こんにちは、ゆんつです。
11年ぶりのPC自作の第5弾の記事となります。
前回の記事では組みあがったPCにWindows10を「UEFIモード」でインストールしました。
無事にOSをインストールできたので、これでPCを使うことができます。
PCが使えるようになったら、まず気になるのは新PCの性能です。
さっそく新PCに各種ベンチマークアプリをインストールしていろいろと計測してみました。
今回は新PCの各種ベンチマークと11年前に自作した旧PCのベンチマークとの比較について書きたいと思います。
CPUの性能
新PCのCPUは「Ryzen 3500」です。
「Cinebench R20」を使ってベンチマークを行いました。
結果は以下の通りです。
Ryzen 3500 | |
CPU | 2630pts |
CPU(Single Core) | 472pts |
MP Ratio | 5.57x |
CPUにはリテールクーラーをつけています。
室温が26度くらいの状況のときのCPUの温度は
- ネットサーフィンなどの軽い作業をしているとき → 約40℃
- PhotoshopとIllustratorなど複数のアプリを起動して作業 → 45℃くらい
- ゲーム(Path of Exile)のプレイ中 → 45℃くらい
- 沢山アプリを立ち上げて動画の編集や画像の編集をしつつ、なおかつ裏で高画質の動画流す → 53℃くらい
CPUの温度の目安は
- 低負荷時で室温~40度前後
- 高付加時で60~80℃
くらいが目安みたいなので、僕の使い方ならリテールのクーラーで全然問題なさそうです。
旧PCのCPUはIntelの「Quad Core 9650」
測定結果は以下の通りです。
Quad Core 9650 | |
CPU | 505pts |
CPU(Single Core) | 186pts |
MP Ratio | 2.72x |
旧PCと新PCではCPUは5倍以上。
Single Coreが約2.5倍。
MP Ratioが約2倍という結果になりました。
まあ10年以上前とのCPUとの比較ですから、当たり前の数値といえばその通りですが(笑)
これまでストレスを感じていた動作のもっさり感がなくなって、どんなアプリもきびきび動くようになりました。
グラフィックボードの性能
新PCのグラフィックボードはMSIの「Radeon RX 570 ARMOR 8G J」です。
「3D MARK」を使ってグラフィックボードのベンチマークを行いました。
結果は以下の通りです。
Time Spy | |
スコア | 3910 |
グラフィックのスコア | 3755 |
グラフィックテスト1 | 25.41FPS |
グラフィックテスト2 | 20.86FPS |
CPUスコア | 5106 |
CPUテスト | 17.16FPS |
旧PCではほとんどできなかったPCゲームもできるようになりました。
すぐにSteamをインストールしました(笑)
そして何より嬉しいのがYouTubeで4Kなどの高画質動画を見られるようになったことです。
旧PCではHD動画でもカクついて、4K動画は紙芝居みたいになって音声だけが流れるような感じになってまともに見れなかったんです。
高画質で動画を楽しめるようになったので良かったです。
ところで旧PCとの比較ですが、旧PCのスペックでは3D MARKの「Cloud Gate」でしかベンチマークが行えませんでした。
新PCで「3D MARK」を実行したところ、実行できるベンチマークの一覧に「Cloud Gate」がありませんでした。
ですので新PCは「Timespy」、旧PCは「Cloud Gate」による測定となります。
ですので数値の比較はできませんが、参考記録として旧PCのスペックも掲載しておきます。
使用していたグラフィックボードは SAPPHIREの「HD4830 512MB GDDR3 PCIE」です。
旧PC(Cloud Gate)
|
|
スコア | 6689 |
グラフィックのスコア | 9549 |
グラフィックテスト1 | 44.56FPS |
グラフィックテスト2 | 38.87FPS |
物理スコア | 3266 |
物理テスト | 10.37FPS |
SSDの性能
新PCではシステムドライブとしてM.2 SSDの「CT1000P1SSD8JP」を装着しています。
「CrystalDiskMark」を使って速度を計測しました。
測定結果は以下の通りです。
CT1000P1SSD8JP | Read[MB/s] | Write[MB/s] |
SEQ1MQ8T1 | 2123.36 | 1994.57 |
SEQ1MQ1T1 | 1777.07 | 1958.76 |
RND4KQ32T16 | 969.93 | 1307.66 |
RND4KQ1T1 | 73.91 | 206.45 |
M.2 SSDの読み書きの速さは相当で、読み込みも書き込みもあっという間に終わります。
アプリのインストールが速いのなんの!
感動するくらいの速さです。
ついでにDドライブとして購入したWESTERN DEGITALの「WD40EZRZ-RT2」という4TBのハードディスクの速度も計測しました。
結果は以下の通り
WD40EZRZ-RT2 | Read[MB/s] | Write[MB/s] |
SEQ1MQ8T1 | 202.38 | 194.42 |
SEQ1MQ1T1 | 197.99 | 193.38 |
RND4KQ32T16 | 2.32 | 2.39 |
RND4KQ1T1 | 0.58 | 2.18 |
M.2 SSDと比べるとかなり遅いですが、ブログ記事や画像・動画の格納庫として使っていてそれほど速さは求めていなかったので気にはなりません。
旧PCのハードディスクは「WD6400AAKS-22A7B0」という640GBのハードディスクです。
測定結果は次の通りです。
WD6400AAKS-22A7B0 | Read[MB/s] | Write[MB/s] |
SEQ1MQ8T1 | 109.24 | 110.93 |
SEQ1MQ1T1 | 110.30 | 103.17 |
RND4KQ32T16 | 1.12 | 1.09 |
RND4KQ1T1 | 0.51 | 1.08 |
ハードディスク同士で比較しても、新PCと旧PCではほとんどの数値が2倍くらい違いますね。
M.2 SSDとの比較では恐ろしいくらい数値が違います(笑)
そりゃ快適になるわな
M.2 SSDを使ったら、システムドライブをHDDにするのにはもう戻れなくなります(笑)
快適すぎる!
起動時間
新PCと旧PCのPhotoshopとillustratorの起動時間です。
旧PC | 新PC | |
Photoshop | 約1分30秒 | 約8秒 |
Illustrator | 約1分 | 約8秒 |
旧PCではAdobe系のアプリを起動してから使えるまでにはトイレに行けるくらい時間がありました。
新PCではその時間がかなり短縮されすぐに使えるようになりました。
おかげでトイレに行く間がなくおもらししてます
嘘つけ!
アプリが立ち上がるのを待つ時間が無くなり、快適に作業できるようになりました。
浦島太郎状態です
今回組み立てたPC以外で、僕が普段使うPCで一番新しいものは仕事場の3年前のPCです。
そのPCもCPUが古めで記憶装置がSSDではないので速度は早くないです。
今回、まだ発売されて半年ほどのRyzen3500や初めてのM2. SSDでPCを自作してみて
今のPCはこんなに速いのか!
と驚きました。
今回作ったPCは性能的にエントリークラスのPCだと思うんですが、エントリークラスでこれだけ早かったらハイクラスのPCはどれだけすごいのか想像もできません。
僕の用途ではきっと使いこなせないと思います(笑)
いまは毎日、新PCを触っては
速えーな
とつぶやくのが日課になっています。
ようやく現代社会に追いついた気がします。
というわけで新PCのベンチマークでした。
それでは、またー。
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