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確認病になった時の話

健康

こんにちは、ゆんつです。

人は自分の行動を確認します。

「書類にミスはないか」「コンロの火は消したか」「カギは閉めたか」など、確認することは沢山あります。

確認すること自体は当然のことで、誰でもやっていることです。

でも確認が度を越してしまうと、日常生活が大変つらくなります。

僕は、20代の頃に確認病になってしまいました。

病院に行ったわけではないのでお医者さんに「確認病です」と言われたわけでは無く、自分で「僕は確認病だ」と感じてただけですが。

今日は

僕がかかった確認病

について書きたいと思います。

僕の確認病

社会人になって3年目の事です。

複数のお客様に郵送する資料を作成し封筒に詰め、後は発送するだけという状態になりました。

その時僕の頭にふとこんなことが浮かんできました。

ゆんつ
ゆんつ

ひょっとしたら入れ間違えてるんじゃないか?

資料はお客様ごとに違い、個人情報も書かれています。

僕は封をした封筒を破り、中身の再確認を始めました。

確認の結果、どこも間違っておらず、資料を再び新しい封筒につめて発送しました。

でも発送した後も「何か間違ってるんじゃないか?」という不安は消えませんでした。

この日から僕は、一時が万事「何かミスをしてるんじゃないか?」というのが気になって仕方なくなりました。

仕事で資料作成をして上司に確認をしてもらうときも、提出前に何度も何度も見返さないと不安なのです。

当然時間がかかります。

すると上司からは

上司
上司

なんでこんなに時間がかかるんだ!

と怒られますが、まさか「確認病になりました」とは言えず

ゆんつ
ゆんつ

すみません

とうつむくしかありません。

仕事だけではありません

たとえば、家の鍵がちゃんとかかっているかをチェックするとき。

普通の人なら

家の鍵を閉める ⇒ ちゃんと鍵がかかっているかドアノブをひねりながら引っ張る

というのを1,2回だけやると思います。

確認病にかかると1回や2回じゃ気が済まないのです。

5回も6回もドアを引っ張って、それでも安心できず後ろ髪を引かれる思いで会社に向かうのです。

そして会社に向かっている最中にも「鍵が開ているんじゃないだろうか?」とか「コンロの火が点けっぱなしじゃないか?」とか「シャワーが出しっぱなしじゃないか」などが浮かんできて、確認のために途中で引き返したりすることもありました。

ちゃんと出かける前に確認しているので、引き返しても鍵は締まっているし、コンロの火も消えているし、シャワーの水もちゃんと止まっているのです。

自分でも、自分がやっている行為がとても馬鹿馬鹿しいのは解っています。

解っていますが確認せずにいられないのです。

そして、そんな自分が段々嫌になってくるのです。

僕なりの確認病の解決法

僕が採った解決法は

開き直る!

ということでした。

確認病になって数か月後、確認を繰り返すことに自分自身がほとほと疲れてしまい

ゆんつ
ゆんつ

もう知らん!

ちゃんと1回確認してるんだし、それでミスしてたら仕方ない!

という気持ちになりました。

そして自分で「今後は確認は1回だけ!」と決めました。

そう決めましたが、決めた直後は確認したくてしたくて仕方ありませんでした。

朝、家を出ます。

恒例行事である鍵チェックのドアを何度も引っ張るのがやりたくなります。

でも、グッと我慢して1回しかやりません。

1回確認したので、もしこれで鍵がかかってなくて泥棒に入られても金持ちでもないので盗られても良い物ばかりだと自分を納得させて会社に向かいます。

会社までの道すがら、お湯を沸かした時のコンロの火を消してないんじゃないか?シャワーの水を出しっぱなしにしてるんじゃないか?など浮かんできますが、家を出る前に1度確認しているので家には絶対引き返しません。

職場での書類チェックも1回。

何度も見返したくなりますが1回。

もし、それでミスがあったら謝ればいいのです。

最初の頃は確認したくなる気持ちとの戦いでしたが、1か月もするとそんな気持ちはどんどん薄らいでいき、3か月もするころにはたまに確認したくなるものの、確認病はほぼ僕の中から消えていました。

確認病になったきっかけがわからない

僕は当時パワハラを受けていたとか、嫌なことをされていたということもないですし私生活で問題があったわけでもありません。

精神的に追い詰められていたわけでもないのに、突然確認病になったのです。

いまだに何故確認病になったのかは解りません。

強迫性障害というらしい

僕はずっと「確認病」と呼んでいましたが、「何度も確認せずにいられない」症状を「強迫性障害」と言うみたいです。

このような状態になったら早めに精神科に行った方がいいみたいですね。

行かなくても治った僕は、多分症状が軽かったんでしょう。

現在

今は「あのときの確認病は何だったんだ?」と思えるくらい確認したい気持ちは起きず、逆に「もっとちゃんと確認しないと」と思うほど大雑把になってしまいました(笑)

というか、僕は元々が大雑把な性格なんです。

「確認」と言う行為は、大雑把な性格の人よりも神経質な性格の人の方が多くするはずです。

だからこそ、自分が一時期「確認病」になったことが解せません。

いまだに原因はわかりませんが、自分が「確認病」になったことで「大雑把な自分でも確認病になるんだから、こういうことは誰にでも起こりうることなんだ」というのを身を持って知ることができました。

現在、僕の身近には確認病の人はいませんが、もし誰かが確認病になっても奇異の目で見ずに「その気持ちわかるよ」と言えると思います。

それでは、またですー。

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