こんにちは、ゆんつです。
僕の家には「金のなる木」があります。
「一攫千金」や「富」、「幸運」など縁起の良い花言葉を持つ金のなる木。
花言葉通りの幸せなことは起きていませんが、金のなる木のぷっくりとした厚みがあるツヤツヤした葉を見ていると何だか心が癒されます。
2020年8月。
この木に、ある虫が訪問してきました。
ゴマダラカミキリです。
こいつは、僕が目を離していた半日くらいの間に金のなる木をガッツリと食い荒らしてしまいました。
ただ、食害にあった部分こそガッツリとえぐれていましたが、食べられていない部分はとても元気そうでした。
ですので僕はゴマダラカミキリを捕まえて別の場所に逃がし、駆除は完了したと思っていました。
ところが・・・
駆除できてなかった
金のなる木がゴマダラカミキリの食害に遭ったあと、ゴマダラカミキリが植物に与える害についてネットで調べました。
分かったのは、ゴマダラカミキリの成虫は幹や葉を食い荒らし、幼虫(別名:テッポウムシ)は幹の中を食い荒らすということでした。
僕の家の金のなる木を食い荒らしたのは成虫。
ですので、木の表面からゴマダラカミキリを取り除いたら、それで対策はバッチリだと思いこんでいました。
ところが、2021年に入ったころから、金のなる木は急激に元気をなくします。
また、この頃から金のなる木の根元の辺りに茶色いおがくずのようなものが積もっているのを見かけることもありました。
でも、僕はそれを見ても
何だこれ?
と思うだけで何もしませんでした。
いまさらになって調べてみると、株の根元のおがくず状のものはゴマダラカミキリのフンで、幼虫が幹の中を食べ進んでいるときに見られるそうです。
僕は成虫を退治したから大丈夫だと思っていましたが、実際には金のなる木にはゴマダラカミキリの卵まで産み付けられており、元気がなくなった時はまさにゴマダラカミキリの幼虫がどんどん幹の中を食べ進んでいたのです!
この時に幹を注意深く観察し、テッポウムシが空けた穴を見つけて殺虫剤を注入すれば助かる可能性もあったみたいですが、僕は何も対策をしませんでした。
ゴマダラカミキリを発見してから1年半経過した金のなる木です。
幹は穴だらけで、ぐったりとして無惨な状態です。
幹の中はボロボロでした
この状態からは復活できそうにないので、残念ですが処分します。
引き抜いた金のなる木は、まるで枯れ枝のようにわずかな力を加えるだけで色んな部分からポキポキ折れます。
折れた切断面をみると、まるでマカロニのように穴が開いていました。
穴は根の辺りまで通じており、根に近い部分にはおがくずのようなボロボロしたものが沢山詰まっていました。
これじゃ元気がないはずだ
僕の不注意で可哀想なことをしてしまいました。
新しい命
金のなる木がゴマダラカミキリに枯らされてしまいましたが、かろうじて元気だった部分を切り取って挿し木にしました。
挿し木は2か月ほどで根付き、現在少しづつ成長しています。
この挿し木が枯れてしまった金のなる木の大きさまで育つには数年かかると思いますが、ゆっくり成長を見守りたいと思います。
もしまたゴマダラカミキリを発見したら。
今回の失敗を生かし早めに対処するつもりです。
金のなる木を育てている皆さん。
もし、金のなる木に成虫のゴマダラカミキリを見かけたら。
成虫を駆除するだけではなく、卵や幼虫の可能性も考えて対応したほうがいいですよ。
僕が身をもって得た教訓です!
それでは、またー。
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