こんにちは、ゆんつです。
今日は僕が子供の頃から付き合っているアトピーについて書こうと思います。
これはあくまでも僕が自己責任でやった体験談なので、真似したりしないでね。
もし、お医者さんにかかってる人はお医者さんの言うことを聞きましょう。
あくまでも「僕はこうだったよ」というお話でございます。
小さいころ
僕は小さいころから肌が弱く、幼稚園に入るころには「アトピー」の診断を受けていました。
それでも日常生活に支障がでるほどのものではなく、悪くなると病院に行って薬をもらって、それを塗りながら生活していました。
手首、肘の裏、膝の裏などの皮膚の柔らかい部分はいつもガサガサでしたが、それほど気にしていませんでした。
小学校の時と高校の時にアトピー性結膜炎にかかり目やにで目が開かなくなったりもしましたが、基本的にはあまりアトピーについて深く考えずに大学まで過ごしていました。
そして大学の頃には多少のガサガサはあっても、病院にかかることもなくなっていました。
人生で一番の悪化
24歳の頃です。突然右のお尻に小さくて赤い湿疹ができました。
起きているときは余りかゆくないんですが、寝ているときに掻いているようで、起きると右手の人差し指と中指の爪の間に乾燥した血が入っています。
特に何もせず放っておいたんですが、数日たっても治りません。
病院に行って、お尻を見せると自分が思った通り「アトピー」という診断でした。
夜、もらった薬を塗って寝ると次の日の朝には湿疹は治っていました。
治ったことに喜んでいたのもつかの間、4,5日するとまたお尻に赤い湿疹ができます。
塗る→治る→また同じ場所に湿疹が出る。
このパターンを3か月くらい繰り返しました。
そして湿疹は再び出現するたびに、その範囲を拡大していきました。
湿疹の出る間隔はどんどん短くなり、右のお尻だけだったアトピーが左にもできていました。
僕は病院に行くのをやめました。
行っても同じ診断で同じ薬が出るだけだからです。
そして薬もやめました。
そしたらケツがサルのように真っ赤になりました。
この頃は太ってはいませんでしたけどねw
半泣きでお尻の毛を剃る
この頃になるとお尻からは始終リンパ液が流れバンツが張り付きます。
朝起きて最初にやることは、寝てる間にリンパ液でカピカピになったパンツを履きかえることです。
これが痛えのなんの。
張り付いてるパンツをゆっくりゆっくりはがすんですが、薄皮をはがされるような痛さがあるんです。
お尻の皮膚が常に突っ張ったような感覚があり、動くとヒリヒリとした痛みを感じます。
椅子に座って仕事をしていると、お尻がひんやりします。
自分のお尻の赤くなっている皮膚からにじみ出るリンパ液で、ズボンと椅子が濡れているのです。
僕は自分のお尻と椅子の間にビニール袋をしいて座るようにしました。
そして皮膚が健康だった時に何ともなかったお尻の毛が、真っ赤な肌に当たるとチクチクしてたまりません。
ある日の夜、お尻の毛の先が肌を刺激することに耐えられず、泣きそうになりながら自分のお尻の毛をT字のカミソリであらかた剃りました。
そして決意します。「絶対治しちゃる」と。
僕がやったこと
深爪
アトピーの対策では良く「掻くな」と言われます。
それは本人が一番分かってます。
解っているから、翌朝血の付いた自分の手を見て落ち込むのです。
僕もお尻が一番ひどかったときは掻かないように手袋をして寝たり、手をきつく縛ってみたこともあります。
でも明け方には外れていて、結局は掻いていました。
まるでマジシャンのようです。
僕は「掻かない」ことはあきらめて「掻いても深い傷にならないようにしよう」という方向に切り替えました。
爪をギリギリまで深爪にして、掻いても肌に与えるダメージが少なくなるようにしました。
冷やす
かゆくなったら即冷やす。
とにかく冷やす。
冷凍庫には保冷剤を何個も置いておいて、「かゆい」とおもったらその箇所に押し当てていました。
かゆみで目が覚めた時は、どんなに眠くてもすぐに冷凍庫から保冷剤を取り出しかゆみが引くまで押し当ててました。
どくだみ風呂で半身浴
僕は小さいころから肌が弱かったこともあって、よく610ハップ等の肌に良いとされている薬湯に入っていました。
そんななか僕の肌を心配した祖母が人から「ドクダミが肌にいいらしい」というのを聞き、畑に生えている雑草のドクダミを良くとってきてくれて、それを乾燥させてお風呂に入れていました。
ドクダミ風呂に入ると、僕の肌の調子は不思議と落ち着きました。
そんな経験があったので、祖母と母に頼んで、乾燥したドクダミを1人暮らしのアパートに送ってもらい、ユニットバスの湯船にお湯をためて乾燥したドクダミをお風呂に入れて30分位半身浴をすることにしました。
子供の時以来のどくだみ風呂です。
どれが僕にとって良かったのかは解りませんが、上の3つを始めてから3週間くらいたった頃です。
それまで赤くじゅくじゅくしていた湿疹部分が徐々にカサブタになっていきます。
そのカサブタがかゆいのか、寝ている間にカサブタを掻いてはがしていることが多々あり、朝起きるとシーツの上はカサブタで一杯ということもありました。
でもカサブタがはがれるたびに赤いジュクジュクの部分が減っていき、普通の肌の部分が少しずつ増えていきます。
良くなったり悪くなったりの一進一退を繰り返しながらも3か月後には、元通りのお尻に戻っていました。
アトピーの爪あと
今現在、僕のお尻はかゆくもなんともありません。
でも鏡で僕のお尻をみると、アトピーで真っ赤だった部分は色素が沈着して黒ずんでいます。
時折鏡で自分のお尻を眺めて、「あの頃つらかったなあ」と思い出にふけっています。
現在
今も手首や肘の裏、膝の裏が時々ガサガサするときがあります。
その部分に汗がつくと少しかゆくはなりますが、大したことはありません。
今ではかゆくなっても冷やしてはいませんが、深爪は続けていますし、ドクダミの時期にはドクダミ風呂に入っています。
そのせいなのかは解りませんが、病院に行くことも無いですし、大した悪化もせずにすんでいます。
振り返って
ひょっとするとそのまま病院に通い続けて薬を塗っていても治ったのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
でも結果的には治ったので、自分の判断は案外間違っていなかったのかなと思えます。
今だからこそ言えますがいい経験になりました。
2度と経験したくないけどね!!
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