こんにちは、ゆんつです。
株式投資をしていていると付き物なのが「配当金」と「株主優待」
株式投資の主目的は「買った時よりも高い値段で売ってお金を儲ける」ですが、配当金や株主優待も株式投資の目的の1つだと思います。
さて、この配当金や株主優待ですが、貰うためには各企業が定めている「権利確定日」に株主名簿に株主として記載されている必要があります。
そして、権利確定日に株主名簿に記載されるためには、権利確定日の2営業日前に配当金や株主優待が欲しい会社の株式を保有しておく必要があります。
なんか、ややこしいね
今日は
配当金や株主優待のもらい方
について、自分への備忘も兼ねて具体例をあげて説明したい思います。
権利確定日と権利付最終日
権利確定日とは株主が配当金や株主優待の権利を取得することができる日のことを言い、企業の決算日と同一のことが多いです。
注意しなければならないのは、権利確定日当日に目的の企業の株式を取得しても、配当金や株主優待の権利を得ることはできないということです。
権利確定日に株主名簿に株主として記載されるためには、
権利確定日の2営業日前に株式を保有している
必要があるのです!
この、権利確定日の2営業日前のことを「権利付き最終日」と呼びます。
つまり、配当金や株主優待の権利が欲しい場合、権利付き最終日に株を所有している必要があるのです!
権利確定日と権利付最終日の具体例は、以下のような感じです。
権利確定日と権利付最終日の具体例
権利付最終日を計算する際、土日・祝日は営業日としてカウントしません。
また、権利確定日が土日・祝日に該当する場合は、権利確定日の直前の平日(営業日)が権利確定日とみなされます。
例えば、31日が権利確定日で、その日が木曜日だった場合。
2営業日前は29日(火)となり、29日(火)が権利付最終日となります。
ちなみに、権利付最終日の翌営業日は「権利落ち日」と言われます。
例えば、31日が権利確定日で、その日が月曜日だった場合。
30日(日)と29日(土)は営業日ではないのでカウントされず、権利確定日から2営業日前の権利付最終日は27日(木)になります。
例えば、31日が権利確定日で、その日が土曜日だった場合。
権利確定日は、その直前の平日(営業日)の30日(金)とみなされ、権利確定日から2営業日前の権利付最終日は28日(水)となります。
つまり、権利確定日が営業日ならその日から遡り、営業日で無いなら権利確定日前の直近の営業日から遡り、土日祝日を除いた2営業日前が権利付最終日ということになります。
配当金の受け取り方のパターン
配当金の権利を取得すると、権利確定日から2~3ヶ月後に配当金が支払われます。
配当金の受け取り方には以下の4パターンがあり、好きな方法を選択することができます。
株式数比例配分方式
配当金が証券口座に振り込まれる方式。
複数の証券会社で同一の銘柄を保有していた場合は、株の数量に応じてそれぞれの証券会社の口座に配当金が振り込まれます。
登録配当金受領口座方式
配当金が銀行口座に振り込まれる方式。
複数の証券会社に口座を持っていたとしても、配当金は指定した1つの金融機関の口座に全部振込まれます。
配当金領収書方式
配当金を現金で受け取る方式。
郵送されてきた「配当金領収書」を金融機関の窓口に持って行き、現金で配当金を受け取る。
個別銘柄指定方式
配当金が銀行口座に振り込まれる方式。
銘柄ごとに指定した金融機関の口座に配当金が振り込まれます。
株主優待についての注意
株主優待の権利の取得には、注意しなければならないことが一点あります。
それは、銘柄によっては
- 保有する株式数
- 株式の保有期間
の要件がある、ということです。
株式の保有数や継続保有の要件が設けられている銘柄の場合、権利付き最終日に株式を所有しているという要件に加えて、株式の保有数や保有期間の要件も満たさないと株主優待の権利を取得することができません。
ですので株主優待が欲しい銘柄の株式を買う場合、保有数や保有期間の要件も確認しておかなければなりません。
まとめ
配当金や株主優待を受けるためには、権利確定日の2営業日前に目的の会社の株式を所有するということがとにかく重要です。
権利確定日と権利付き最終日の間に土、日、祝日を挟んだりすると少しややこしく感じますが、「営業日ベースで考え、権利確定日と権利付き最終日の間には1営業日サンドイッチする」と覚えると簡単に権利付き最終日がいつになるのか解ります。
何かの参考になれば幸いです。
それでは、またですー。
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