけないんですが
まだ誰とも交換できていないんです!
何とかお願いします!
と困ったような顔で頼み込んできます。
「お願いします」と言いながら何度も頭を下げる男性にだんだん同情心が湧いてきた僕は
わかりました
と言い、自分の名刺を出して名刺交換をしました。
男性は飛び上がらんばかりに喜び
ありがとうございます!
と言って、名刺入れに僕の名刺を大切そうにしまいこみました。
そして、また別の人に声をかけるべく人ごみの中に消えていきました。
僕は
新入社員研修がんばれよ!
と心の中で思いながら、その場を後にしました。
まさかの営業攻撃!
ゴールデンウイークが明けたころ。
仕事をしていると、知らない人から僕宛てに電話がかかってきました。
電話に出てみると
○○社の××と申します。
覚えていらっしゃいますか?
先日は名刺交換していただきまして、本当にありがとうございました。
という声。
そうです。
先日名刺交換をした男性が、会社に電話をかけてきたのです!
名刺交換をしたことすら忘れていた僕の脳裏に、駅で出会った男性の姿が蘇ってきました。
要件を聞いてみると、男性は僕の現在の住環境などについて質問した後
マンションの購入に興味はありませんか?
と言ってきました。
なんと彼は、僕の名刺を使ってマンション販売の営業電話をかけてきたのです。
マンションを買うようなお金を持っておらず、また買う意思もなかった僕は、すぐに断って電話を切りました。
それにも関わらず、男性は数日おきに僕に電話をかけてきては
一度でいいので実際にお会いして、詳しい話をさせてください
というのです。
最初の電話の時は
新入社員は大変だなあ
と同情的だった僕ですが、しつこい営業電話に段々と腹がたってきました。
会社に来た!
6月上旬。
仕事をしていると、会社に誰かが訪ねてきました。
見ると、名刺交換をした男性です!
なんと、約束もしてないのに名刺の住所を頼りにして会社を訪ねて来たのです!
電話で断っているのに訪問までしてきたことに、流石の僕も怒り心頭に達し
会社に来ないでください!
あと、今後電話も一切かけてこないでください!
と言って、すぐに男性を追い返しました。
これ以降、電話や訪問はピタリとなくなりました。
同情心から名刺交換するもんじゃない
以上が、僕が4月になると思い出す新入社員研修に関するエピソードです。
僕がこの出来事から得た教訓は
新入社員研修に同情して、安易に名刺交換をしないほうがいい
ということです。
あのとき、変に同情心を出さずに無視して通り過ぎていれば。
しつこい営業電話や訪問にあうことも無かったのです。
この出来事以降、僕は
同情して名刺交換はしないぞ!
と心に決めて生きています。
それでは、またー。
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