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お肌の味方ドクダミの季節ですよ!

健康

こんにちは、ゆんつです。

暑くなってきて汗を沢山かく季節が到来しました。

お肌のトラブルも増える季節で、肌が弱い人はあせもや湿疹などに悩まされる時期ではないでしょうか。

この時期に収穫しておくと良い植物があります。

それはドクダミ。

ガーデニングをする人や農家の人からは抜いても抜いても生えてくる雑草として嫌われることが多いドクダミですが、肌荒れやニキビなどの肌のトラブルにとても効果があります。

ドクダミはその薬効の多さから別の名を十薬(十種の薬効がある)とも言いいます。

今日はそんなドクダミについて書きたいと思います。

ドクダミの成分

デカノイルアセトアルデヒド

ドクダミの何とも言えないような独特の青臭い匂い。

恐らくほとんどの人が嫌うであろうあの匂いの素になる成分がデカノイルアセトアルデヒドです。

この成分には強い殺菌作用・抗菌作用があり、肌を化膿させる原因となるブドウ球菌や、タムシや水虫の原因となる糸状菌に対し効果を発揮します。

クエルシトリン・イソクエルシトリン

尿の出を良くする利尿作用や、便の出を良くする緩下作用があります。

体から老廃物を排出するデトックスの役割を果たし、これにより肌にも良い影響が出るわけですね。

また毛細血管を強くし動脈硬化を予防する作用もあります。

カリウム

体内の余分な塩分を排出して高血圧を予防する作用があります。

葉緑素

葉緑素には皮膚組織の再生を促し、傷ついた組織の再生を早める作用があります。

ドクダミが生えている場所

ドクダミは薄暗くてじめっとしたような場所に群生しています。

ですので木が覆い繁り陰になっている場所や、建物の陰になっている場所など日当たりが悪そうな場所を探せば比較的簡単に見つけられると思います。

ドクダミは地下にある深い根から増殖していくので、来年以降も採りたいなら根から採るのではなく地表に出ている部分をハサミで切った方が良いと思います。

ドクダミを採る時期

ドクダミは花が咲いたものの方が薬効が強いと言われています。

地中で眠っていたドクダミは5月頃から地表に顔を出し始め、6月くらいから花が咲き始めます。

そして7月後半くらいになると花は茶色く枯れいきます。

6月から7月半ばにかけてが薬効の強い花が咲いたドクダミをとるチャンスです!

ドクダミの下処理

大きなタライ(無ければバスタブでもいいです)に入れて、水で良く洗います。

洗いながら汚い葉や枯れた葉などは手でちぎり取って捨てていきます。

葉に細かい砂や小さい虫がついている場合があるので、2回か3回裏表をひっくり返しながら洗った方が良いと思います。

大量のドクダミを洗い始めると、ドクダミ独特のあの匂いが家中に漂うので家族にはあらかじめ知らせておいた方が良いでしょう(笑)

洗ったドクダミはその日生葉で使うもの以外は干してしまいましょう。

20本ずつくらいで束にして紐でくくり、風通しの良い場所で干しておけば7日~10日くらいでカラカラに乾きます。

干している間の雨にだけは気を付けてください。

使い方

生葉

揉んで傷口につける

ちょっとした虫刺されや傷などにはドクダミを軽く手で揉んで、その揉んだ葉を該当の箇所に塗りつけておけばいいです。

ちょっとした傷などは良く治ります。

鼻に詰める

蓄膿症や慢性鼻炎の場合に、よく揉んだ葉を丸めて1時間くらい鼻の穴に詰め、その後鼻をかむというのを1日に何度か繰り返し、それを2週間くらい続けると鼻の通りがスムーズになるようです。

ドクダミ風呂

ドクダミの生葉を適当な大きさにハサミで切ります。

僕は1回の入浴で15本から20本くらいのドクダミを使います。

切ったドクダミの生葉を洗濯ネットに入れ、お風呂に入る3時間前くらいからバスタブにお湯をはって浸けておきます。

そしてゆっくりとこのお湯につかり、あせもやアトピーなど肌のトラブルがある箇所にドクダミを入れたネットを軽く押し当ててきます。

薬ではないので直ぐに効くわけではないですが、ドクダミのお風呂にしばらく入り続けると荒れ気味の肌が落ち着いてきます。

特に夏場は汗を沢山かくのであせもなどの肌のトラブルが多い時期ですが、そういうものの予防にも役立ちます。

僕が一番肌に対する効果を実感したのがこの生葉を使ったドクダミ風呂です。

乾燥葉

ドクダミ茶

乾燥したドクダミの葉をお湯で煮出します。

あまり濃いと飲みづらくなるので、僕が作るときはひとつかみの乾燥ドクダミに対し1リットルの水で作っています。

出来上がったお茶はドクダミ独特の青臭いにおいは無いですが、やはり普通のお茶には無い独特の味なので慣れるまでは少し気になると思います。

冷やすとかなり飲みやすくなります。

どうしてもドクダミの味が気になる場合はほうじ茶など他のお茶と混ぜて作ると飲みやすいでしょう。

体の中にドクダミの成分を取り込んで、体内の老廃物を排出を促したり高血圧の予防に役立てます。

ドクダミ風呂

生葉よりも薬効は落ちますが、乾燥葉でも肌への良い効果を感じることが出来ます。

また乾燥葉は生葉に比べるとほとんど臭いが無いため、どくだみの青臭い香りがダメな人でも入りやすいと思います。

3つかみほどの乾燥葉を洗濯ネットに入れて、入浴の3時間くらい前からお湯に浸けておきます。

入浴する頃にはお湯は薄いドクダミ茶のような色になっているので、そこにゆっくりと浸かります。

ドクダミを好きになってくれたら嬉しいです

ドクダミは雑草扱いされその独特の香りからも嫌われることが多いですが、人の体にとって良い成分がぎっしりと詰まっています。

僕は生まれつき肌が弱く、小さいころから肌に良いと言われる野草を色々と試しましたが、最も肌のトラブルに効果があったのがドクダミなのです。

ただ人によって合う合わないはあると思いますので、少しでも合わないと思ったらドクダミを使うのはやめた方が良いでしょう。

もしドクダミの香りや見た目が嫌いな人がいて、この記事をみてほんの少しでもドクダミが好きになってくれたら嬉しいです。

そしてもし興味が沸いたら、ドクダミを採って使ってみてください。

ドクダミは僕たちの身近にある手軽な薬草なのです。

それでは、またですー。

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