こんにちは、ゆんつです。
先日、3年間育てていたローズマリーを枯らしてしまいました。
枯れたローズマリーを植木鉢から取り出してみると、根がぎっちり詰まっていたので、おそらく根詰まりが原因だと思います。
同じ失敗をしないことを胸に刻みつつ、祖母の家の庭から新たなローズマリーを頂いてきました。
これを挿し木にして2代目ローズマリーを作りたいと思います。
やるぞ!
挿し木の用土
一般的に、挿し木に使う用土はバーミキュライトが向いていると言われています。
挿し木が失敗する1番大きな理由は、切り口から雑菌が入ること。
バーミキュライトはひる石という石を高温で焼いて作られているため、その燃焼の過程で雑菌が死滅しほぼ無菌。
ですので、バーミキュライトは挿し木にうってつけというわけです。
今回のローズマリーの挿し木にもバーミキュライトを使ってみたいと思います。
挿し木の方法
挿し木方法の一例です。
先端から15cmくらいのところを切る
ローズマリーの先端から15cmくらい切ったものを挿し木に使います。
挿し木には、ローズマリーの先端部分が向いており、先端よりずっと下の方の既に硬く木のようになっている部分は挿し木には向かないそうです。
切り口は斜めにします。
下の方の葉を取り除く
挿し木したときに土の中に埋まってしまう部分の葉を取り除きます。
こうしておかないと、葉が水に浸かり腐りやすくなってしまいます。
半日くらい水につけておく
半日くらい水につけ、挿し木に充分水を吸わせます。
植える
用意しておいた用土にスッと挿し込んだら、ローズマリーの挿し木の完了です。
後は根が生えてくるのを待つだけです。
挿し木の水やりは、普通のローズマリーと同じく土の表面が乾燥したらたっぷりあげます。
順調なら約1月で発根するようです。
挿し木をしたのは2018年4月7日です。
実験
挿し木のついでに、用土の違いで発根にどんな差が出るのが実験してみたいと思います。
まずは、用土にバーミキュライトのみを使用したオーソドックスな挿し木。
赤玉土も雑菌が繁殖しにくく挿し木には良く使われるので、赤玉土のみの挿し木も試してみます。
そして、用土を使わずに水に挿すだけの水挿し。
水は普通の水道水で、発根促進剤等は使っていません。
ある意味、一番経済的な方法かもしれません(笑)
1か月後
挿し木から約1か月経過しました。
順調なら根が出る頃です。
ローズマリーの挿し木はどうなっているでしょうか?
バーミキュライトのみ
全然出てません。
赤玉土のみ
こちらも全然出てません。
水のみ
全然出てません。
全部根が出てません!
何がいけないんだ?
でも枯れてもいないので、このまま根が出るまで水やりをしながら放置しておきます。
2か月後
挿し木から約2か月が経過しました。
バーミキュライトのみ
駄目だ・・・
全然出てない。
赤玉土のみ
・・・出てない。
挿し木がカサカサして元気がなく、触ると葉っぱもポロポロ落ちてしまいます。
なんだか、このまま枯れてしまいそうです。
水のみ
ローズマリーからちょろんと根が出ていました!
やったぜ!
というわけで、僕の家のローズマリーの挿し木は水のみが唯一発根し、赤玉土とバーミキュライトでは発根しませんでした。
普通は用土を使った方が発根しやすくて水だけの場合よりも発根が早いはずなんですが、全く逆の結果となってしまいました(笑)
鉢に植え替えよう
根も出たので鉢に植え替えます。
市販のハーブの土を入れた植木鉢に植え直して完了
早く大きくなれよー
バーミキュライトと赤玉土の未発根組も枯れるまでは面倒を見ようと思います。
ということで、もらってきたローズマリーは水に浸けておいたものだけ無事に根が出ました。
根詰まりで枯らしてしまった経験を踏まえて、今回は枯らさない様に育てたいと思います。
また何か変化があったら記事にしたいと思います。
現在の状況(2022年4月)
その後、バーミキュライトと赤玉土の挿し木は枯れてしまいました。
でも、水に浸けておいただけで発根したローズマリーは元気です。
挿し木から約4年が経過したローズマリーの現在の状況です。
現在の大きさは約30cm。
冬には花も咲きます
鉢植えなのであまり大きくなってはいませんが、それでもゆっくりと成長しています。
このまま、見守っていきたいと思います。
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