こんにちは、ゆんつです。
この傘はどこで売ってる傘だと思いますか?
これはセブンイレブンで売ってる傘です。
安い割に軽くて結構丈夫なので気に入っています。
今日はシェアハウスでの、この傘にまつわる思い出について書きたいと思います。
傘問題
僕が住んでいたシェアハウスには入居当初は大きな傘立てが無く、ゴミバケツを大きくしたような簡素な傘立てがありました。
ハウスは40人近い住人がいたので、当然そんな傘立てでは足りないし清潔感もなかったのでその傘立てにはボロボロの傘しか入っておらず、ほとんどの人は玄関で水を切って傘を部屋まで持ち帰っていました。
僕も自分の傘は部屋まで持ち帰りベランダに置いていました
ところがある日、玄関に、学校にあるような1本ずつがマス目で区切られて傘が沢山収納できる大きな傘立てが据え付けられました。
住人は皆喜びこれまで傘を部屋まで持って帰っていた人たちがこぞってこの傘立てに自分の傘を入れるようになりました。
すると傘立ての半分くらいセブンイレブンの傘がずらっと並びました。
ハウスのそばにセブンイレブンがあり、入居者のかなりの人たちがそこでビニール傘を買っていたのです!
傘立ては入れる場所が決められているわけでは無いので、場所を覚えずに適当に突っ込んでしまうと、セブンイレブンの傘を使っている人は全然見分けがつかず自分の傘が解らなくなります。
ここで団結力のある住人や、細かいところまで手が届く運営会社なら、傘立てに部屋番号のシールを張るなどして区分して同じ傘でも迷わないような対策をするんでしょうが、僕のハウスはそういう所ではありませんでした。
ですので、個人個人が対策をする必要がありました。
僕がとった対策
僕は学生のころにやっていたように、一目で自分の傘とわかるように傘の持ち手の周囲をマジックでグルッと一周囲んでマークをつけることにしました。
これにより、一目で自分の傘だと解ります。
これは効果が絶大で、朝自分の傘がどれかわからずに傘立ての前で悩む人をよそに、すっと傘立てから傘を引き抜いて颯爽と出勤することが出来ました。
これにより傘をどこに入れたかを覚えておく必要もなくなったのです。
他にも同じ考えの人は沢山いて、日を追うにつれて思い思いのマークが入った傘は増えていきました。
同じような傘が出現!
このマークを付けてから約1月後。
雨が降る中を出勤しようと傘立てから目印を見つけて自分の傘を取ろうとすると僕と同じマークのセブンイレブンの傘が2本あります。
マークの位置や太さも似ていて自分でもどちらが自分の傘か確信が持てません。
僕の膝はガクガクと震えました。
2本をじっくりと眺めてみても見分けがつかないのです。
僕は自分の癖を思い出しました。
僕は傘を杖の様に地面について歩く癖があるので傘の先端が酷く摩耗します。
2つの傘の先端を見てみると一つは酷く摩耗していて、もう一つは綺麗でした。
これにより先端が摩耗している方が僕の傘であることがわかり、それを持って出勤しましたが予想外の時間のロスでした。
会社から戻りラウンジに行って聞いてみると、考えが似ている人がいて偶然に同じマークになったようでした。
僕たち以外にも、持ち手部分に色テープを貼って区別するというアイディアが似てしまい見分けがつかなくなった人などがいました。
最終的に、ハウスでもっともポピュラーなセブンイレブンの傘を区別する方法は、傘の柄に苗字やニックネーム、イニシャルを書くという方法になりました。
振出しに戻る
傘立てが設置されてから半年位たった頃、傘立てにある傘の数は入居者の数以上になり(※退去した人が放置するため)、既に傘が入ってるマスに更に傘が突っ込まれ傘が傷んだ等の話を聞くようになりました。
僕はセブンイレブンのビニール傘ですが壊されたくなかったので、再び傘を自分の部屋に持ち帰るようになりました。
結局は元通りです。
その傘は、シェアハウスを退去するときに知り合いの住人で傘がちょうど壊れた人がいたので貰ってもらいました。
雨降りの日にセブンイレブンの傘をさしていると、「あの傘は今でも元気にしてるだろうか?」とふと思い出すことがあります。
やっぱ部屋に持ち帰るのが一番安心
シェアハウスに通算5年間住んでいて思ったのは、傘立てがあっても傘は部屋に持って帰るのが一番安心ということです。
勝手に使われたり、壊されたりする心配がないですからね。
オシャレで値段の高い良い傘を何も知らずに傘立てに入れて、同じマスに傘を突っ込まれたり傘同士がぶつかったりして傘の骨が折れたり、曲がったりして悔しがってる人も見たことがあります。
傘に限らずお気に入りの靴とか傷つけられたくないものは自分の部屋に持ち帰るのがシェアハウスで楽しく暮らす基本だと思います。
それでは、またー。
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